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  • ジャンル:釣行記
ゴォー!

と凄まじい風が吹いていた。 その中で釣りをするのか…

そう思うと、不安でしょうがない。

朝の暗い時間帯そんな気持ちで目が覚めた 。

とりあえず、コーヒーを飲み体を起こしな がら川を見る。 同じ考えのアングラーが一人。

見ると、県外ナンバーで折角来たから、や らずに帰れないと言った状況なのだろう。

車から歩いて行く後ろ姿に元気が無い。

私は、とりあえず予報を信じて待つことに した。 大きな雨雲が通り掛かる前の、一瞬の風の 弱まり。

ここしかない。

少しずつ弱まってきた風を感じ、急いで準 備を始める。

狙いのポイントは1ヶ所。

本当のタイミングになるまで、他のポイン トで時間を潰す。

そして、その時はやって来た。 風向きが変わるタイミングでの無風状態。

とっておいたポイントへジョイクロを放つ 。 放物線を描き、水面に「ボシャ!!」と落ちる 。 それを数度、レンジと角度を一投ごとに変 える。 アップキャストからの、ボトムノックしつ つのナチュラルドリフト。

「ふっ」 ティップにもたれ掛かる小さい重み。

スィープに合わせる。



途中まで全く引かない。 「のったのった」としたファイトは、かな りの水温低下を意味している。

痩せた魚体に「悪かったなぁ~」と言って リリースした。



これが最後になる。 そう思い、いつまでも魚を見送った。

すると、風が急に吹き出し、雨のカーテン が近付き私を覆った。

このポイントに深々と頭を下げ、ポイント を移る。 正に最後の挨拶回り。

雨が降り、風が強まり、水温が下がる。

こうなると、魚に自ら会いに行かなくては ならない。

居るところは分かっている。

直径1メートル程のポイントへジョイクロを 放つ。

なるべくルアーが流されぬよう、止まるよ うにジックリ見せる。

「スッ」

またもやテイップに微かに感じとれるアタ リ。

スィープに合わせ、利いてみる。

重い。良いサイズ。

だか、残念。 顔を見ず、別れてしまった。

やはりかなり、魚の動きが鈍い。

時間も迫って来たため、このポイントが最 終となる所まで来てしまった。

増水もまた始まり、風が一段と強くなった 。

風の収まるタイミングでキャストするも、 思うように行かない。

数十分経つと、急に風が弱まった。

ここしかない…

ラインスラッグを使い、ルアーを魚の鼻面 へ止める。

「グググ…」 ユックリロッドにテンションが掛かる。

スラッグの量からして、かなり待った。

そこから合わせる。 重い。

さっきよりは軽いが重い。 エラ洗いは一切なし。

手前に来ての反転ので、確信した。 「鱸だ!!」

私の顔を見たとたん、恥ずかしがる鱸。

なんとか、恥ずかしがり屋の顔を見ること が出来た。



最初は65センチ位かと思ったのだが、ロッ ドと比べると何やらおかしい…



完全に太さで長さの勘が狂った。


堂々の80センチ。 65センチ何て言ってすまん。

切りの良いサイズと再会出来て満足。 このあと、竿を畳んだ。

今年も楽しませてもらった、川と鱸と仲間 に感謝である。

人や鱸の環境や生活が変わったとしても、 来年また、楽しい思い出沢山作って行けた らと、切に願う。

ありがとう川。 ありがとう鱸。 ありがとう仲間。

また来シーズン会おう!




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