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▼ ロッドビルディング☆マグナムクラフトアカメ1060B/TZ 後編
- ジャンル:日記/一般
- (アイテム)
ロッドビルディング後編。
グリップ、リールシート、フェルールなどの接着が完了した所で注文していたガイドが到着。
選んだのはトルザイトリングのチタンKガイド。
ネットで調べてみるとトルザイトリングはSICリングに比べると糸鳴きやら強度面やら一部では不評??の声もあるようですが、自分の釣りではフルに使ったこと無かったんで使ってみんと分からんやん!!って試しも含めて(笑)
でもそんなことより何かの狙いがない限り、シンプルにこのブランクスの性能を出来るだけ生かそうと思うならガイドは軽い方がいいはず。
ならSic(J型)の番手より(12番サイズ以下は特に)ガイドサイズを一番手下げられるし、現在主流のSic-Sと比べてもガイド内径を多少大きく維持出来る上に軽量なトルザイトは当然ありでしょと。
更に軽さとブランクスの曲がりを阻害しにくいガイドフット全長のコンパクトさなら最新?のRV(リバースガイド)(大きめの番手やハイフレームのものメインなんでまだほぼスピニング用しかない(^-^;))やそのライトバージョンのLRV(12から上の番手は今のところない)のトルザイトなんてのもあります。ちと今回の用途にはLRVだとフレームの強度面が分からず不安だったので、とりあえずの一本目と言うこともあり見送る事に。
と言うことで今回は軽さと糸抜け、無難なフレームの強度を重視してトルザイトのチタンKガイドを選択してみました。
因みにガイド重量はと言うと・・・
KBガイド。ベリー用で強度も考えてあるのかフットの幅が広め。
KTガイド。ティップ用でKBより細めのフット幅。
デジタルスケールは安もんなので多少の誤差はあります。いくつも測っての平均値でもありませんのであくまでも参考値と思って下さい。
ガイド数は富士のKRガイドコンセプトを参考につつ、12個か13個かで迷いましたが12個で。
7サイズはシングルにするかダブルにするか迷いましたが強度を考えてダブルフットを選択。
にしてもガイドって高いよね~。(-_-;)まぁ贅沢??いや、性能重視してるからしょうがないか(笑)
早速ガイドセッティングへ。
ベイトの場合、仮止め&仮曲げの時にトップガイドが動いてしまうのでまずスパインを見ながらティップの接着。
先径2.05なのでそれに入るように選んだアロワナトップガイド6F2.2。パイプ径は0.2刻みしかないので2.2を選ぶしかないです。そのままだとちと空間空きすぎでセンターも出しにくいのでAスレッドを二ヶ所程(リールシートのタコ糸みたいに間を開けて)に巻きアロンで固めて内径合わせをしてハイスーパー30で接着。
それからガイドを富士のガイドセッティングや所持しているロッドなんかも参考に大方の位置でガイドをマスキングテープを使って仮止め。
その上からこれで軽く締め上げる様に巻く。
仮曲げや軽くキャストするにはマスキングテープではガイドが動きやすいのでサバロさんで見つけたラピーという伸びの少ないポリエステル系テープを使って仮止め。
(一応、試し曲げでブランクスにキズが入らない様にと、マスキングテープをブランクスに貼り、その上にガイドを置いてラピーで軽く締め上げる様に巻いて止めてます。面倒ですが、滑り止めも兼ねるのかティップ側の細い所以外は結構曲げてもガイドが動き難くなる感じですね!)
