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禍福は糾える縄の如し (かふくはあざなえるなわのごとし)とは、 人生をより合わさった縄にたとえて、幸福と不幸は変転するものだという意味の故事成語です。 不幸を嘆いていると、いつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいると、また不幸になる、ちょうどそれは「より合わせた縄のように表裏が交互にやってくる」ということを表しています。 感染病に心を悩まし、外出を控えたりている方が殆どだと思います。 人生不幸ばかりではありません。 希望を持って生きて行きましょう!

3つの支点と3つの円運動【105尾目】







オニギリで御座います。




今回のお題は「3つの支点と3つの円運動」です。

このタイトルでお察しの通り

そうです…




本日はキャストの話、【第2話】です。 

因みに【第1話】は、 「 テイクバックのルアーポジションと射出する仰角に注意を払いましょう 」 という内容でした。 参照ブログはこちら→ ペンデュラムキャストをより遠くへ【72尾目】




今回はキャスト運動をスポーツ科学の視点で述べて行きたいと思います。 キャストのメカニズムを詳しく情報発信している媒体が殆ど無いので、今回のログ視点は、ある意味価値があるのかなと思います。 多くの媒体は、スペシャリストによる感覚的な表現で、初心者がとりあえず前へルアーをキャストする程度の内容で構成配信され、ある程度経験を積んだアングラーが参考にする内容ではないものが多すぎると思っています。 今からお伝えする事は、あくまでも自論で、無理に推奨は致しません。 何かしらのヒントになればと思い記述しておきます。

キャストは、複数の「円運動」の塊であり、そこから生じた遠心力により、ロッドを撓らせ反発力によりルアーを飛ばします。 キャスト時のルアー軌道は、テイクバックから、リリース、フォロースルーまで「楕円軌道」に近くなります。

「キャスト」+「円運動」もしくは、
「キャスト」+「楕円軌道」で、

Google検索してみたら、



HITするページが殆ど無い(笑)

基礎だから敢えて語る必要がないと判断してるのか?
それとも、釣りブロガーが深く考えないのか?



キャストの基本を語る上では必要な要素と思うのは自分だけでしょうか? 普段の自分のキャストを省みると、回転運動をスムーズにし、最後にロッドに仕事をさせる事を考えています。 その方が省力で遠くへ飛ばす事が出来ていると思います。 タイトルにあるようにキャストには、3つの体軸から生じる3つの回転運動があると考えています。


3つの支点(体軸)
・腰
・肩
・ロッドを左右で握った中間(スピニング)、リール側の手首(ベイト)


3つの円運動
・腰の左右の回転(Ko)左右の捻れか
・肩の回転(Ka)
・フォアグリップ側の押す力とエンドグリップ側の引き付ける運動で生まれる円運動(FE)

ここで一番重要なのが、総仕上げの(FE)のサジ加減で飛距離が伸びます。 もう一つ重要なポイントがあるのですが、最後の文章で記述したいと思います。



ルアーフィッシングを始めたばかりの初級者アングラーが落ち入り易い罠(癖)は、ルアーを前へ前へ飛ばそうと意識するあまりに、片手投げになり、エンドグリップ側の引き付けが甘い事です。

子供の頃の経験を振り返ってみましょう。 男女入り混じってドッチボールやったご経験あるかと思いますが、女子が大きなボールを上から投げる時、片方の手を添えているの記憶にありませんか? 所謂、女投げ...と言えばお分かり頂けると思います。 本来なら、ボールを持たない方の手や腕は、ボールを持つ腕とは、反対の動きでバランスを取り、腰や肩の回転をスムーズすると、相手を仕留める勢いのある投球が出来ます。 しかし、腕力の無い多くは、腕力の自信の無さからか、両手でボールを支持しながら投げるので、回転運動の妨げになり、遠くへ勢いのあるボールが投げれません。



