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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

清流鱸 パワースピンで釣る?

シーバス釣りも含めルアーフィッシングのタックルに○○専用タックルとい
うのが定着して久しい。

その昔、タックルはフィールドに合わせて自分で考えたものだった。
他の釣りからの流用、改造は当たり前、自作する事も多かった。

もう一度あの竿で釣りをしてみたい・・・・・

ロッドの束から1本を探し出す。
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UFMウエダ Pro4 HT-610S Hatchet  
6フィート10インチ  6~14lb 1/8~3/8OZ 2001年製。


当時のウエダのファクトリーに依頼しグリップ長はシーバス仕様に改造している。

これが僕の東京湾時代、丘っぱりとボートゲームの両方で活躍したタックルである。

昔話ではあるけど、バッシングスピンというロッドが30年前にはあった。

当時、バスフィッシングのタックルといえば、まだベイトタックルが主流で、スピニングはどちらかと言えばトラウト用というのが時代の考え方だったのである。

時は流れ、昨今のバスフィッシングにおいて、スピニングタックルはライトリグでワームを使うという位置付けになり、所謂バッシングスピン(短くてパワーのあるスピニングロッド)でプラグを使う等という考えは時代遅れの古い考えかもしれない。

パワースピンの定義は「短くて強いスピニングロッド」である。

ロッドの短さはより精度の高いキャストアキュラシーを可能にしてくれる。高弾性のバットパワーは大型の魚を止めるだけのリフティングパワーをもっている。

市販のロッドで大型のシーバスにも対応したショートロッド(7フィート以下)は意外に少ない。

シーバス釣りのスタイルは回遊待ち的な要素が強い為、アキュラシー(正確性)よりもディスタンス(飛距離)を優先するからである。

そして7フィート以下はライトゲームとしての位置付けが強くどうしても7~5cmクラスのプラグやワームの操作性を優先したものになっている。

小型プラグのみならず大型のプラグやバイブレーションをタイトなストラクチャー(橋脚の裏、係留船の船体スレスレ、バースの中)をトレースしたい。65cm2Kgまでを抜き上げ出来るロッドが欲しい。

飛距離はどうか?

実はロッドが硬ければ硬たいほどキャスト時にルアーの初速を上げる事が出来るので飛距離は伸ばす事が出来る。

もちろんルアーのウエイトとのバランスも重要だけど。

短くて強く硬く素早く振りぬけるロッド。

それを具現化したのがこのタックルである、本来はバス用の不人気なパワースピンであるがシーバス釣りには最適であった。

僕がまず自腹で試作を作り、東京湾への釣行を重ねて釣り方を構築して行った。釣果報告をしに馴染みの釣具屋へ行き提案をする。

「今までに無い面白い釣りがある」という提案である。

やがてオリジナル商品としてラインナップして頂く事になり。
買った人には僕の無料ガイド付き・・ノーギャラで(笑)

実際釣って見せて釣場をガイドして釣ってもらうというのを繰り返した。
内陸の釣具屋でシーバス釣りを流行らせ売り上げに貢献した。

もちろん店員でも何でもないんだけど、それは恩返しである。
店の売り上げが伸びれば、僕は好きなルアーを仕入れて貰える。
仕入れたルアーで釣って見せてそれを売る。

実は当時の方が今よりも釣果優先でテスターぽい事してた?

そんな気がしたり。

自分以外の何かの為、人の為、義理人情で魚を釣る事もある。

さて、今回は家の前の筑後川、護岸から散歩がてらにチョイ投げ。

本来の目的は釣行ではなく、散歩です。

コツン!とバイトがあり本流のヨレを流していたルアーが止まってしまう。

ロッド任せのパワーファイト開始!(先日とやってる事違うじゃん?)
フックは太軸の2番、リーダーは太いから問題無い。

増水中の流れで、魚のパワーには多少驚いたけど、釣れちゃった・・・って感じ・・・
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D社2500番のリールにはPE1.5号、リーダーは30lb。

このタックルであれば12~14cmクラスのプラグや1オンス程度のルアーもカバーできる。

結論、○○専用タックルの必要性は疑った方が良いってこと。

やはり自分専用が一番です。

僕の立場で言ってはいけないのかもしれないけど、道具選びに重要なのはスペックではなくて、遊び心のある適材適所な考え方だけです。

実はこのロッドで魚を釣るのは10年ぶりくらい。

今とは正反対の当時の僕の考え方がタックルに出ていて面白い。

こういう方向性もあるというのを参考にして頂けると幸いです。
 

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