ラピーは粘着力がそこまで強くないので剥がしたときに糊は着きにくいけど、触り過ぎるとすぐくっつかなくなります(笑)
そして試し曲げ。
ガイドにラインを通してロッドの角度も変えながら曲げてみる。
全体的な曲がりを見つつ、ガイド間でいびつに曲がってる所はないか?、ラインがブランクスに当たってないか?とか、またフェルール前後は負荷が集中しやすいのでそこにどうガイドを配置するか?(マグナムクラフトのブログにもこの部分のガイドの推奨位置みたいのが載せてあります。)等々・・・。
ガイドの配置で曲がり方(若干のテーパー)も変わるので色々考えながら曲げてはガイド位置を少しずつ調整、軽くキャストして糸抜け具合、絡みがないか?を見ながら。を繰り返す。
面倒ですが、高弾性ロッドほどガイド位置をミスれば折れ易くなるらしいですからね(;^ω^)
まぁのロッドに詳しい大先輩の方からガイドセッティングは一番難しいよ!って色々アドバイスを頂いてはいたので、時間を掛けて調整して自分的にいい感じになった??のでガイド位置のセッティング終了。
はっきり言って初めてに近く、経験やデータもないからこればっかりは試してみないと分からんし、、折れないことを祈る(笑)
そしてガイドラッピング工程へ。
ガイドラッピングは軽さは犠牲になるものの、もしものガイドフット食い込みによる折れや使い込んでからのガイド抜け、クラックの入りにくさなども考慮して耐久性重視でオールダブルラッピングに。
なのでガイドのラッピングの前にガイドの足の長さプラスαをCスレッドで下巻き。
そしてエポキシで一度コーティング。(エポキシコートを混合、撹拌して薄ぬり、フィニッシングモーターを使って乾燥の手順。詳しくはガイドコーティングの所で。↓)
硬化してからガイド載せ開始!
バット側のブランクスは継ぎの所のガイドをリールシートの水平で合わせてからバットガイドを載せる。
ティップ側のブランクスはトップガイドとティップセクション最後のガイドをまず綺麗に合わせてから、それを基準にとりあえずガイドを乗せて行きマスキングテープで固定。(要は先と根元を決めて並べていく作戦)
そしてガイドラッピングへ。
ジャストエースダルスレッド黒(紫外線劣化の少ないポリエステル)のCスレッドをボビンホルダーにセットしてガイドの修正が効くぐらいの適度なテンションを掛け、手でクルクル回しながらすき間が出来ないようにラッピングして行く。
巻き方等は富士工業のロッドクラフトのページやジャストエースの動画を見本に。
トップ、フェルールの前後(接着、接合部の口割れ防止の補強)も巻く。
ガイド数も多いし手がつりそう(笑)
ラッパーあるともっと楽かもな~と思いつつ、メインのラッピング終了。
ブラックオンリーでも渋くていいけどちょっとオシャレしたいなと。
ジャストエース メタリックスレッドPALE BLUE(ペイルブルー)で、
ピンライン入れてガイドラッピング完成!
最後にもう一度ガイドが真っ直ぐに並んでいるか確認、調整してコーティングへ。
ラッピングしたロッドをフィニッシングモーター(コーティング乾燥機)にセット。
綺麗に均等にコーティングするならやはりこれは必需品ですね。
#1、#2を一気にコーティング出来る様に2機体制。
コーティング剤にもエポキシとウレタンがあるのですが、入手しやすさから東邦産業のN.T.エポキシコートを使用。
というか前に買って使った使い残しがあったので(笑)
冬場で気温が低いので少しドライヤーで温めてからA剤、B剤 1:1の混合割合なので付属のシリンジでしっかり計量してしっかり撹拌。
また軽く温めて気泡を飛ばしてからロッドドライヤーをON!
連続でオンオフさせると回転方向が変わるので塗りやすい回転方向でロッドを回しながら、エポキシをナイロンの平筆を使いスレッドに一回目は染み込ませるように薄く伸ばしながら塗っていく。
特に巻いたスレッドとガイドの足の両サイドに出来るすき間はしっかりエポキシで満たされるように気泡を追い出す感じて塗る。(塗り始めにすべてのガイドの足の所だけ多めにエポキシを乗せとくと気泡も抜けやすいですね。)
真冬で気温が低くある程度はエポキシの粘度が上がるのに時間が掛かるので夏場ほど急がなくていいですね。
塗り終えたら室温が下がり過ぎないように電熱ヒーター入れたりしながら気持ち硬化しやすい様に温度調節。
ヒーターは寝るときは火事が怖いので切る。
これで火事でも出した日にはシャレになりませんからね(笑)
残ったコーティング剤の硬化を見ながら約12時間程クルクル。
気温が低く硬化に時間が掛かるところも考えて回転を止めて更にあと12時間位乾燥。すると爪で押してごく僅かに爪痕が残る位まで硬化。
もういいだろう!と重量増加も考えてコーティングは2回と考えていたので次がラストコーティング。
と、その前に大きい気泡や埃、スレッドの巻き始め&終わりなどギリギリに切り損ねたところが凸ってればカッターで削り取る。
そして厚すぎず薄すぎずでコーティング。
同じようにクルクル&コーティング乾燥機(フィニッシングモーター)の回転止めて乾燥1日。
早く使いて~!!っという気持ちを必死に抑えながら(笑)
冬場と言うことで大事を取って後1日そのまま乾燥。
最後にバランスの調整。
計量しつつ、持っては変え持っては変え(笑)
コンセプトでの使用状況を考えながら先重りのあんばいと総重量のバランスでこれまた悩んで・・・。載せるリールでも変わりますからね
Cスレッドで気持ちかさ上げしてカウンターウエイトを板鉛約4gちょい程入れて接着。
今回は約200~230g程のリールに合わせてバランスを取りました。
最終ロッドウエイトは・・・
狙っていた辺りのロッド重量で何とか
ロッド水平時の重心位置はナイトゲーム用のジリオンSV-TW1016XXHL(リール自重200g)を載せてこの位置。
トリガーから重心まで約16.5センチ。
遂にマグナムクラフトアカメ1060B/TZが完成!!
