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生命の偉大さ。

  • ジャンル:釣行記
この日は全く自分らしくない日だった。

4バラシ。

普通のバラシから、高切れ。 そしてとどめのスッポ抜け…

心は沈む…

仕事も家庭も何処かギクシャクした毎日を 送り、釣りでも…

全てが嫌になった。 そう。 すっかり心が腐ってしまったのだ。

そんな腐った心で、釣った魚は小さく腹立 たしささえ覚えた。


そんな心境に陥ったのは初めてだ。

こんな釣りは楽しくない。

こんな時は、「飯」で気持ちを切り換える 。


夜になり、仲間と合流する。


そして真夜中の薮開拓。

腐った心で、半ばヤケクソになって薮を漕 ぐ。

すると、何だかスッキリする。 虫に刺されようが、蛾が飛び交おうがお構 い無し。

出口が見えると、一気に川へ出る。

すると、心もスッと落ち着いた。

心も薮を抜けたようだった。

すると、チャラ瀬の脇にベイトが溜まって いた。 時折聞こえるボイルに心が踊る。

スッと、ペニーサックを投げ入れる。

引き波を立てて、下流に頭を向けて流れて きたルアーが、ターンをして流芯の脇へと 流されていく。

「ボッ…ボガァシュッ!!」

突然川に水柱が立つ。 そして、一呼吸置いてロッドに伝わる衝撃 。

エラ洗いをしてルアーを外そうとする鱸。

「またバレるかも知れない…」 そんなふうに今度は思わなかった。

もう、一生懸命だった。


一番先にこの目に睨まれた。

「おいお前。そんな腐ってる場合じゃない だろ。いつも通りで良いじゃないか。 そんなお前は弱くは無いだろ!」

そう言って怒られた気がした。


ベイトは食べていたが、まだまだ痩せてい る魚体。

私に何かを伝えてくれるために、釣れてく れたのだと私は思った。

感謝の気持ちで一杯だった。


これまでのモヤモヤが一気に晴れ、明日へ の活力が一気にみなぎった瞬間だった。

ありがとう。

精神的に追い詰められた状態で、この大型 魚が私を救ってくれた。

この魚も忘れることは出来ないだろう…




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