▼ 宮崎県(神宿る海)①
- ジャンル:釣行記
- (fun)
宮崎県
東国原知事の出現により一気に知名度がアップした九州南東部に位置する県だ。
宮崎のアングラーと言えばこの人
友草清一氏を差し置いては語ることができない。
アカメやヒラスズキなど記録魚を釣るなか、ひときわ記憶に新しいのが
昨年12月に釣り上げたという150cm 24,4kgのオオニベだ。
釣りビジョンのロケ中に釣り上げ、ファイトからランディングまでを克明に記録されたこの魚
この友草氏の偉業に誰もが酔いしれ感動したことだろうか。
今年のフィッシングショーでは釣りビジョンブースでオオニベを友草持ちする等身大パネルを横に
生々しくその当時の様子を語っていた友草氏をブースの片隅で目に焼き付けていたのを思い出す。
このオオニベ
沖の深場では船から稀に釣り上げられるらしいのだが、
この時期だけはエサを求めてシャローによってくるらしいのだ。
そんな魚にチャレンジする機会を与えてくれるということになり、
図々しくも友草氏の住む宮崎へと急遽飛ぶことになったのだ。
16日
早速、宮崎へと飛び、到着早々に出迎えてくれたのは
東国原知事
(思いっきりパネルです・・・)
初の宮崎へ遠征してきたのは良いものの気になっていたのは急性胃腸炎。
年に何度かあるんだが、タイミング悪く宮崎入りの数日前に発症。
当日も気持ちが悪く頭も痛かった。
友草氏はオオニベを釣る直前に殺気みたいのを感じ、気持ち悪かったと言っていたが
僕は宮崎に着く前からすでに気持ちが悪かった・・・。(それとは質が違います・・・)
が、ヤツとの勝負を目の前にそんなヤワなことは言っていられない。
子供だましの薬を飲みつつ空港を出たのであった。
空港を出ると友草氏の運転する車に乗せてもらい仕事場へ。
ここから今夜ガイドをしてくれるというアンソンさんを待ち、
サーフの下見へ行くことに。
海岸へ出ると友草氏の顔が渋くなった。
様子を見ながら走り回るが変わることはない。
台風22号 ドルフィン
この日、宮崎入りするのと同時に遥か南にあった台風が
僕のいる宮崎へと直角に向きを変え近づいて来ていた。
そのウネリがもろに宮崎のサーフへと到達。
「壊滅状態でこれでは釣りにならないかもしれない・・・・」
そんな言葉に自然の猛威はしょうがないと思うしかなかった。
この時期、台風なんて滅多におきず静かなもんなんだと話してくれたが
これは試練と受け止めこの場をあとにしてホテルへチェックインしにいくことに。
夕方、アンソンさんと軽く腹を満たし
早速釣りに行くことに。
帰り際のサブさんと情報交換し、夜のサーフへ。
しかし、サブさんの話でも状況は良くないらしく
友草氏も合流してサーフを叩いていくもののバイトがでない。
すぐに見切りをつけた友草氏の機転により川筋へいくもののベイト不在か、
反応がなく。
さらにそこからテッパンポイントと言われるところへ連れて行ってもらったのだが
この時期確実に釣れるはずのポイントもベイトがおらず・・・
釣れるタイミングになっても何も起きることがなかった。
しかし川の中でウナギを発見!!
