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▼ 際を攻める。
まだ際で釣ったことがない、とか
際を狙うイメージが湧かないなんて、
初心者の方に向けたログです。
一番攻めやすいようで、
なんかテクニカルなイメージのある「際」。
既にそれなりの経験値を積んだはずの自分でも、
際は「やってみないと判らない」し、
どう攻めるのか、毎回頭を悩ませます。
でも、その見返りは大きく、上手くはめる事ができれば爆発力のある、魅力的なステージ、それが「際」。
良く行く沖堤では、朝イチに一斉に際を攻める人で賑わいます。
やはり朝イチに際を攻めると言うのは、一つ定石に敵った事ではあります。
が、それ以外の時間帯でも、もちろん際で釣れるシーバスは居ます。
ここでは、時間帯や状況によるルアー等の使い分けを、沖堤での時間の経過をイメージして紹介してみます。
「朝イチはワームは極力使わない」
ワーミングが得意な人は別ですが、
主にミノー系で攻めるのが賢明です。
1つには「スピーディー」。
薄暗い時間や濁りがあるようなら速く引いてくる必要はないのですが、
ミノー系のある程度の速度に反応してくる、アグレッシブなシーバスを最初に狙った方が早い時間に一本を獲れるので、精神的にもその後の展開がラクになります。
もう1つは「レンジはルアーが決めてくれる」。
ミノー各種は、最適なアクションの出る速度があります。
沈むルアーであっても、その速度でベストなアクションが出るように設定されたレンジがあります。
言い換えれば、そのミノーのベストレンジとリトリーブ速度を知ってさえいれば、あとはオートマチックにサカナを誘ってくれます。
先日ログで書いた「レンジ」が重要な訳ですが、
ワーミングをお奨めしない理由は、狙ったレンジをちゃんと引けているかなどが、身体で覚えられていないと、検討外れなレンジをざっと引いている、なんてことになるのが、初心者の方にミノー系をお奨めする理由です。
もう1つ挙げると、沖堤でミノー系で釣った経験のない人が多いと思います。
ですが、どんなカタチであれ、ミノー系で釣れたりすると、色々なルアーを試してみるきっかけになり、引き出しを増やしていく事にもつながるので、「入り口」としてお奨めしています。
さて、太陽も昇り出しました。
朝イチは反応が良かったレンジも、バイトが少なくなってきました。
この時間帯でワーミングを投入するのが1番やり易いのですが、
今からの時期は明るくなり出すと、ワーミングでさえ反応を得られる時間は長くはありません。
7時台が限界だと思ってください。
これくらいになると、キャスティングに切り換える人が多いと思いますが、まだ際から絞り出す事ができます。
「縦の動きを織り混ぜる」
「レンジ」のログ第2弾で取り上げようとしていた内容です。
シーバスには、
「縦の動きに反応が良いタイプ」
「横の動きに反応が良いタイプ」
「どちらの動きにも反応が良いタイプ」
「どちらの動きにも反応が悪いタイプ」
がいます。
水深2m程度でも岸ジギで釣れるシーバスがいるのも、これが理由だと思っていますが、
同じ個体でも、縦に反応する時と横に反応する時がありますので、そこは柔軟に。
気圧に関係があるようで、
気圧が上がっている、または高い時は縦系の動き、
気圧が下がっている、または低い時は横系の動き、
それぞれに反応が偏る傾向があります。
だからなのか、
明るくなってきてからは、縦系の動きを織り混ぜて狙います。
といっても岸ジギではなく、いわゆるダート系のルアーを使います。
トラブルが少なく、扱いやすいと言う点では、
バクリーダート+DSヘッド10gと言う組み合わせが沖堤では使いやすいです。
これを、一旦斜めにボトムまで落としてから誘い上げてきたり、
少し遠くの際に落として、カラス貝等のあるレンジの少し上を横方向に引いてきたりします。
いずれの場合もダートの動きを混ぜる訳ですが、
良くダートでシーバスを狙っている人で見かけるのは、
「ずっとダートをし続けている」
青物を狙うのでしたら、それで良いですがシーバスの場合は、必ず「喰わせる間」を作る必要があります。
ダートの間の一瞬のフォールでも喰ってきたりはしますが、余程やる気のあるシーバスに限定されます。
それにダートをやり続けると「疲れる」(笑)
滅多に釣れないのに疲れる、ときたら自然とやらなくなっちゃいます。
ダートの合間にフォールとただ巻きを入れる。
ダートは、最初の弾きのみ力を少し入れますが、あとはそれによって出来たラインスラックをピシッと叩けばOKです。
特に際を狙っているときは、派手にダートさせて際から離してしまっては意味がありません。
軽くダートさせただけでも、十分なアピールになっています。
フォールを入れるのは、レンジの調整。
喰わせの間は、ただ巻きの時です。
(ダート→フォール→ただ巻き、ただ巻き→フォール→ダートなどの順序は色々試します)
フォールに入った時、
フォールからただ巻きを始めた時、
再びダートさせた時、
これら全てがバイトチャンスです。
連続ダートの時にもバイトしてきますが、この間にきっかけを作ってやるのはちょい難しいので、また別の機会に。
横方向に引いているときは、フォールは入れずにただ巻きの長さでレンジと喰わせの間を作ってやります。
いずれにしても、多くの方が使用している9フィート台のロッドだと、
ちょっと手元を動かしただけでルアーは結構動きます。
特に沖堤だと硬めのロッドの人が多いので、なおさら。
ちなみに自分は一回のダートでハンドル3分の1回転(約30cm)くらいで、焦らすように誘って、ただ巻きで追わせて、次のダートの間で喰わせるのをイメージしています。
なので柔らか目のロッド(キャスト兼用)で且つ人差し指でロッドを押す程度でダートさせています。
これだと疲れないですよ~。
明るくなると、何となくダラリとテクトロしている人が多いと思います。
滅多に釣れませんよね?
