【横浜鬼斬会　ａｔ　ｆｉｍｏ】壁当て下

今回「壁」を取り上げた理由は、
その「もう１つの壁」の存在があるからです。

基礎。
それは、流れに大きな変化を与えるモノ。

基礎と平行な流れであっても、基礎を境目に遠くと手前では流れが変わります。

左から右に流れがあったとしても、
「手前は速いけど、基礎付近から緩くなる」
なんて事を経験したことがあると思います。

その境目が、壁です。
しかもそれは水面～ボトム方向だけでなく、
「カウント１０くらいから流れが速くなる」みたいな横に拡がる壁（天井？床下？）も存在します。

で、シーバスよりも遊泳力が弱いイワシ等は、ここに差し掛かると、
・速→遅
・遅→速
または
・正反対の流れ
に乗ってしまうことになり、いずれにしても一瞬ヨタついたり、制御が効かなくなるのです。

シーバスは、そこを狙ってる訳です。

沖から堤防方面に逃げたイワシが基礎付近で違う流れに乗り損なう、
または表層のレンジに逃げたイワシが天井に当たり一瞬戸惑う。

なので、最初に説明した基礎付近～ボトムはもちろん、
その上層レンジも壁として狙いが立つので、
先程のルアーで言えば、ミノーだったりシンペン、またはトップまでもが攻略するのに必要なルアーとなる場合もあるので、
そう考えると流れの変化の釣り方そのものと言った方が理解しやすいかも知れませんね。

で、もっとも展開がアツくなるタイミングは、と言うと、
「流れの速さや向きが変わる前後」

良く言われるタイミングではありますが、
自分はこれも
「動く歩道の終点」
または
「動く歩道が逆向きに動き出した」
と捉えてます。

つまりは壁の向きや位置が変わるからだと。

当然それまでとは狙い方やルアー等を変えないといけないのですが、基本的な狙い方は一緒。

厄介なのは、それまで反応が得られていたのに、流れが変わったら反応が無くなったなんて事が良くあるのです。

まぁそれは仕方ないので、それまで反応があったのと違う場所、レンジに壁が出来ている場合があるので、
それを探り直すと言う事は必要になります。

「もう１つの壁」と表現しましたが、
シーバスがストラクチャーとかではなく、
「流れとその変化を狙う」釣りなので、
基礎を狙うと言うより、本当に狙うべきはコチラと言っても良いのかもしれませんね。

必ずしも基礎ベッタリにできる訳ではないし、
ルアーをキャスト、リトリーブしてみないと解らないので、気づかない人は気づかない。

と言うことは、自分だけのスポットを見つけられたりすることもありますから、是非頭にいれておいてみてください！