【緩々なボートシーバスライフ】横浜発ボートシーバス　10/26夜　せっかく...

日中取材便同船時のこと。この時期の遠藤さんの携帯は予約の電話でひっきりなし。

バイブのパターンがある程度見えてきた頃、不意にお客さんとやり取りしてる声が耳に届く。

「明日はねえ、予報が大分悪いんすよ。無理すれば出れないこともないけど、場所も限定になるし止めといた方が...」。

そうなんだ、明日は予報が悪いんだ.。じゃ、僕の今回の凄腕はこの出船で終わりか...

ん！？

明日は中止！？　　ってことは、今晩ならナイトも

出して貰えるんじゃ...

そもそも本来なら一度は夜で勝負したかったんだけど、日中の予約の埋まり具合が凄くて。仕方なく日中にしたんだよね。

早速遠藤さんに打診。遠藤さんは苦笑いしながらもシゲちゃんとlineで調整。

こうなると、シゲちゃんからの返事が気になり、集中力ゼロ（笑）。だって夜行ければデーはどうでも...。

ましてや取材便なんて取材対象外の人間がムキになるもんじゃないし。

そうこうしてるとシゲちゃんからOKの返事。で、Dちゃんに急いで直電。一人でも全然出る気だったけど、お知らせだけはしておかないと。こっそり行ったと思われたら嫌だからね。

この時点で時は11時前後。Dちゃんも当然仕事中。電話が繋がったのも驚いたけど、来るって言うから二度びっくり（苦笑）。

まあ、でも時間のやり繰りが出来たら来るよね。今年はいい思いしてるし、この時期の夜は

貴重

だから。ちなみ先日偶然一緒になったとある事情で電車で来てたS君。帰りに近くの駅まで送ってあげたら「必ずお礼しますから」って言われて

礼なんかいいから、夜の予約取ってくれ

って答えたからね。それぐらいこれからの時期の日中の予約の埋まり具合はすごい。欲の皮つっぱらからした連中が大挙して来てるから（笑）。

そんなことで降って湧いた夜便、大事にせねば。本来なら眠くなるからご飯は食べずに行きたいところ。

ところが一旦マリーナに戻って車の中で寝てると、空腹が襲ってきて眠っていられない。

これでは本末転倒。仕方なくラーメン屋に入ろうとしたら、Dちゃんから入電、「着きました」だって。早え～な、まだ1時間前じゃん（笑）。

さっさと食べて、戻って作戦会議。とあるサイトで調べると一番やりたかったバースは大型船が

入港中...

他にいくらでもやるとこはあるけど、貴重な夜便。二等地三等地でやるのも、なんかお茶を濁してるみたいだし...。

あれこれ、話した末に出した結論は「勝負しに行こう」と選んだのは9月に試しに行って玉砕した真っ暗闇の壁。

シーバスの産卵は諸説ありますけど、近場で産んでるヤツも絶対いるってのが僕の仮説。

この辺で産んでるであろうと見当付けてる場所が人に聞いた場所も含めて何か所かあって、この壁周辺もその一つ。

地形が荒くて魚種が豊富。故に日中は色んな船がひっきりなしで始終プレッシャーが掛かってるようなトコですが、夜なら。

デカいやつほど季節を先取りするって言うし。それにしてもまだ10月。産卵絡みの魚狙いはちょっと

早過ぎる

気もするけど（苦笑）。でもやってみないとわからないからね。いつも堅く行ってばかりじゃ。たまには冒険の要素がないと。

ポイントに着いて、実釣開始。シゲちゃんと僕はブー。Dちゃんはビックベイトからスタート。

開始早々シゲちゃんにまあまあサイズがヒット。あるんじゃね！？、真っ暗闇の壁。

その後もコンスタントにバイトを得るシゲちゃん、ペースこそシゲちゃんに劣るものの良型をポツポツヒットさせてるDちゃんに対し、僕の方は...

なんかしっくりこない。昼間は掴めたと思ったブーですが、目から情報が入ってこないとこうも違うのか。

それでも何発かバイトがあった後、1本60クラスをキャッチ。ただ、違和感は相変わらず。

そこで一旦ブーを諦めて、ブローイン１４０Sにチェンジ。すると早速

次のキャストでも喰って、調子に乗ったとこで推定70クラスがヒット。ところがね、不慣れな暗いフィールド。

一応リーダーとの結び目を目安に魚との距離感を測ろうとするんだけど、これがなかなか。

結局船縁近くまで寄せながら、最後ネットに誘導する時に躊躇した途端、エラ洗われて絵に描いたようにバラし。

これでちょっとがっくりきたかな。考えてみれば10時間以上船の上に居るんだから疲れるのは

当たり前

なんだけど。想像以上にガクっときました（苦笑）。また、この日この場は圧倒的にブーが当りのようで。

ブローイン１４０Sでもそこそこ喰うんだけど、サイズアップどころか段々サイズが下がってくる始末。

シゲちゃんにも途中でブーに変えたDちゃんにも70UPが。それを見て戻した僕のブーは数投後、

バチン

という音を残してどっかにすっ飛んでいき、またも

ガクっ

と。PE2号がキャスト切れするかね。これで完全にキレました。出船前にはさほど感じてなかった疲労と眠気が一気に襲ってきた（苦笑）。

結局、この後は魚に触れることなくキャッチ13本で終了。釣れてくる魚を見る限り産卵云々は、まるで関係ない魚でしたね。

単純にベイト（多分いわし）がしこたま入っていて、それに付いてた魚の活性が良かった感じ。

それにしてもロング便＋夜便はキツかった（苦笑）。秘密結社筋の清掃員風の方は以前毎週テトラに乗って10時間バイブレーションを

投げ倒してた

と聞いたことがありますが、ちょっと信じられませんね。僕と年齢は一つしか違わないのに。

僕ときたら翌日朝起きてメシ喰ったあと、そのままソファで寝てたらふくらはぎがあり得ないような痛さを伴って攣ったぐらいですから。

あまりの痛さに肉離れしたのかと思った。寝てるだけで肉離れってのも変な話だけど。

でも、それぐらい痛かった。５日経った今でも痛いし（苦笑）。次の最終戦はここまでやらないで済むような釣果を得たいもんです。