それでさらに「釣れねぇ」って気持ちになるのなら、短い距離でも良いので、ダートでしっかり狙って、あとは休憩するとかの方が集中できて結果につながると思います。
そうそう、最初に挙げたミノー系。
「レンジがオートマチック」と書いた通りなので、必ず数種類は用意しましょう。
・8~10cm前後のシャローランナー
・11~13cm前後のシャローランナー
・8cm前後のミッドランナー
は最低限持ってれば、大抵は対応できます。
最後に、たまに見かけますが
「ヘチ師の近くで際を狙うのはご法度」
元々沖堤を開拓してくれたのは、ヘチ師。
それでも今では、ルアーに理解をしてくれて共存、共栄を考えてくれています。
ルアーマン側でも逆に、嫌がられるようなことはせず、いつまでもお互い気持ちよく釣りできるように配慮しましょう。
結局、それなりに難しい内容も含んでしまいましたが、
これでもまだ「入り口」です。
ここから奥が深いですが、ハマると抜け出せないくらいに楽しい「際」。
次回から是非実践を!
際を狙うイメージが湧かないなんて、
初心者の方に向けたログです。
一番攻めやすいようで、
なんかテクニカルなイメージのある「際」。
既にそれなりの経験値を積んだはずの自分でも、
際は「やってみないと判らない」し、
どう攻めるのか、毎回頭を悩ませます。
でも、その見返りは大きく、上手くはめる事ができれば爆発力のある、魅力的なステージ、それが「際」。
良く行く沖堤では、朝イチに一斉に際を攻める人で賑わいます。
やはり朝イチに際を攻めると言うのは、一つ定石に敵った事ではあります。
が、それ以外の時間帯でも、もちろん際で釣れるシーバスは居ます。
ここでは、時間帯や状況によるルアー等の使い分けを、沖堤での時間の経過をイメージして紹介してみます。
「朝イチはワームは極力使わない」
ワーミングが得意な人は別ですが、
主にミノー系で攻めるのが賢明です。
1つには「スピーディー」。
薄暗い時間や濁りがあるようなら速く引いてくる必要はないのですが、
ミノー系のある程度の速度に反応してくる、アグレッシブなシーバスを最初に狙った方が早い時間に一本を獲れるので、精神的にもその後の展開がラクになります。
もう1つは「レンジはルアーが決めてくれる」。
ミノー各種は、最適なアクションの出る速度があります。
沈むルアーであっても、その速度でベストなアクションが出るように設定されたレンジがあります。
言い換えれば、そのミノーのベストレンジとリトリーブ速度を知ってさえいれば、あとはオートマチックにサカナを誘ってくれます。
先日ログで書いた「レンジ」が重要な訳ですが、
ワーミングをお奨めしない理由は、狙ったレンジをちゃんと引けているかなどが、身体で覚えられていないと、検討外れなレンジをざっと引いている、なんてことになるのが、初心者の方にミノー系をお奨めする理由です。
もう1つ挙げると、沖堤でミノー系で釣った経験のない人が多いと思います。
ですが、どんなカタチであれ、ミノー系で釣れたりすると、色々なルアーを試してみるきっかけになり、引き出しを増やしていく事にもつながるので、「入り口」としてお奨めしています。
さて、太陽も昇り出しました。
朝イチは反応が良かったレンジも、バイトが少なくなってきました。
この時間帯でワーミングを投入するのが1番やり易いのですが、
今からの時期は明るくなり出すと、ワーミングでさえ反応を得られる時間は長くはありません。
7時台が限界だと思ってください。
これくらいになると、キャスティングに切り換える人が多いと思いますが、まだ際から絞り出す事ができます。
「縦の動きを織り混ぜる」
「レンジ」のログ第2弾で取り上げようとしていた内容です。
シーバスには、
「縦の動きに反応が良いタイプ」
「横の動きに反応が良いタイプ」
「どちらの動きにも反応が良いタイプ」
「どちらの動きにも反応が悪いタイプ」
がいます。
水深2m程度でも岸ジギで釣れるシーバスがいるのも、これが理由だと思っていますが、