実際の右(左)投げキャスト運動を見てみましょう。

テイクバックで腰を軸(Ko)に右(左)にネジられた上半身は、キャスト開始と同時に元の位置に戻ろうとします。 ルアーを前方へ運ぶ力が、肩を軸にした腕の円運動(Ka)では無く、(Ko)になります。 この事は、重いルアーをキャストしてみると、ルアーが後方に振られて、キャスト方向に方向転換する際にはっきりと分かると思います。

後方に振られていたルアーが前に軌道が変わって、ルアーを前方に加速させるのが、肩を軸にした円運動(Ka)です。 実際には両手でロッドを持つ事が多いので、両肩の中央にあると考えて頂いて今は構いません。 

(Ko)が最初のスタートになりますが、直ぐに(Ka)の円運動が開始されます。  只の円運動では無く、徐々に加速度の加わる円運動です。

リリースまで加速し、この加速中に更に加速を加えるのが、ロッドの持ち手を軸とした(FE)の円運動です。 リリース後には、フォロースルーに至り一連のキャスト運動が終わります。  余談ですが、このフォロースルーが癖者で、過剰なフォロースルーはライントラブルになります。 ベイトタックルですと、コレが顕著に現れます。 スピニングだと吹けたラインがガイドに絡む。 ベイトだとスプールを回転させ過ぎて、バックラの原因になると思います。 最悪な場合、ロッドやガイドを地面に叩きつけ傷めてしまいます。

フォロースルーをピタリと収めたい場合は、リール側の腕にロッドエンドを持っていくと、収まりが良いです。 コツとしては、肩を軸(Ka)とした円運動でリリースするのでは無く、先い述べた(FE)でリリースすると、余計なフォロースルーが発生し難い。 …と言いますか、ピタリと収まる。

個人的には、エンド側の手は、グリップを軽くしか握らず、グリップエンドをリール側の腕に当てて止めています。 この時のエンド側の手はグリップに添えるだけの状態です。 この方が(FE)の回転運動を妨げる事がない上に、余計なフォロースルーを無くし、止めたい位置でしっかりと止める事が出来ます。

より回転速度を加え易い上に、ピタリと収まる。 但し、この方法が正しいキャストなのかは、知らん(笑) まあ、完全自己流でキャストの仕方など誰にも教わったこと無いけど、常に研究はしてます。



(Ka)と(Ko)がしっかり出来ていれば、傍から見れば綺麗なキャストの部類に入ります。 この2つの回転運動だけで、長距離まで届く運動エネルギーが得られれば何の問題もありませんし、コンスタントに短中距離をキャストするには、此れだけで十分です。

しかし、最大限の飛距離を出すには、最後の決め手、ロッドを握るエンドグリップ側の引き付ける力になります。 距離を出すには、ロッドを握る(FE)が必要です。
 
ベイトタックルのサイドキャストの場合、(FE)だけでキャストする時がしばしばあります。 個人的には短中距離をキープキャストするには、体力を消耗しやすい(Ka)と(Ko)の組み合わせは避けて、この(FE)を中心にキャストする事が多いです。



ご紹介した3つの回転運動(Ko)(Ka)(FE)の中で最も効率が良く疲労の少ない回転運動は、(FE)だと思います。

少し話題からそれますが、居合切り達人著書に刀の切っ先を相手より早く届かせるには、鞘から抜刀した瞬間に左手を峰に当て、支点としつつ押し出し、柄を握った手を引くそうです。 正にロッド側の握り手の軸(FE)と同じ原理です。
 
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キャストの場合少し違うところは、エンドグリップ側の引き付ける運動こそがキャストの重要ポイントだと思います。

(Ko)と(Ka)で生まれた円運動のリリース手前で、(FE)の回転運動を加える事で、さらにルアーが加速し、長距離が狙えます。



数式にすると以下の感じでしょうか。


キャストの運動エネルギー=(Ka+Ko)+(FE)回転運動
※(Ka+Ko)は、キャストの基礎部分。 (FE)は、その上の建築物とでも例えましょうか。

以上の事からキャストは、3つの体軸の回転運動から成り立っている事がお分かり頂けたたでしょうか?





