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倉田大地

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BlueBlue Shalldus(シャルダス)35

Shalldus(シャルダス)と言うと干潟や河川、港湾のイメージが強いと思います。
ですが、シャルダス20は発売前の製品版時より自分の得意とする磯のヒラスズキゲームでも若干使い方に慣れは必要ではあるもののその威力を発揮しているルアーです!

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(写真はすべてシャルダス20)
水面付近の絶妙なレンジをブレードでじっくりとデッドスローで引けるというShalldus(シャルダス)の特性は磯のヒラスズキにおいてもサイズ問わずとにかく魚を反応させて引き出す力がホント凄い(笑)

特にサラシ、ベイト等などの状況要素の不足時や昨今よく出くわすマイクロ、スモールベイトに着いている様なパターンの時にはもちろんすべてではないにしろ圧倒的な強さを見せることが多いですね!

お陰で魚は居るんだけどノーバイトなボウズはだいぶ減りました


今や自分にとって「困った時はシャルダス!」というぐらいに切り札的な存在となっています。


ただ磯で使っていて荒れた海況の中での飛距離と扱いに慣れがいる点がネックではありました。

そんな点も考慮しつつもより磯やサーフ等などで使いやすい様にしたモデルが少し前に発売となったShalldus(シャルダス)35です!

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<スペック>Shalldus35(シャルダス35)

Length:76.5mm
Weight:35g
Ring:#3
Hook:#3
Blade:No.4

Range:10~30cm

このシャルダス35ですが自分も磯(主に磯ヒラスズキ等の使用感)をメインに開発テストに参加させて頂いておりました。

詳しい開発ログはこちら。↓
http://www.fimosw.com/u/blueblue/tmm3jxrbitdyn4


遅ればせながら自分も少し振りかえってみると、確か2年前の西日本釣り博でボスに「シャルダス20が磯ヒラでもやはり威力抜群です!これがシンペン並みに飛んでもっと使いやすくなったら更にヤバイですよ!」って話した時にボス「もっと重いのも作るよ!磯ヒラスズキなら何グラム位なら使いやすい?」そんなやり取りをしたのを覚えています。


そして最初に送られてきたプロトタイプ。

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シャルダス35ではなくまだ40。


因みにシャルダスが磯ヒラスズキでも威力抜群なのはコンパクトなボディ+アピールも出来て見切られにくいブレード水面付近の絶妙なレンジにコントロールしながら、抜群の水噛みでサラシの流れに長くとどめたり、そのレンジを流せる所です。


なのでこの面を念頭にテストを開始。

タックルもスピニングとベイトタックルの両方を使いながら。
普段から磯ヒラにもベイトタックルを取り入れているのもありますが、自分が使っているジリオンTWのXXHの9.1というスーパーハイギアベイトリールだとより絶妙な巻き抵抗やブレードの回転等の変化などもダイレクトに感じやすいという部分もあるからです。
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このプロトは飛距離はまずまず。
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ただレンジコントロールはそこそこしやすかったですが、サラシの中だとブレードの回転と巻き抵抗、浮き上がり感がしっくり来なくてレンジが落ちやすく、流しにくい。

でもおいしいレンジにルアーをコントロールしてとどめる事が出来れば魚からの反応はまずまず。


そして次のプロト。
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飛距離、ブレードの回転と引き抵抗はだいぶ良くなりましたが、少し浮き上がり過ぎで姿勢がイマイチ。また、流せるけど横からの流れを受けたり、早い流れに入るとボディが傾き過ぎる。



そんなこんなでボスとプロトの使用感等についてやり取りしながら。


BlueBlueではいつもの事ではありますが、それぞれの現場の意見もしっかり聞いて頂き、もちろん全てではないにしろフィードバックしてくれる事にやりがいを感じつつ、そしてこれまで中々無かったシャローブレード「シャルダス」というルアーの難しさ、そして完成度の高さを改めて感じてました。


そして遂に詰めに詰めた最終プロトとなったモデル。
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シャルダス35となりボディも少しコンパクトに。飛距離、スイムチェックして
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現場で泳がせてみると一気に進化!キタ━(゚∀゚)━!