バッチリ出来・・・あれっ!
ここはちょっとミスった(笑)
ガイド選択に気を取られ過ぎてフェルール調整した分の寸法を修正し忘れですね
持ち運ぶときちょっと気を付ければいいさ!!・・・って事で(^^;)
まぁ適当に作ってる訳ではないけど、好みのブランクスかどうかの試作みたいなもんですからね(笑)
とは言え数本作った今思えば色々改善点多しのロッドビルディング一本目でした!
★パーツ詳細
・ブランクス
マグナムクラフトAK-1060
・ガイド
T-KGTT F6-2.2(トップガイド)
T-KTTG6×3
T-KBTG6×3
T-KWTG16、12、10、8、7
・ガイドスレッド
ジャストエースダルスレッド(ポリエステル)
黒Cスレッド(太糸)、トップガイドのかさ上げにAスレッド(細糸)
・ピンライン
ジャストエースメタリックスレッド(ペイルブルー)
★リールシート周り
・リールシート
富士工業 TCS17
・フロント、リヤ EVAグリップ
ジャストエースEVA ストレートグリップSRG28-50EBK17
・アーバー
たこ糸+アロンアルファ
ジャストエースダルスレッド Cスレッド(太糸)
・リアキャップ
富士工業 BRC-19.0R
・接着剤
アロンアルファ プロ用(低粘度)
ハイスーパー30
・ガイドコーティング剤
東邦産業 N.Tエポキシコート
エポキシ薄め液(拭き取り用)
・テープ類
ラピー
マスキングテープ
・使用道具等
マッキー(白、黒)
カッター
割りばし(グリップ接着時)
100均のナイロン平筆(ガイドコーティング用)
物差し
メジャー
デジタルスケール(計り)
デジタルノギス
サンドペーパー(#320~#600)
電動ドリル
ドライヤー(エポキシ温め)
フィニッシングモーター(コーティング乾燥機)
★パーツ寸法&重量
・リールシート
TCS-17 重量約30.34g
・フロントグリップ
長さ6.44cm 大方のシェイプ後の径 約26.6cm 重量約5.98g
・リアグリップ
長さ 36.9cm(はめ込み分含む) シェイプ径 約28cm 重量約45.72g
・エンドキャップ
BRC-19.0R 重量約19.06g
★各寸法
・ガイド間隔
トップ→9.4 →10.6→ 11.5→ 12.2→ 13.1→ 14 →16.4→ 20.8→ 24.2→ 27.3→ 34.7cm
・リール装着時のレベルワインダー~バットガイドまで58cm。
・トリガー~グリップエンドまで約43センチ。
この数値で作って今のところ至って普通に使えてますが、強い追い風等でPE2~2.5号、太めのリーダー(フロロ10号)使用で、モーションの小さく速いティップ寄りのキャストなんかをするとたま~にティップ、ベリーガイドに結束部辺りのPEラインが絡む事があります。原因は幾つか考えられるのでリメイクするか、1から新しくまた作るか考え中です。
もし、この通りにロッドを作って何かトラブルがあってもクレームは元より一切責任は負いませんのでご了承ください。m(_ _)m
インプレへ続く・・・。
グリップ、リールシート、フェルールなどの接着が完了した所で注文していたガイドが到着。
