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▼ マツモトの開発手帖【Brute'TP Tournament Performer】
- ジャンル:日記/一般
- (開発)
アピアの松本です。
さて、今回ご紹介するのはロックフィッシュカテゴリーのプロスタッフ、
中嶋くんがフィールドで鍛え上げたBrute’TP(ブルートTP)。
すでに中嶋くんや井戸川くんがフィールドワークの様子や実際の使用感について
触れてくれているので、下記も併せてご高覧願います。
中嶋康文
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.1
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.2
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.3
井戸川真吾
新しいロッドでの挑戦。
頼れる相棒と共に。
というわけで、小職からは少しモノ寄りなお話をしてみようかと思います。
Brute’TPはプロスタッフの中嶋くんをはじめ、HISASHIや井戸川くんに加え、新たに仲間入りした熊谷くんらロックフィッシュシーンのフロントラインで活躍するアングラーたちもフィールドワークに参画。そのシャープさと軽快性でトーナメントパフォーマーの名に恥じない、意図に叶うパフォーマンスを実現するレーシングスペックに仕上げるためにトライアル&エラーを繰り返してきました。
ラインオフが確定しているのは既に彼らがお知らせしている通り、77MLと92Hの2機種。
モデルごとに専用機種としての要素と、高度な状況対応力を備えることにこだわり抜きました。
Brute’TP 77ML FINESSE
Length:7’7’’ Line:#0.3-0.6PE Lure:1.5-10g Weight:105g
Price:\49,800
漁港など小場所で活躍するフィネスモデル―
Brute’ TP 77MLは、港湾や漁港でのゲーム展開での繊細なアプローチを意図したフィネスモデルです。トーナメントシーンやアングラーが多いシチュエーションで、プレッシャーのかかったエリアであと1匹と捻りだす…といったシーンを想定。ライトリグでストラクチャーに対し、タイトに攻め込み、確実に掛けて獲っていく。まさにトーナメント仕様のロッドです。シャープなテイストながら、ロッドがしっかりと曲がり込むことで、ドラグ強めのライトラインでの勝負にもロッドが負荷を受け止め、スピーディに魚を寄せることができます。軽量、高強度素材によって軽快性が向上したので、グリップレングスをショート化。高いキャストアキュラシーとロッドの捌きやすさがこのモデルの身上です。
Brute’TP 92H LONGCAST
Length:9’2’’ Line:#0.6-1PE Lure:14-45g Weight:140g
Price:¥54,800
感度・硬度・軽量感を兼ね備えた遠投スペシャル―
ヘビーウェイトのリグをフルキャストできる、ブン投げ系モデルがBrute’ TP 92Hです。現在のトーナメントシーンではプレッシャーを避けてフレッシュな魚を狙う遠投スタイルが確立され、「飛距離」は勝つために必須タクティクスのひとつ。当該モデルの開発にあたって、遠投した先でのアクションやアワセが思い通りにできるということが第一義的な勘案事項でした。フィールドワークでは、中嶋くんはそのバランスの見極めに全力で取り組んでいました。77ML同様、素材そのものが軽量高強度となっているため、レングスを感じさせない軽快な取り回しの良さも際立っています。トーナメントシーンのフロントラインで即戦力となってくれる仕上がり。
BLANK
キャストからランディングまで、中嶋くんが求めるブランク特性を発揮させるために、素材の弾性率から導き出された反発力と靭性のバランスを追求しました。
Brute'TPシリーズに共通しているのは、いわゆる高弾性と呼ばれる素材を使用した張りの強いブランクを採択していることなのですが、2019年9月時点で全アピアロッド史上、40t.高弾性素材の構成比率が最も高いブランク(*1)ながら、極端にピーキーな使用感は感じさせない扱い易さも併せ持っています。
*ブランク1本辺りの単純な弾性率別の素材構成比率は同様に、高弾性素材の構成比率が50%を超えるFoojin’AD BEAST BRAWL 95MHと比較して、10%以上高い数値となっています。
張り感の強いブランクのため、根がかりを断続的にロッドで煽ったり、ランディング時にロッドとラインが狭角になるようなご使用はおやめください。
また、諸事情によりやや曖昧な表現となってしまいますが、ブランクがベンドする際にも芯に適度なハリ・コシを感じさせる質感をより享受しやすいよう、ナノアロイテクノロジー適用素材は当該シリーズには採用していません。