キャスト時のルアー起動は、衛星が天体を利用してスイングバイで加速度を増す軌道(楕円の半分)に似ています。 キャスト時にはロッドは後方に力を溜めながら曲がり、リリースで溜め込んだ力を解放します。

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使用ルアーが一定と仮定すると、



使用ロッドがヘビーで有る程、ルアー軌道は高い位置の直線近くなり、
使用ロッドがライトで有る程、低い位置の円軌道に近くなります。



次に円運動で一番速度が速い場所は何処でしょうか?



支点に近いところ?
支点に遠いところ?



これは体験的に遠いところが速度が速いことはお分かりだと思います。 回転している円中央と円外周どちらが移動速度が速いかと言えば、より外周部です。

地球儀を回転させて、赤道付近の文字は判別出来ないけど、北極や南極近くの文字は読み易い事でお分かり頂けるかと思います。

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この件から、リール側のフォアグリップの手の軌道は、肘をあまり曲げずに極力伸ばした方が良い事が分かります。 また、腰の回転運動を活かす為には、クォーターやスリークォーターキャストがより活かせる事になります。

読者の方には、サイドキャストが良いと思われるかも知れませんが、サイドキャストになると、肩を軸にした(Ka)の円運動の恩得に預かれません。 恐らく身体の構造上得難いのかなと…。

プロにクォーターやスリークォーターが多いのは、こんな事からなんですよね。

オーバーキャストのロッド軌道から、徐々に外周の軌道を通過させる事により、(Ko)の回転運動の恩得に預かれます。 しっくり馴染まない場合には、上半身の軸をロッド側とは反対に少し傾けてやると同じ効果が生まれます。

例えば、ハンマー投げの室伏選手は、下記の図のように全身の傾きを大きくすることにより、回転運動を大きくします。 上半身を傾けるということは、つまり同じ効果を狙っています。

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この事をキャストの(軸移動)ポールシフトと言います。



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ポールシフトと言うかは知りませんが(笑)

プロスポーツ界でも沢山見かけますので、上半身を傾ける効果は期待出来ます。 特にテニスのサーブや野球のピッチングは、分かり易いと思います。

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上半身のポールシフトでのメリットは、回転速度を上げる以上に体軸のブレが少なくなり、左右のアキュラシーが向上ます。 コレ、何気に凄い効果ですよ。 オーバーキャストの感覚と精度で、スリークオーターやクオーターの飛距離が出せる。

尚、オレ氏 「 アキュラシー 」 って言葉を一度使ってみたかった模様(爆)



さて、話題を変えまして、キャストがブレて狙ったところに行かない現象についてです。

これには主に2つ原因があると思います。



・(Ko)がリリースまでに終了していない。
リリースのタイミングが一定でない

特に後者な悩まれている場合が多いかと思います。 特にロッドを新調された場合、対応するまで時間が有る程度必要になります。

クォーターやサイドになれば成る程、ブレが大きくなる。 前後の距離でブレたり、左右でブレたり。 改善し易いのは、前後のブレです。 調整ポイントが何箇所もある。

改善し難いのが、左右のブレです。 兎に角、調整ポイントが少ない。 悩まれるのがこの左右のブレだと思います。 

最初に確認しておく事は、キャストの腰の回転運動(Ko)が動作が必ず終了してからリリースする。  正確に伝えるならば、終わらせておく必要があります。 ※実際のところ、終わらせて無くても良いのですが、左右のブレ解消という観点から終わらせておきます。

ここが最初から出来てないと、安定感あるキャストは、望めません。


次に


テイクバックで後方に振られ、ルアーの重量により後方に力を溜め込んでしなります。 リリースされるとロッドが復元しようと反発します。 復元の仕方は基本太い側からですが、その各部のスピードは様々です。 これが分かっていても慣れるまで時間がかかります。 今まで慣れていたロッドとは、 「 」 が違います。

例えるなら、めちゃくちゃオモロイ奴なんやけども、二人で会話すると 「 間 」 が気持悪い友人としておきましょうか(笑) そこ!突っ込み遅いとかボケが早いとか(爆)

コツとしては、1番好きなルアー(もう一人の友人に会話に加わって貰い)を使いロッドの反発力の戻りを確認しながらリリースタイミングを調整するしかないと思います。

最悪、クォーターを一度封印し、オーバーキャストの左右のブレのないキャストでリリースタイミングに慣れたり、上半身ポールシフトで慣れた方が、新しいロッドに馴染み易いと思います。 それに慣れたら徐々にクォーターに近づけていく。 一見遠回りに見えますが、実は最短かもしれませんよ?






