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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

トレーニングとしての小物釣り (フライフィッシング・オイカワ)

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ルアーフィッシングが淡水の釣りの全てではない。

競技の釣りを除けは、釣りを楽しむ事において、釣りのジャンルや魚種、そして魚のサイズに優劣がある筈も無く。

自分が住む場所の身近なフィールドで色々な魚釣りを嗜む事が、僕にとっての釣りである。

敷居が高いなんて思われがちのフライフィッシングも、僕にとっては身近な釣りのひとつ。
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身近な魚の中でも好きな魚種はオイカワ。

フックサイズにして20~24番のミッジと呼ばれるドライフライで釣るのが面白い。
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オイカワの為に、このサイズのユスリカを模したフライを自作する。
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本当に日本の淡水魚は美しい。

それを釣る為に日々キャスティングを磨き、流し方を考え、フィールドで試行錯誤を重ねて行く。

秋の夕暮れに、小川に立ちループを描く、どれだけ大人になっても、子供の頃から親しんだ小魚に熱中する時間は特別な時間であることには変わりない。

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カワムツはオイカワよりも大型に育ち緩い流れを好む。

瀬はオイカワ、淵はカワムツと棲み分けをしている。

その二種を釣り分ける事も可能である、唯一言える事は小魚の釣りはたまたま釣れたというのは皆無であり、きちんと狙いきちんと釣る事をしなければ相手にしても貰えないものである。

つまり魚が釣れたのか?狙って釣ったのか?という部分においてはより狙って釣ったに近い釣りが展開できるのがこの釣りであると僕は思っている。

これを考えるようになると、トラウトやシーバスなど他の釣りにも釣分けを置き換えて考える事ができるように成る。

大物と小物の釣り分け、魚種毎の釣り分け、活性の高い魚と低い魚の釣り分けなど無限にある。

様々な釣りの要素が詰ったこのオイカワ釣りを只の小物釣りなどと侮ってはいけない。

自分の釣りに多少のズレが生じた時、素早く修正をするのに僕はこのトレーニングとしてもこの釣りを用いている。

釣りに丁寧さを失ったとき、魚の探し方が見えなくなったとき、アワセや竿捌きが雑になったとき。

自分の釣りを正すのには反復する練習方法が良いと考えている。

そして、この日も1時間ほどで20匹程度の魚が遊んでくれた。

リズム良く、流し方やキャストのミス無く、連発させることも。
釣りの基礎を練習するには最適であると言える。

大物釣りはチャンスが少ない、一度のミスが1本出逢えるのか否かを決定してしまう。ところがオイカワ釣りは沢山魚が居るので、掛ける寄せる逃がすを反復でトレーニングすることが出来て、結果釣りのレベルを上げて行く事が出来る。

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勿論、純粋にこの「釣りが楽しい」というのが前提であるけど。

季節や風を感じる事や、空を見る事や、水の色を見る事や、植生を見ることでカレンダーに対してシーズンの進み具合がどうであるか?を察する事も可能だったりする。

僕にとっての釣りは、釣りとしての総合力を求める世界でもある。

大物~小物まで何でも釣る事が出来る事。

どんな季節でも魚の動きを把握している事。

最終的には、その瞬間に釣る事も釣らない事も自由に選べる釣師に成りたい。

なぜなら、それが本物の自由な釣りだと思うから。

この日、短い時間ながら集中した良い流れを満喫した釣りだった。

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