そして、高反発力/高復元力という素材特性は軽量感にも優れ、適正なロッドワークで、軽い入力でも容易に飛距離を稼ぐことができ、スピーディにターゲットを浮かすことが可能です。
ブランクはサンディング&マットクリア塗装を施し、アンサンドフィニッシュとは異なるテイストのリジッドな雰囲気を持たせました。
継部は高精度研磨のフェラライトフェルール(逆並継仕上げ)。*写真はプロトタイプです。
HANDLE
ミニマルデなザインながら使用感と所有欲を充たす仕上がり。
*写真はプロトタイプのため、リングは無垢ですが、オレンジのアルマイト部にレーザーによる文字が刻印されます。(後日、掲載予定)
"Victory loves preparation"
(周到な準備が勝利を招く:ラテン語のことわざ"Amat victoria curam"より)
リールシートはマットブラック塗装を施したFUJI・VSS16を採用。
一見、わかりにくいですが、社長のこだわりでフォアグリップにはEVAではなく、KDPSフードナットにシュリンクラバーを組み合わせました。ショートカットされたフォアグリップの接地面にわずかではありますが、防滑性能を求めました。
リアグリップにはドライメッシュカーボンマテリアルを配しました。
見た目はもちろん、キャスト、操作にいたるあらゆるグリッピングアングルに最適な質感を備えています。
GUIDE
全機種、FUJI・T2ダークグレーポリッシュ仕上げの
ハイテンシルチタン・Kフレームガイドを装着。
スレッドは透過性のあるヌードスレッドにてラッピングを施しています。
その他の付帯品について
竿袋はフロスティグレーカラーのハードジャージ素材。(Foojin'ADと同様のものです)
GRANDAGE シリーズ同様、リールを装着したままロッドを挿入することができるダブルファスナー仕様となっています。
以上、駆け足でご紹介してきましたが、トーナメンターのみならず、目指すゲームの展開に「何かが足りない」と感じられたら、Brute'TPの持つ性能をお確かめくださいませ。
アピア公式ブログより転載
さて、今回ご紹介するのはロックフィッシュカテゴリーのプロスタッフ、
中嶋くんがフィールドで鍛え上げたBrute’TP(ブルートTP)。
すでに中嶋くんや井戸川くんがフィールドワークの様子や実際の使用感について
触れてくれているので、下記も併せてご高覧願います。
中嶋康文
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.1
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.2
東北のロックフィッシュで勝ち抜くために Vol.3
井戸川真吾
新しいロッドでの挑戦。
頼れる相棒と共に。
というわけで、小職からは少しモノ寄りなお話をしてみようかと思います。
トーナメントシーンでピークパフォーマンスを叶える-
Brute’TP Tournament Performer
あと一尾、ここぞというビッグフィッシュが欲しい場面で、ゾーンやフローと呼ばれる理想的な心理状態、いわゆる「ピークパフォーマンス」をいかにして発揮、持続するかが明暗を分けることを多くのアングラーは知っています。Brute’TPはプロスタッフの中嶋くんをはじめ、HISASHIや井戸川くんに加え、新たに仲間入りした熊谷くんらロックフィッシュシーンのフロントラインで活躍するアングラーたちもフィールドワークに参画。そのシャープさと軽快性でトーナメントパフォーマーの名に恥じない、意図に叶うパフォーマンスを実現するレーシングスペックに仕上げるためにトライアル&エラーを繰り返してきました。
ラインオフが確定しているのは既に彼らがお知らせしている通り、77MLと92Hの2機種。
モデルごとに専用機種としての要素と、高度な状況対応力を備えることにこだわり抜きました。
Brute’TP 77ML FINESSE
Length:7’7’’ Line:#0.3-0.6PE Lure:1.5-10g Weight:105g
Price:\49,800
漁港など小場所で活躍するフィネスモデル―
Brute’ TP 77MLは、港湾や漁港でのゲーム展開での繊細なアプローチを意図したフィネスモデルです。トーナメントシーンやアングラーが多いシチュエーションで、プレッシャーのかかったエリアであと1匹と捻りだす…といったシーンを想定。ライトリグでストラクチャーに対し、タイトに攻め込み、確実に掛けて獲っていく。まさにトーナメント仕様のロッドです。シャープなテイストながら、ロッドがしっかりと曲がり込むことで、ドラグ強めのライトラインでの勝負にもロッドが負荷を受け止め、スピーディに魚を寄せることができます。軽量、高強度素材によって軽快性が向上したので、グリップレングスをショート化。高いキャストアキュラシーとロッドの捌きやすさがこのモデルの身上です。
