▼ 思い出のロケを振り返る(ZERO POINT編)
- ジャンル:釣行記
- (continue (釣行記))
ちょうど丸々一年前の撮影で行った博多。
この時の釣りを再考察してみたいと思う。
博多へは釣りの撮影やイベントで何度も訪れているものの
「ZERO POINT」の撮影はそれまでと雰囲気が違う。
100%リラックスして釣りできるわけでもないし
100%緊張して釣りしているわけでもない。
その割合が丁度いいというか
「ZERO POINT」の撮影では自分がおかれる環境づくりが
とてもいい状態にある。
昔、博多湾で撮影したダイワの
「釣れるDVD」シリーズ。
その時は緊張・プレッシャーの割合がやけに高かったと思う(笑)
しかも撮影時に凡ミスでロッドを折った記憶が・・・
この「ZERO POINT」の撮影で印象的だったのが
シャローでの釣り。
フィッシングショーの横浜と大阪のダイワステージトークショーで
この時の様子や考察を話させてもらっているが
やっぱり印象的だったのである。
ここの並びの似たようなサーフでも釣りをしたことが過去あるし
この沖でボートで釣りをしたこともある。
なんど行っても湾内だからなのか流れは緩い。
この時期、東京は夏日を超える日が少しづつ出てくるため
プランクトン増殖で茶褐色の濁りが強まってくる。
だが、博多は東京の3~4月のような潮色。
潮は済み過ぎてもおらず、濁ってもいない。
ということもあり見切られる要素が強いイメージを持っていた。
攻めると決めたポイントの水深は浅く
最初に投げたソラリアの飛距離地点で1,5~2m前後。
明るい時間にはその場所のボトムが薄っすらと見えるレベルで
海藻が点在しているのもわかる。
流れの緩さと比較的澄んだ潮。
1本釣るだけならミノーのスローな釣りでも釣れるだろうと
思っていたけど攻められる範囲の中で釣りをしている限り
見切られる可能性と複数の魚を釣り重ねることは難しいと
何度かソラリアを投げて思ったのを記憶している。
ベイトがかなり手前に寄っているような状況が
その時、その場で見られていたらその釣りを続けていたかもしれない。
沖に走る潮目とシャローに点在する海藻とそのポケット。
このプラス要素は大きかった。
これもなかったら早々に移動を決断していたように思う。
異なる性質の潮がぶつかり合うことで発生する潮目。
そこにはベイトの回遊ルートとなることもあるし
より小さなベイトは溜まりやすい状況が発生することもある。
それを踏まえれば潮目が消えない限り粘る価値はある。
点在する海藻は少なからずボトムからの高低差を作る。
それによって発生する複雑な流れや
ストラクチャーとしての要素もプラス要素と考えられた。
問題は探れる範囲と使えるアクションのバリエーションだった。
飛距離が欲しいので必然的にシンペンをセレクトする。
あとは居るかもしれないシーバスに
レンジとアクションとスピードが合っているかどうか。
この点は割と寛容なシーバスだった。
飛ばせれば即釣れるというものではなかったが
アクションとスピードに関しては
思った以上に幅広く反応してくれたように思う
最初の反応はガルバスリム80Sだった。
ソラリアよりも速めのリトリーブスピードで
ソラリアよりも速めのピッチのアクション。
これが、その後の釣りを広げるきっかけになった。
2本目もそれを確かめるよにしてガルバスリム80Sで釣ったシーバス。
これで一つの自分の中での基準ができた。
ガルバスリム80Sのレンジ、アクション、スピードなら釣れたという事実。
これを中心にどの項目をどれくらいずらしても釣れるのか
その時、キャスト範囲内にいる魚の反応を探っていくことになった。
翌日の夜も同ポイントに入った。
風や潮などの条件は大きく変わることなくベイト次第では
前日に近い釣りが想定できた。
手持ちのシンペンで状況を確かめていく。
初日に反応があったが掛けきれなかったエンヴィー95。
ティップの高さでレンジをガルバスリム80Sと同じところを
通しているイメージで引いてくるとバイトが出た。
その後はまた確かめるように
ガルバスリム80Sで掛け
さらに幅を広げヨイチ80でも掛けた。
ガルバスリム80Sやエンヴィー95より重いので
リトリーブスピードはこの中で最も早く引かなければいけなかったが
それでも反応は良かった。
デイゲームでも同ポイントでやってみたいとトライ。
潮目や潮色は夜と変わらないが
どうしても明るい時間は見切られやすい。
飛距離的にも必然的にバイブレーションを選んだが
なんせ水深が浅い。
最初は潮目付近にシュナイダー13gを投げて速い巻きで掛けた。
沖の一文字に伸びるゴロタの堤防脇の少し浅いところ。
潮が変化しやすく海藻の無いところだったが
フルキャストでそこへ撃ち込むと何度かバイトが出た。
もっと探れる範囲を広くとるため18gに変更し
13gで掛けたところへ撃ち込んでみたが
時々ボトムを擦る。
水深も徐々に浅くなっていく時間帯だったこともあり
ベイトが深い側へと移動していた可能性も考えられる。
それに伴ってシーバスも移動していたのか
キャスト方向を変えて若干深い側へと撃ち込むと
魚が溜まっていたのかそちらでバイトが出た。
撮影じゃなかったらもう数時間投げていただろう状況・・・
連発するほどではないんだけど探り探りでポツっと拾える感じがまた
飽きなくやれそうな状況だった。
色々と考えながらできたのも最初の1本があったからこそ。
そこから広げていく。
それが出来た釣りだった。
うなぎも欠かせませんでした(笑)
当時のブログ記事はこちら↓↓
https://www.fimosw.com/u/seascape/izec1oediz8y3m
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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ダイワ・ガルバ73S
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ダイワ・ミニエント70S (7月発売予定)
ダイワ・キャロット72S
ダイワ・スライ95F
アイマ・アルデンテ70S
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バレーヒル ・ クイックスナップ #1 25lb
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- 2020年5月13日
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