同じ個体でも、縦に反応する時と横に反応する時がありますので、そこは柔軟に。
気圧に関係があるようで、
気圧が上がっている、または高い時は縦系の動き、
気圧が下がっている、または低い時は横系の動き、
それぞれに反応が偏る傾向があります。
だからなのか、
明るくなってきてからは、縦系の動きを織り混ぜて狙います。
といっても岸ジギではなく、いわゆるダート系のルアーを使います。
トラブルが少なく、扱いやすいと言う点では、
バクリーダート+DSヘッド10gと言う組み合わせが沖堤では使いやすいです。
これを、一旦斜めにボトムまで落としてから誘い上げてきたり、
少し遠くの際に落として、カラス貝等のあるレンジの少し上を横方向に引いてきたりします。
いずれの場合もダートの動きを混ぜる訳ですが、
良くダートでシーバスを狙っている人で見かけるのは、
「ずっとダートをし続けている」
青物を狙うのでしたら、それで良いですがシーバスの場合は、必ず「喰わせる間」を作る必要があります。
ダートの間の一瞬のフォールでも喰ってきたりはしますが、余程やる気のあるシーバスに限定されます。
それにダートをやり続けると「疲れる」(笑)
滅多に釣れないのに疲れる、ときたら自然とやらなくなっちゃいます。
ダートの合間にフォールとただ巻きを入れる。
ダートは、最初の弾きのみ力を少し入れますが、あとはそれによって出来たラインスラックをピシッと叩けばOKです。
特に際を狙っているときは、派手にダートさせて際から離してしまっては意味がありません。
軽くダートさせただけでも、十分なアピールになっています。
フォールを入れるのは、レンジの調整。
喰わせの間は、ただ巻きの時です。
(ダート→フォール→ただ巻き、ただ巻き→フォール→ダートなどの順序は色々試します)
フォールに入った時、
フォールからただ巻きを始めた時、
再びダートさせた時、
これら全てがバイトチャンスです。
連続ダートの時にもバイトしてきますが、この間にきっかけを作ってやるのはちょい難しいので、また別の機会に。
横方向に引いているときは、フォールは入れずにただ巻きの長さでレンジと喰わせの間を作ってやります。
いずれにしても、多くの方が使用している9フィート台のロッドだと、
ちょっと手元を動かしただけでルアーは結構動きます。
特に沖堤だと硬めのロッドの人が多いので、なおさら。
ちなみに自分は一回のダートでハンドル3分の1回転(約30cm)くらいで、焦らすように誘って、ただ巻きで追わせて、次のダートの間で喰わせるのをイメージしています。
なので柔らか目のロッド(キャスト兼用)で且つ人差し指でロッドを押す程度でダートさせています。
これだと疲れないですよ~。
明るくなると、何となくダラリとテクトロしている人が多いと思います。
滅多に釣れませんよね?
それでさらに「釣れねぇ」って気持ちになるのなら、短い距離でも良いので、ダートでしっかり狙って、あとは休憩するとかの方が集中できて結果につながると思います。
そうそう、最初に挙げたミノー系。
「レンジがオートマチック」と書いた通りなので、必ず数種類は用意しましょう。
・8~10cm前後のシャローランナー
・11~13cm前後のシャローランナー
・8cm前後のミッドランナー
は最低限持ってれば、大抵は対応できます。
最後に、たまに見かけますが
「ヘチ師の近くで際を狙うのはご法度」
元々沖堤を開拓してくれたのは、ヘチ師。
それでも今では、ルアーに理解をしてくれて共存、共栄を考えてくれています。
ルアーマン側でも逆に、嫌がられるようなことはせず、いつまでもお互い気持ちよく釣りできるように配慮しましょう。
結局、それなりに難しい内容も含んでしまいましたが、
これでもまだ「入り口」です。
ここから奥が深いですが、ハマると抜け出せないくらいに楽しい「際」。
次回から是非実践を!
- 2014年10月9日
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