選んだのはトルザイトリングのチタンKガイド。
ネットで調べてみるとトルザイトリングはSICリングに比べると糸鳴きやら強度面やら一部では不評??の声もあるようですが、自分の釣りではフルに使ったこと無かったんで使ってみんと分からんやん!!って試しも含めて(笑)
でもそんなことより何かの狙いがない限り、シンプルにこのブランクスの性能を出来るだけ生かそうと思うならガイドは軽い方がいいはず。
ならSic(J型)の番手より(12番サイズ以下は特に)ガイドサイズを一番手下げられるし、現在主流のSic-Sと比べてもガイド内径を多少大きく維持出来る上に軽量なトルザイトは当然ありでしょと。
更に軽さとブランクスの曲がりを阻害しにくいガイドフット全長のコンパクトさなら最新?のRV(リバースガイド)(大きめの番手やハイフレームのものメインなんでまだほぼスピニング用しかない(^-^;))やそのライトバージョンのLRV(12から上の番手は今のところない)のトルザイトなんてのもあります。ちと今回の用途にはLRVだとフレームの強度面が分からず不安だったので、とりあえずの一本目と言うこともあり見送る事に。
と言うことで今回は軽さと糸抜け、無難なフレームの強度を重視してトルザイトのチタンKガイドを選択してみました。
因みにガイド重量はと言うと・・・
KBガイド。ベリー用で強度も考えてあるのかフットの幅が広め。
KTガイド。ティップ用でKBより細めのフット幅。
デジタルスケールは安もんなので多少の誤差はあります。いくつも測っての平均値でもありませんのであくまでも参考値と思って下さい。
ガイド数は富士のKRガイドコンセプトを参考につつ、12個か13個かで迷いましたが12個で。
7サイズはシングルにするかダブルにするか迷いましたが強度を考えてダブルフットを選択。
にしてもガイドって高いよね~。(-_-;)まぁ贅沢??いや、性能重視してるからしょうがないか(笑)
早速ガイドセッティングへ。
ベイトの場合、仮止め&仮曲げの時にトップガイドが動いてしまうのでまずスパインを見ながらティップの接着。
先径2.05なのでそれに入るように選んだアロワナトップガイド6F2.2。パイプ径は0.2刻みしかないので2.2を選ぶしかないです。そのままだとちと空間空きすぎでセンターも出しにくいのでAスレッドを二ヶ所程(リールシートのタコ糸みたいに間を開けて)に巻きアロンで固めて内径合わせをしてハイスーパー30で接着。
それからガイドを富士のガイドセッティングや所持しているロッドなんかも参考に大方の位置でガイドをマスキングテープを使って仮止め。
その上からこれで軽く締め上げる様に巻く。
仮曲げや軽くキャストするにはマスキングテープではガイドが動きやすいのでサバロさんで見つけたラピーという伸びの少ないポリエステル系テープを使って仮止め。
(一応、試し曲げでブランクスにキズが入らない様にと、マスキングテープをブランクスに貼り、その上にガイドを置いてラピーで軽く締め上げる様に巻いて止めてます。面倒ですが、滑り止めも兼ねるのかティップ側の細い所以外は結構曲げてもガイドが動き難くなる感じですね!)
