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▼ 衝撃的な。
先日書いた「東京湾のサクラマス」ブログがなかなかアクセスが多くて、
それなりに反響はあるんだろうなぁと思ってたけれど、
それを上回ってて、ちとびっくり。
肝心の「サクラマスチャレンジ」は、
どうやら本命は姿を見れなかったらしいけど、
今後釣果でもあったら、
お魚判定アプリとかでどちらか調べてみてください。
で、タイトルの「衝撃」
衝撃にもさまざまあるのだけれど、
まさにシーズナブルな衝撃、
「落雷」
このGWは天候不安定で、
自分もゲリラ豪雨に遭遇しましたが、
その場所、
川崎新堤で落雷に遇った、いや「被雷したって人」の話。
日曜、ログにもアップした、昼過ぎから横浜沖堤行ったとき、
船が出るまでの間にヘチの常連さんと話してて聞いた話。
それはGW最中の5月4日。
長八が「18時まで便出すよ」って事で、
昼から18時までやろうかと思っていたが、
あまり予報が良くなかったので自分は行かなかった。
が、昼くらいは意外にも天候が良くて、
「行けば良かったかなぁ」
と思いながら、
野毛まで行って、WINSで馬券買ったりして(笑)
東京競馬場の10レースで、
発走が近づいた頃、
競馬場のある府中界隈で、大粒のひょうが降りだし、そのまま競馬は中止。
そのまま磯子キャスティングへ向かい、
屏風浦駅に着いた頃には、
空は光りまくり...
それが15時くらいの事。
ちょうどその頃、
川崎新堤の5番から上陸して、
ヘチで黒鯛を狙っていた人の中に、
その常連さんもいた。
6番灯台が見える付近にいたようなのだが、
そこで少し天候の変化を感じたらしい。
良く雷が近づくと、
カーボンロッドが、
ブーンブーンと振動して、
手がピリピリするなんて話があります。
空気中の静電気をロッド等が拾い、帯電することによるもので、
キャストするとビリっとしたり、ティップから火花が散ったりすることもあって、
バッシーもピリピリするのはしばし経験してて、
肘くらいまでピリピリが伝わるようだとちとヤバいな、と言う感じでロッドを地面に置いて釣りをしばらくしないで様子をみる、という風にしてます。
が、この時、
ヘチの人は誰もピリピリすら感じなかったらしいのです。
常連さんは竹竿を使っていたので当然なのですが、
カーボンロッドを使っていた人も何も感じなかったようなのです。
それでも天候の「ヤバそうな」変化を感じた常連さんは、一先ず竿を堤防に置いて、
ベースへと戻ろうとして、
他のヘチ師二人を連れて歩いていたそうですが、
その時にそれは起こったそうです。
北の空の、灯台方向を眺めながら歩いてると、
稲光がしたと思ったら、
首の後ろに「ビッ!」と衝撃を感じたそうです。
すると、
すぐ後ろの人が「痛っ!」と叫んだのと同時に、
最後尾の人は、その場に崩れ落ちたのだそうです。
さらに前方に見えていた灯台付近にいて、
ロッドでキャストしていた人がその場にうずくまるように崩れ落ちた。
どうやらこの人は、瞬間気を失ったのだと言うことです。
海側に崩れなくて良かった。
で、ヘチの人。
最後尾の人が崩れ落ちたのに気づいたのですが、
それがあまりにタイミングが良すぎて、
「上手く雷、避けたなぁ」
なんて思ったそうですが、
実はもろに喰らっていた、と。
幸いその後も釣りを再開できたくらい、
何事もなかったくらいで済んで良かったのですが。
この話、
文字に書いてみるとなんか大したことない感じになっちゃいますが、
バッシーにとっては結構衝撃的でした。
それは、
・いつも通ってる場所で起こった
・竿の短いヘチの人に起こった
・竿置いてるのに起こった
と言うこともそうなのですが、
「前触れなく起こった」
のが、一番衝撃的。
だって、
避けようがないじゃん!
まぁ、
バッシーが正解だったのは、
この日の天気図を見て何か怪しかったので、
「行かなかった」と言うことでしょうか。
これを書いてる火曜日も、
朝から雨だったこともありますが、
天気図を見ると雷来そうだなぁと思って釣りをお休みしましたが、
やはり結構な雷雨になったので、
これまた正解だったようで。
ヘチの人たちは、
竿を置いてるのに被雷してしまった訳ですが、
それでも「ちょっとした気象の変化」を感じたところで、
竿を置いたり、ロッドを寝かせて持っていたことで多少被害を小さくできていたとも言えるかもしれません。
以前も「ゲリラ雷雨」のことをログに書いたことがありますが、
これ、
天気図や気象に関する知識があれば、
多少は予測することが出来ます。
落雷に仕組みは、
雲の中で重さの違う氷がぶつかり合うことで生じた静電気が、
雲の中に貯めきれなくなって、
地面に放電される訳ですが、
この雲の中で氷が出来やすい状況は、
東京湾付近で言えば、
・温かいけど北関東~東北に寒冷前線がある
・昼以降に風向きが北寄りに変わる
・雨が降る予報
・気圧が下がる予測
これらは事前に把握できる情報で、
現場で体感するもので言えば、
・朝から空気が湿って重い感じ
・北の空の雲が厚い
・暑いと感じていたが、そうでなくなった
遠くの空が光ったとか、
ロッドやリールがビリっとするとか、
火花が散るとかなれば、
当然「ヤバい」となるのですが、
気象の変化で予測が出来ていれば、
今回のように前触れなく起こるタイプの雷は、
今回のように最初に落ちたのが自分だったって可能性もあるわけですから、
「ヤバくなるかも」が分かれば、
そうした危険を回避できる確率があがります。
自分もそうなのですが、
「まぁそう人に落ちるものではないだろう」
って思いますよね。
実際、
人に落ちることは多くはないのですが、
年間で落雷による死者は20名ほどで、
「落雷による死者の多いレジャー」は、
ゴルフではなく、釣りだそうです。
今回のものは落雷とは少し違うのですが、
特に何もない沖に作られてる沖堤なんかでは、
「ロッドという避雷針持ってる」ので、
街中を歩いてる人よりはるかに落雷の危険度は高いはずですし、
恐らく日本列島は、
既に亜熱帯に近い気候なので、
スコール等のゲリラ的な豪雨や雷雨の頻度は高くなっているので、
「雷の気配」を感じるための予備知識くらいは知っておくのは、
自分のみを守るために必要なのかもしれませんね。
また日曜も雨予報か...
- 2019年5月14日
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