そして実釣テスト。
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爆風の中でもしっかり投げ込み。
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自分的に中、遠距離戦の抑えの切り札としてもしっかり投げ込んで使用感を報告。

そして磯の過酷な状況でもより使い易いシャローブレードが完成!
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飛距離に関してはスピニング(PE2号、フロロリーダー8号2ヒロ)、ベイト(PE2、2.5、フロロリーダー8、10号 2ヒロ中~後半位)リーダーは共に長めで約60~65mぐらい(風弱め時)。

ブレードながら飛行姿勢もいいのでベイトタックルでも投げやすいです。

フックも前後SPタイプのMH、H、ST-X58などの#3クラスが背負えます。ガマカツのRB-Hだと#4辺りも使用可能。
フックも強化出来るので荒れた磯でのラフなファイトや大型ヒラスズキ、青物などが来てもかなり安心ですね。


使い方としてはこれまでのシャルダスと変わりません。


ただシャルダス35はシャルダス20と同じ感覚で巻くと少しだけレンジが入るセッティングになっています。
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これはラフな海況や高い足場からのアプローチ、強風の中でもロッドポジョションとリトリーブスピードによって細かなレンジのコントロールのしやすさを考えてのセッティングです。

これまでのシャルダス20が浮き上がり過ぎて少しコントロールしにくい!と言う方にはより使いやすいと思います。

後は基本投げて巻き抵抗を感じながらゆっくり巻くだけ!

しかしながらゆっくり巻くといっても流れの向きに、細かくいくとラインやリーダー、リールのサイズにギア比でももちろん変わりますが、流れに対してアップで巻くのかクロス、ダウンで巻くのか。。軽い時は少し早めに巻いて巻き抵抗が出る(ブレードが回る)スピードまで巻く。ダウンなど流れを噛んで重っ!て時ほどほぼ巻かなかったり、かなりゆっくり巻いたりと要は波の呼吸と流れに合わせながら巻くことです。
なのでブレードの回転の確認は巻きの抵抗感を目あすにして頂けるといいと思います。


それから釣果アップのコツで意識してみて頂きたいのがやはりレンジとトレースの仕方。

トレースするレンジは魚の活性やサラシの厚み、水深などポイントの状況等にも合わせるのはもちろんではありすが、
磯ヒラについてはサラシの覆うより見切られにくい水面付近のレンジ(水面直下~40センチ位)をじっくり通す様に心がける。
この「水面付近のレンジ」と大まかに言ってもその中での僅かなレンジ差で魚の反応が大きく変わる事も多いのはヒラスズキも同じですのでそこも意識して見てください。

そしてトレースの仕方。

ブレードだし、沈むからグリグリ巻いて使うイメージがあると思います。
もちろん普通に(直線的に)巻いても釣れるのですが、ミノーを流す様な感覚でも使ってみて下さい。
サラシの流れに対してクロス、ダウンをメインに使いながら曲線的にトレースするイメージ。
ブレードを回しつつ流れにじっくり馴染ませ、乗せながら流す感じで狙いのスポットをトレースしてみて下さい。

この2つを意識して頂くとこのシャルダスの(シャルダス14、20も同じく)威力を更に体感出来ると思います。



と言った感じで、

コンパクトなボディシルエットと抜群のアピール力を持ち見切られにくいブレード。

強い横風でも水面を滑らず抜群の水噛みから来るブレーキ力と水面付近のレンジのコントロール性能。

そしてサラシのはっきりした流れを使った流し、また、状況によっては風を使ったドリフトも可能。

と言ったシャルダスの性能を引き継ぎつつも飛距離、フックサイズのアップ、レンジコントロール+ αを実現したShalldus(シャルダス)35。
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トップ、ミノー、シンペン、バイブ、そして磯でもより使い易いシャローブレードも加わり更に攻め手も増えました。

もうあと少しで開幕してくる秋の磯ヒラスズキシーズン

このシャルダス35、そしてシャルダスシリーズで手堅くしっかり捕るもよし、困った時の抑えの切り札にするもよし

是非このシャローブレードの破壊力を味わってみて下さい


ご紹介が遅くなりましたが、よろしくお願い致します。

 

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