ラピーは粘着力がそこまで強くないので剥がしたときに糊は着きにくいけど、触り過ぎるとすぐくっつかなくなります(笑)
そして試し曲げ。
ガイドにラインを通してロッドの角度も変えながら曲げてみる。
全体的な曲がりを見つつ、ガイド間でいびつに曲がってる所はないか?、ラインがブランクスに当たってないか?とか、またフェルール前後は負荷が集中しやすいのでそこにどうガイドを配置するか?(マグナムクラフトのブログにもこの部分のガイドの推奨位置みたいのが載せてあります。)等々・・・。
ガイドの配置で曲がり方(若干のテーパー)も変わるので色々考えながら曲げてはガイド位置を少しずつ調整、軽くキャストして糸抜け具合、絡みがないか?を見ながら。を繰り返す。
面倒ですが、高弾性ロッドほどガイド位置をミスれば折れ易くなるらしいですからね(;^ω^)
まぁのロッドに詳しい大先輩の方からガイドセッティングは一番難しいよ!って色々アドバイスを頂いてはいたので、時間を掛けて調整して自分的にいい感じになった??のでガイド位置のセッティング終了。
はっきり言って初めてに近く、経験やデータもないからこればっかりは試してみないと分からんし、、折れないことを祈る(笑)
そしてガイドラッピング工程へ。
ガイドラッピングは軽さは犠牲になるものの、もしものガイドフット食い込みによる折れや使い込んでからのガイド抜け、クラックの入りにくさなども考慮して耐久性重視でオールダブルラッピングに。
なのでガイドのラッピングの前にガイドの足の長さプラスαをCスレッドで下巻き。
そしてエポキシで一度コーティング。(エポキシコートを混合、撹拌して薄ぬり、フィニッシングモーターを使って乾燥の手順。詳しくはガイドコーティングの所で。↓)
硬化してからガイド載せ開始!
バット側のブランクスは継ぎの所のガイドをリールシートの水平で合わせてからバットガイドを載せる。
ティップ側のブランクスはトップガイドとティップセクション最後のガイドをまず綺麗に合わせてから、それを基準にとりあえずガイドを乗せて行きマスキングテープで固定。(要は先と根元を決めて並べていく作戦)
そしてガイドラッピングへ。
ジャストエースダルスレッド黒(紫外線劣化の少ないポリエステル)のCスレッドをボビンホルダーにセットしてガイドの修正が効くぐらいの適度なテンションを掛け、手でクルクル回しながらすき間が出来ないようにラッピングして行く。
巻き方等は富士工業のロッドクラフトのページやジャストエースの動画を見本に。
トップ、フェルールの前後(接着、接合部の口割れ防止の補強)も巻く。
ガイド数も多いし手がつりそう(笑)
ラッパーあるともっと楽かもな~と思いつつ、メインのラッピング終了。
ブラックオンリーでも渋くていいけどちょっとオシャレしたいなと。
ジャストエース メタリックスレッドPALE BLUE(ペイルブルー)で、
ピンライン入れてガイドラッピング完成!
最後にもう一度ガイドが真っ直ぐに並んでいるか確認、調整してコーティングへ。
ラッピングしたロッドをフィニッシングモーター(コーティング乾燥機)にセット。
綺麗に均等にコーティングするならやはりこれは必需品ですね。
#1、#2を一気にコーティング出来る様に2機体制。
コーティング剤にもエポキシとウレタンがあるのですが、入手しやすさから東邦産業のN.T.エポキシコートを使用。
というか前に買って使った使い残しがあったので(笑)
冬場で気温が低いので少しドライヤーで温めてからA剤、B剤 1:1の混合割合なので付属のシリンジでしっかり計量してしっかり撹拌。
また軽く温めて気泡を飛ばしてからロッドドライヤーをON!
連続でオンオフさせると回転方向が変わるので塗りやすい回転方向でロッドを回しながら、エポキシをナイロンの平筆を使いスレッドに一回目は染み込ませるように薄く伸ばしながら塗っていく。
特に巻いたスレッドとガイドの足の両サイドに出来るすき間はしっかりエポキシで満たされるように気泡を追い出す感じて塗る。(塗り始めにすべてのガイドの足の所だけ多めにエポキシを乗せとくと気泡も抜けやすいですね。)
真冬で気温が低くある程度はエポキシの粘度が上がるのに時間が掛かるので夏場ほど急がなくていいですね。
塗り終えたら室温が下がり過ぎないように電熱ヒーター入れたりしながら気持ち硬化しやすい様に温度調節。
ヒーターは寝るときは火事が怖いので切る。
これで火事でも出した日にはシャレになりませんからね(笑)
残ったコーティング剤の硬化を見ながら約12時間程クルクル。
気温が低く硬化に時間が掛かるところも考えて回転を止めて更にあと12時間位乾燥。すると爪で押してごく僅かに爪痕が残る位まで硬化。
もういいだろう!と重量増加も考えてコーティングは2回と考えていたので次がラストコーティング。
と、その前に大きい気泡や埃、スレッドの巻き始め&終わりなどギリギリに切り損ねたところが凸ってればカッターで削り取る。
そして厚すぎず薄すぎずでコーティング。
同じようにクルクル&コーティング乾燥機(フィニッシングモーター)の回転止めて乾燥1日。
早く使いて~!!っという気持ちを必死に抑えながら(笑)
冬場と言うことで大事を取って後1日そのまま乾燥。
最後にバランスの調整。
計量しつつ、持っては変え持っては変え(笑)
コンセプトでの使用状況を考えながら先重りのあんばいと総重量のバランスでこれまた悩んで・・・。載せるリールでも変わりますからね
Cスレッドで気持ちかさ上げしてカウンターウエイトを板鉛約4gちょい程入れて接着。
今回は約200~230g程のリールに合わせてバランスを取りました。
最終ロッドウエイトは・・・
狙っていた辺りのロッド重量で何とか
ロッド水平時の重心位置はナイトゲーム用のジリオンSV-TW1016XXHL(リール自重200g)を載せてこの位置。
トリガーから重心まで約16.5センチ。
遂にマグナムクラフトアカメ1060B/TZが完成!!