続きまして、釣行ログになります。 因みにこの記事は、当初ログとして残す積りはありませんでした。



前回から約一ヶ月ぶりの釣行(爆)

何が何処で釣れてるか分らんけど、何とかなると場所もタックルも適当に見繕う(笑) 恐らくソーダカツオやシイラは、完全に落ちて、湾内の個体数は、夏季と比較して現象してるだろうけど、太刀魚やイナダがメインに回遊しているはず。 




2019年10月15日 火曜日 AM4:30 小雨 大潮上げ 9分 北東風1m



台風19号通過で、近くの河川や流水路から白濁した淡水が入り込みコンディション的には、今一歩と言ったところ。

入りたいサーフに先行者が居たので、前回の送る釣りをするか、正攻法の釣りをするかで悩みながら、満潮越で適当な場所を探す。



ima YOICHI 99 でスタート。

表層~中層をレンジ刻んで引いてくるが、反応が無いので、


ima YOICHI 99 BALLISTA で広範囲に探りを入れる。

最初のHITは…



カナトフグ(笑)

段々唐揚げに見えてくる不思議(爆)

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後ろ髪惹かれつつリリース。 ここ2年仕事が忙しすぎて、釣った魚捌いて食うほど暇じゃない。



満潮で潮がだれる。



明けてから風速が増し、東よりの風へ。



水面も鏡から波頭が立ち始める。 海岸線に対し横に流れる潮流に対し、所々回遊魚が入り始めた留まるような波頭が出来始める。



確信の無いまま、

JACKALL RASPATEEN 40g
で、サイトの釣りへ。



目の前を通すが反応が無い。

水潮で低活性なんだろうか?

それとも、



自分の目が不意穴か?(爆)

仕方ないので、サイトキャストで奥に入れて、目の前をリアクションで誘う。 

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希望のサイズ未だ入ってない模様?



ブリ系じゃない当りかたをしたので、慎重に寄せてくる。 シイラやカツオ系の喰い方だったので、 

 「 まさか? 」 とは思っていましたけど、

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まだ、ヒラソーダが回遊してて、驚いた(笑) 

JIGのカラーハゲまくってますけど、カラーより動きが大切なので、色はあまり気にしなくて良いと思います。 確かに経験上、この時間帯はこの色、この潮の潮色はこの色、この天候はこの色、ってありますけどね。



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最後にボトムまで落として、コモンハタ(笑)



ホームのこの季節、正攻法では釣果に繋げ難いって事は、2年前のログにも書いたけど、



魚のやる気スイッチ入れられば、なんて事は無い。

やる気スイッチは、釣れていない周囲メソッドを使用禁止にして、緩急を多く使用するメソッドにしてやることが良いのかなと思います。

リールやロッドワークでも緩急を表現できますが、ロッドワークをメインにした横の素早いアクションからのフォールなんて結構効きました




9:00納竿で、8ヒット 6キャッチ 2バラシ 全リリース




因みに周囲の状況は、

3番目左の方0 3番目に良いポイント 我が道を行くアングラー地元民
2番目左の方2 2番目に良いポイント 周囲の状況を見てる地元民
1番目左の方1 下げ潮時は良いポイント 周囲の状況見てる地元民

オレ       満潮越で平均的なポイント

1番目右の方1 一番良いポイント 周囲が見えてない 服装はプロw
2番目右の方1 平均的なポイント 我が道を行くアングラー 地元民
3番目右の方0 平均的なポイント カゴ キャストは上手い ベテラン? 

それ以上は、状況があまり良くなかったのでホゲ覚悟で釣りに集中してたので、目に入りませんでした。





おしまい。






 

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