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▼ 尺岩魚
- ジャンル:釣行記
- (山岳渓流)
今シーズンはまだ尺上を釣っていなかった。私がよく行く渓流の規模では尺の壁というのはなかなか高い。
そこで今回は大岩魚が釣れることで定評のある、とある沢へ行ってきた。
以前は閉まっていたゲートがこの日は運良く開いていて、奥地までクルマで行くことができた。入渓までの所要時間はなんと徒歩10分程度だった。1時間は歩くつもりでいたので嬉しい誤算だ。
平素は水量豊富なこの水系も、雨がしばらくないため渇水の傾向が否めない。沢そのものに傾斜があるため、水の多くが伏流になっているのも水量が少なく見える要因となっている。
魚影は濃いとまでは言えないが、そこそこチェイスがあり活性そのものは悪くなかった。ただ、照りつける日差しを嫌ってか、やる気のあるチェイスを見せながらも2度追いはしない個体が多かった。
ここで釣れるイワナは基本的にニッコウイワナだ。水源を考えればヤマトイワナがいてもおかしくないのだが。
とある落ち込みにミノーをキャストすると、潜水艦イワナが猛追してきた。二回チェイスがあったが寸前のところで食わせることが出来ず。
この手のイワナは数回チェイスをした後、警戒レベルをあげて岩の奥に隠れてしまう。経験上、よく言うルアーローテなどはあまり意味がない。むしろ反応があったルアーを投げ続けたほうが良い結果に結び付く。
私はしばらくポイントを休ませることにした。飯を食ったり将棋ゲームをやったりして時間を潰す。
20分ほど経っただろうか。もう少し休ませるつもりだったが、コンピュータが強すぎて釣りに逃げることにした。
再びキャストを試みる。
その2投目。狙った通りチェイス復活!しかし寸前のところでバイトまで至らず。
チャンスは多くない。次の1投で仕留めなければおそらくこの魚は釣れない。
どうもルアーを追いきれてないようなので今度はダウンクロス気味にキャストする。
ルアーが白泡に差し掛かったところでロッドに鈍い重みが。ついに乗せた!
ラインテンションを抜かないように慎重に寄せる。ゴリ巻きはしない。フックはシングルバーブレス。首振りをされたら終わりだ。
ドラグがギリギリ鳴り、ジワジワとラインが絞り出されるが、ナイロンラインとウルトラライトのロッドが魚の暴走をいなしてくれる。
観念したのか、やがて魚は浮いてきた。慎重にランディング。
久々に緊張するやり取りだった。
山の中で「冷たい」以外の奇声を珍しく発した。
30後半に迫ろうかという、文句なしの尺岩魚。
タモの中でゆっくり休んでもらい、もといた場所へリリースした。
そこで今回は大岩魚が釣れることで定評のある、とある沢へ行ってきた。
以前は閉まっていたゲートがこの日は運良く開いていて、奥地までクルマで行くことができた。入渓までの所要時間はなんと徒歩10分程度だった。1時間は歩くつもりでいたので嬉しい誤算だ。
平素は水量豊富なこの水系も、雨がしばらくないため渇水の傾向が否めない。沢そのものに傾斜があるため、水の多くが伏流になっているのも水量が少なく見える要因となっている。
魚影は濃いとまでは言えないが、そこそこチェイスがあり活性そのものは悪くなかった。ただ、照りつける日差しを嫌ってか、やる気のあるチェイスを見せながらも2度追いはしない個体が多かった。
ここで釣れるイワナは基本的にニッコウイワナだ。水源を考えればヤマトイワナがいてもおかしくないのだが。
とある落ち込みにミノーをキャストすると、潜水艦イワナが猛追してきた。二回チェイスがあったが寸前のところで食わせることが出来ず。
この手のイワナは数回チェイスをした後、警戒レベルをあげて岩の奥に隠れてしまう。経験上、よく言うルアーローテなどはあまり意味がない。むしろ反応があったルアーを投げ続けたほうが良い結果に結び付く。
私はしばらくポイントを休ませることにした。飯を食ったり将棋ゲームをやったりして時間を潰す。
20分ほど経っただろうか。もう少し休ませるつもりだったが、コンピュータが強すぎて釣りに逃げることにした。
再びキャストを試みる。
その2投目。狙った通りチェイス復活!しかし寸前のところでバイトまで至らず。
チャンスは多くない。次の1投で仕留めなければおそらくこの魚は釣れない。
どうもルアーを追いきれてないようなので今度はダウンクロス気味にキャストする。
ルアーが白泡に差し掛かったところでロッドに鈍い重みが。ついに乗せた!
ラインテンションを抜かないように慎重に寄せる。ゴリ巻きはしない。フックはシングルバーブレス。首振りをされたら終わりだ。
ドラグがギリギリ鳴り、ジワジワとラインが絞り出されるが、ナイロンラインとウルトラライトのロッドが魚の暴走をいなしてくれる。
観念したのか、やがて魚は浮いてきた。慎重にランディング。
久々に緊張するやり取りだった。
山の中で「冷たい」以外の奇声を珍しく発した。
30後半に迫ろうかという、文句なしの尺岩魚。
タモの中でゆっくり休んでもらい、もといた場所へリリースした。
- 2017年6月20日
- コメント(2)
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