バッチリ出来・・・あれっ!
ここはちょっとミスった(笑)
ガイド選択に気を取られ過ぎてフェルール調整した分の寸法を修正し忘れですね
持ち運ぶときちょっと気を付ければいいさ!!・・・って事で(^^;)
まぁ適当に作ってる訳ではないけど、好みのブランクスかどうかの試作みたいなもんですからね(笑)
とは言え数本作った今思えば色々改善点多しのロッドビルディング一本目でした!
★パーツ詳細
・ブランクス
マグナムクラフトAK-1060
・ガイド
T-KGTT F6-2.2(トップガイド)
T-KTTG6×3
T-KBTG6×3
T-KWTG16、12、10、8、7
・ガイドスレッド
ジャストエースダルスレッド(ポリエステル)
黒Cスレッド(太糸)、トップガイドのかさ上げにAスレッド(細糸)
・ピンライン
ジャストエースメタリックスレッド(ペイルブルー)
★リールシート周り
・リールシート
富士工業 TCS17
・フロント、リヤ EVAグリップ
ジャストエースEVA ストレートグリップSRG28-50EBK17
・アーバー
たこ糸+アロンアルファ
ジャストエースダルスレッド Cスレッド(太糸)
・リアキャップ
富士工業 BRC-19.0R
・接着剤
アロンアルファ プロ用(低粘度)
ハイスーパー30
・ガイドコーティング剤
東邦産業 N.Tエポキシコート
エポキシ薄め液(拭き取り用)
・テープ類
ラピー
マスキングテープ
・使用道具等
マッキー(白、黒)
カッター
割りばし(グリップ接着時)
100均のナイロン平筆(ガイドコーティング用)
物差し
メジャー
デジタルスケール(計り)
デジタルノギス
サンドペーパー(#320~#600)
電動ドリル
ドライヤー(エポキシ温め)
フィニッシングモーター(コーティング乾燥機)
★パーツ寸法&重量
・リールシート
TCS-17 重量約30.34g
・フロントグリップ
長さ6.44cm 大方のシェイプ後の径 約26.6cm 重量約5.98g
・リアグリップ
長さ 36.9cm(はめ込み分含む) シェイプ径 約28cm 重量約45.72g
・エンドキャップ
BRC-19.0R 重量約19.06g
★各寸法
・ガイド間隔
トップ→9.4 →10.6→ 11.5→ 12.2→ 13.1→ 14 →16.4→ 20.8→ 24.2→ 27.3→ 34.7cm
・リール装着時のレベルワインダー~バットガイドまで58cm。
・トリガー~グリップエンドまで約43センチ。
この数値で作って今のところ至って普通に使えてますが、強い追い風等でPE2~2.5号、太めのリーダー(フロロ10号)使用で、モーションの小さく速いティップ寄りのキャストなんかをするとたま~にティップ、ベリーガイドに結束部辺りのPEラインが絡む事があります。原因は幾つか考えられるのでリメイクするか、1から新しくまた作るか考え中です。
もし、この通りにロッドを作って何かトラブルがあってもクレームは元より一切責任は負いませんのでご了承ください。m(_ _)m
インプレへ続く・・・。
- 2019年12月5日
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