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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

▼ 有明鱸の秋　最後の一投　

  • ジャンル:釣行記
筑後川のシーズンも残り僅かとなり、今年を振り返りながら有終の美を飾りたいと云う事で、今回は大物を意識しての道具で挑んでみた。

正直、釣れる前から釣れる「予感」がしていた。
それに素直に従い、普段は用意しないルアーで、ロッドでフィールドに立ったのだが、結果から言えば、予想に反しながらも最後のワンチャンスをモノにできたから、終わりよければ全てよしと成った。

今期は8月になるまでまともに釣行が出来ず、前半戦は活動ができていなかったが、夏以降、6LBフロロラインを使用するライトラインタックルを導入し釣行を重ねてきた。
その意味は、自分の釣りの幅を広げたい、新しい世界を知りたいと思ったからに他ならない。

ご存知のとおり、ラインにはナイロン・フロロ・PE・ナノダックスとそれぞれ特性の違う素材のものが存在している。
巷では、僕は○○派というのを耳にするが、僕が目差す場所は全ての素材を使いこなす事であり、それぞれの特性も深く理解出来ていない状態なので拘るところではないと思っている。

さて、この夜も厳しい状況ではあるものの、デッドスローのフローティングミノーに触るようなバイトが数回あっただけで沈黙のまま時間は流れていた。
下流側の釣り座でキャストしていた筑紫次郎氏が僕と合流する前に一本キャッチだけでその地合も終わろうとしていたのだが、「有明鱸」がそこにいる存在感を僕は感じていた。


そして諦めてフィールドに背を向ける寸前キャストした最後の一投に
そのドラマは待っていたのであった。

８６ｃｍ　5キロクラスの有明鱸、その重量感、存在感、満足度は十分なものがある。
諦めない事だけが結果への近道であると僕は信じている。

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