思わず写真を撮ってしまったが、
川の中を歩いているだけで何度もウナギが見れるとは驚きだった。。
ここまでツキがないと、しょうがない・・・
夜中遅くまでガイドしてもらったにも関わらず行く先々であり得ない状況が次々と襲い掛かり
結局シーバスのバイトも得られないままこの日は寝ることになった。
翌昼
仕事休みの友草氏と川の様子を見に行くことに。
デイ河川。
下げっぱなの河口部へフォノランさんと3人でポイントへ入る。
サッパを追ってシーバスが入ってきている可能性があるとのことで
流れのなかをバイブ、ミノーとあらゆるルアーを投げたおしていくが
ルアーへのバイトがない。
2回ほどサッパが追われたような感じがあったんだが
小さなバイトを1回拾っただけで
この場を諦め昼食へ。
チキン南蛮発祥の地・宮崎
ホンモノのチキン南蛮を食らいつつ午後の作戦会議。
オオニベの話を色々聞きつつ、その話のなかで
どうやらUPMには
「オオニベ被害者の会」の会員と (オオニベを掛けたもののランディングにまで至らず悔しい思いをした人たち)
「オオニベセレブリティの会」の会員 (見事オオニベを釣り上げた経験のある人たち)
そしてそのどれにも属さない会員がいるらしい。
もちろん友草さんはオオニベセレブリティの会長である。
もしかしたら「オオニベ被害者の会」にでも入会できないかと
想いがよぎる。
「ちょっと荒れ気味だけどやってみよう」
ってことで今一度サーフへと向かった。
途中サブさんに波や台風の進路などパソコンで確認してもらうと昨日より台風が近づき、
余計に波が高くなっているとのこと。
風はないんだがウネリだけがすごい。
天気は快晴
風もない
ウネリだけある・・・
といった状況でシーバスやヒラの可能性ならあるかもしれないとのことで
ひたすら波間の向こうへとレッパやショアラインシャイナーSL17を撃っていく。
そのときだった・・・
左をみるとカポさんのロッドが曲がっている!!
急いで駆け寄るとなんかやばそうな引き。
これはヤツかもしれん
カポさんの顔が一気に真剣みを増す。
そう思われたが・・・
これは引くはず。
背中にルアーが掛かって上がってきたのは良型70cmほどのシーバスだった。
しかし、これでも羨ましい限り。
なんとか魚を掛けようと頑張ったものの反応がなく夜の部へ。
夜の部をサポートしてくれたのはフォノランさん、ウスヲさん、エレクトさん、ゴリさん。
このメンバーで夜のサーフへと急ぐ。
宮崎のサーフ
余裕で一日で大きく地形が変わるらしい。
ここ最近UPMメンバーがヒラのいいサイズを上げたというサーフに来てみたが
波高もあり地形が全体的にフラットになってしまっているとのこと。
色々と解説してもらい納得すると
このままでは何も釣れずに終わってしまう僕をかばってとある河川へ。
「セイゴ~フッコしか釣れませんよ」
と言われたがこの際何でもいい。
宮崎の魚に触れたい一心でポイントへ。
東京にもあるようなシチュエーション。
明暗部にマリブ78を打ち込みスーっと流し込んでいくとコンコンッ!とバイト!
これが宮崎初フィッシュ♪
しかし、後が続かず次の日に備えて体力を温存することに。
相変わらず収まらないウネリ。
今日もダメかもしれない
そう言われた最終日
「折角宮崎に来たのだから東京でできないサーフで玉砕して帰ってもらった方がいいですね」
そう言ったのはウスヲさんだった。
この調子だとサーフがダメだから磯へ連れて行ってくれようとしていたのだが
サーフでオオニベ という夢を最後まで抱かしてくれた一言だった。
11:00
ホテルへと迎えに来てくれたウスヲさんの車へ乗車しそのサーフへと目指す。
ウネリの状況はどこを見ても昨日、一昨日と変わることはなく
遥か200m沖から崩れた波が襲ってくる。
そんな状況の中
グチャグチャの波打ち際までしっかりと泳ぎきってくれるのが
ショアラインシャイナーSL17F-Gだった。
これだったら投げ続けられる。
ポイントに着くとショアラインを右へと流れる潮。
そして右へと流れる潮が右から左へと流れる潮とぶつかり沖へと払い出す一点。
その右から左へと流れる潮が払いだされまた左へと巻き始めるところ。
サーフってこういうところで釣れるんだろうか?
そう思ってキャストした数投目
いかにもな払い出しを通り過ぎ
手前のブレイクへと差しかかった瞬間だった。
スローリトリーブなのに
今まで感じたことのない衝撃が走った
- 2008年12月1日
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