Brute’TP 92H LONGCAST
Length:9’2’’ Line:#0.6-1PE Lure:14-45g Weight:140g
Price:¥54,800
感度・硬度・軽量感を兼ね備えた遠投スペシャル―
ヘビーウェイトのリグをフルキャストできる、ブン投げ系モデルがBrute’ TP 92Hです。現在のトーナメントシーンではプレッシャーを避けてフレッシュな魚を狙う遠投スタイルが確立され、「飛距離」は勝つために必須タクティクスのひとつ。当該モデルの開発にあたって、遠投した先でのアクションやアワセが思い通りにできるということが第一義的な勘案事項でした。フィールドワークでは、中嶋くんはそのバランスの見極めに全力で取り組んでいました。77ML同様、素材そのものが軽量高強度となっているため、レングスを感じさせない軽快な取り回しの良さも際立っています。トーナメントシーンのフロントラインで即戦力となってくれる仕上がり。
FEATURE:仕様概要
アングラーがより高いレベルでそのアドバンテージを享受できるものとして、ブランクの素材やコンポーネンツを厳選、Brute'HRと比較して特化した機能に磨きをかけたのですが、特徴的な部分について、ご紹介していきましょう。BLANK
キャストからランディングまで、中嶋くんが求めるブランク特性を発揮させるために、素材の弾性率から導き出された反発力と靭性のバランスを追求しました。
Brute'TPシリーズに共通しているのは、いわゆる高弾性と呼ばれる素材を使用した張りの強いブランクを採択していることなのですが、2019年9月時点で全アピアロッド史上、40t.高弾性素材の構成比率が最も高いブランク(*1)ながら、極端にピーキーな使用感は感じさせない扱い易さも併せ持っています。
*ブランク1本辺りの単純な弾性率別の素材構成比率は同様に、高弾性素材の構成比率が50%を超えるFoojin’AD BEAST BRAWL 95MHと比較して、10%以上高い数値となっています。
張り感の強いブランクのため、根がかりを断続的にロッドで煽ったり、ランディング時にロッドとラインが狭角になるようなご使用はおやめください。
また、諸事情によりやや曖昧な表現となってしまいますが、ブランクがベンドする際にも芯に適度なハリ・コシを感じさせる質感をより享受しやすいよう、ナノアロイテクノロジー適用素材は当該シリーズには採用していません。
そして、高反発力/高復元力という素材特性は軽量感にも優れ、適正なロッドワークで、軽い入力でも容易に飛距離を稼ぐことができ、スピーディにターゲットを浮かすことが可能です。
ブランクはサンディング&マットクリア塗装を施し、アンサンドフィニッシュとは異なるテイストのリジッドな雰囲気を持たせました。
継部は高精度研磨のフェラライトフェルール(逆並継仕上げ)。*写真はプロトタイプです。
HANDLE
ミニマルデなザインながら使用感と所有欲を充たす仕上がり。
*写真はプロトタイプのため、リングは無垢ですが、オレンジのアルマイト部にレーザーによる文字が刻印されます。(後日、掲載予定)
"Victory loves preparation"
(周到な準備が勝利を招く:ラテン語のことわざ"Amat victoria curam"より)
リールシートはマットブラック塗装を施したFUJI・VSS16を採用。
一見、わかりにくいですが、社長のこだわりでフォアグリップにはEVAではなく、KDPSフードナットにシュリンクラバーを組み合わせました。ショートカットされたフォアグリップの接地面にわずかではありますが、防滑性能を求めました。
リアグリップにはドライメッシュカーボンマテリアルを配しました。
見た目はもちろん、キャスト、操作にいたるあらゆるグリッピングアングルに最適な質感を備えています。
GUIDE
全機種、FUJI・T2ダークグレーポリッシュ仕上げの
ハイテンシルチタン・Kフレームガイドを装着。
スレッドは透過性のあるヌードスレッドにてラッピングを施しています。
その他の付帯品について
竿袋はフロスティグレーカラーのハードジャージ素材。(Foojin'ADと同様のものです)
GRANDAGE シリーズ同様、リールを装着したままロッドを挿入することができるダブルファスナー仕様となっています。
発売についてー
10月上旬~中旬を予定しています。以上、駆け足でご紹介してきましたが、トーナメンターのみならず、目指すゲームの展開に「何かが足りない」と感じられたら、Brute'TPの持つ性能をお確かめくださいませ。
アピア公式ブログより転載
- 2019年9月21日
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