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▼ 春磯釣行 ~後編~
- ジャンル:釣行記
「夜明けと共に登場しようと思ってたんですけどね・・・目覚まし二回、見事に止まってましたわ・・・」
そう話しながらAM9時半過ぎに登場した、ミスタータフマンこと、マブ釣友のyohechiさん。
TOMMYのこれまでの釣果、7バイト、4ヒット、1バラシ、3ゲットを事細かに伝える。
http://www.fimosw.com/u/tommy/dnck1t1xs9riyy
「さすがですね!で、ごっさんは!?釣らせましたか!?」
「いや・・・状況も良かったんで出ると思ったんですけど・・・まっこと面目ねぇっす。」
「でもそれがヒラですよ。簡単じゃありません。昼からも頑張りましょ!」
そう言って張り切るyohechiさん。
何とかごっさんにも釣ってもらいたい。
TOMMYもyohechiさんも思いは同じだった。
まずは“腹が減っては戦は出来ぬ”と、潮岬タワーで腹ごしらえをする事に。
「大橋の兄貴」に結果報告をし、今回のもう一つのお目当て、『串本マグロしゃぶしゃぶ御膳』を注文。
http://kushimotomaguro.com/
実はこの極上御膳。僭越ながらTOMMYも一役買っていたりするのは、ここだけの話。
食事を待っている間、タイドグラフや波向き等を考慮し、昼からの戦略を練っている最中、ふとごっさんの顔に目をやったTOMMY。
(せ、生気がねぇ!)
今にも落ちそうなごっさん。
まぁ、無理もない。
仕事を終えてからのロングドライブ。
荒海を目の前に、極度の緊張感と波飛沫を全身に受けながらの、夜通し撃ち続けた体は、想像しているより遥かに疲労する。
そういう釣りなんだよ、磯のヒラスズキゲームは。
そんなごっさんを横目に、極上御膳を戴く。
見た目に美しく。
そして噂に違わぬ、本物の味。
(うめぇ・・・)
少々値は張るが、“御馳走”とはまさしくこういうモノの事を言うのだと心底思う筈。
是非一度ご賞味あれ。
今なら、潮岬タワー料理長「大橋の兄貴」に、
『TOMMYのブログを見た!』
と言えば、きっと“マグロを一切れ”くらいサービスしてくれる事と思います(笑)
心と腹は充電完了。
後は釣欲を満たすのみ!
昼からは初めて撃つ磯、通い慣れた磯をいくつかランガン。
一箇所目、後部座席で眠るごっさん。
二箇所目にはTOMMYも夢の中・・・。
結局、出遅れた分を取り戻そうと一人善戦を続けたyohechiさんも、夕方を迎えるまで魚からのコンタクトは得られずじまいであった。
それもそのはず、昼からは一段と波質を落としてしまった南紀の海。
仕方なく朝一のポイントに戻り、夕マヅメに全てを賭ける事にした。
睡眠を取り、生気と釣魂を取り戻したごっさんに、二人で付きっ切りのレクチャー。
魚の着き場、キャストのタイミング、ルアーの魅せ方、リーリング等々、一級磯を前にして、ごっさんの目の輝きがどんどん増して行く。
しかし、どうにも海況が良くない。
アングラーそれぞれに考え方や捉え方が違うので一概には言えないが、TOMMYがヒラスズキを釣る上で最も重要視しているのは、サラシやベイトと言った目に見えるモノよりも、『カレント』・・・つまり“流れ”が一番のキモであると思っている。
サラシもベイトもそれなりに在るのだが、いまいちこの“流れ”が効いていない状況。
では、流れが効いていないとなぜダメなのか。
“ルアーを魚に魅せる事が出来ないから”だ。
魚の活性が高い時は、どんなルアーをどんな風に通したって釣れる。
実際、TOMMYもそんな状況に出会った事が何度かある。
しかし、週末アングラーの私達にとってそんな状況に逢うのは極稀な事。
しっかり“魚”に“魚”として魅せてやらなければ、元々に数少ないチャンスが更に著しく減る。
このカレントにルアーを乗せて魅せられるかどうか。
カレントが出来る場所には、必ずシモリがある。
目に見えるかもしれないし、見えないかもしれない。
そこに奴らは潜んでいる。
表でも裏でもない。
カレントが出来ている所にルアーを乗せるんだ。
沖からのセットが入り、数本やり過ごす。
既に足元はサラシに覆われている。
そして訪れる絶妙なタイミングでキャスト。
糸フケを取り、鏡の様になった一際色の濃い場所へルアーを誘導する。
そのうちに、グーッとルアーが水を掴む筈だ。
まさしくそこがカレントの場所。
どちらにむいている?
右か?
左か・・・
ハンドルで巻くな。
竿を送れ。
目当てのシモリはすぐそこだ。
何もしなくても後はルアーが魚を連れて来てくれる。
ってな具合に、暗くなるまでキャストを続けたが、結局この日はとうとう魚信を得る事は叶わなかった。
『今回は魚にものすごく近づいた気がした。次こそは獲りたいなぁ!』
鼻息荒く、ごっさんがそう言った。
情熱と時間。
それさえあれば、いつかは必ず釣れる。
俺がそうだったんだから。
辺りはまたすっかり闇に閉ざされ、先に見える灯台の灯りと、明かりの消えた潮岬タワーの自動販売機だけが煌々としていた。
「ほなまた近々!」
そう言って、本州最南端をyohechiさんは右へ。
僕らは左へと走り出した。
程なくして、助手席で寝息を立てるごっさん。
TOMMYはカーステのボリュームをそっとオフってやった。
- 2014年5月10日
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