リップの壊れたミノーを修理してみた

秋の夜長の内職シリーズ




夏の終わりと秋の始まりの間ぐらいのなんとも言えない時期



リバーシーバスを狙うのにパターンがよくわからない中途半端な時期




釣れ出したらちょっと連発したりするそんな楽しい時期にシーバスを狙って河原をうろちょろ



この時期の、特に新月の日はいい場所にはいい魚が、微妙なポイントには微妙な魚がついてる時期な気がします…楽しい。







今回はウエーディングでしたがウエーディングに限らず僕は魚が釣れた時にあまりネットを使いたくありません


昔はネットを使うと魚へのダメージが軽減って聞いてウエーディングの時もなるべくネットを使ってました




けどネットインしてそのネットの中で魚が暴れてフックがネットに絡まって結果魚がクタクタになる事がたまにあるので、どちらが正解かはわかりませんが岸からそれほど遠くない場所でウエーディングする時はネット使わずに岸まで戻って浅瀬にズリ上げてフィッシュグリップでランディングしてます




キャッチ率を上げるならネット入れる前に空気吸わせて弱らせて大人しくさせてからネットインなんでしょうけど僕はヒットさせる事が1番の目的で、ファイトを楽しんだ上に手元まで来て姿を確認できれば十分!


キャッチにはこだわりが無いのでなんとなくネットは敬遠しがち




けどそういう事をしてると…さっきも書いた通り「元気な」シーバスちゃんはフィッシュグリップをかけようとするとビチビチ暴れます




足場が砂利なんかだとガンガンとルアーが打ち付けられて…





リバーシーバスではブレイクライン付近で食わすのが大好きなんですが、ブレイクラインで上手く食わせると増えるのがハーモニカ食い




ハーモニカの状態で首振って暴れて砂利にルアーが打ち付けられると…まぁ当然リップが折れるんです





こういう時期使うルアーって二軍や三軍じゃなくて一軍使うと思うんです


一軍のヒットルアーのリップがどんどん折られていくんです


悲しいんです





あぁ、限定カラーのMが死んだ…あぁ、廃盤カラーのMが死んだ…




まだまだ綺麗な状態のボディ…綺麗に無くなったリップ…



リップ無くなっても使えるルアーはいくつかありますが、このMってルアーはリップがないとダメなルアーの典型




何度も水面を泳がせたりウエイトを貼ってシンペンとしてのデビューも考えましたが全く使い物になりません




さてどうしたもんか…






修理方法はいくつか聞いた事がありますが正確に形を再現できる方法をチョイス




必要なもの

①おゆまる 100円

②2液エポキシ接着剤 100円

③直したいルアーと同じルアー

④ルアーを固定する何か

⑤ヤスリ 100円






やり方は超簡単!

作業してきます




まず「おゆまる」をコップかなにかに入れて熱湯を入れて3分待ちます





すると「おゆまる」がフニャフニャになります




柔らかくなったおゆまるを壊れてない方のルアーに押し当ててリップとルアーの型をとります





コツはあまり触りすぎずに一気にギューっと押し当てて1発で型を取ること




10分ほど放置して型が固まったのを確認してルアーから外します




取れた型をリップが折れたルアーに装着してピッタリ合ってるかを確認します






型を取る段階で修正したり触りすぎるとこの時に隙間ができちゃってます


もし形が気にいらなければ再度熱湯につけて型取りからやり直し!










納得のいく型が取れたらルアーを固定する台を用意します


台の条件は2つ

①ルアーが動かない事

②リップの角度に合わせて角度を選べるもの



まぁ適当に発泡スチロールとか箱ティッシュの空き箱で作ればOKです



僕はamazonの箱を適当に切ってガムテープで箱型にして切り目入れたもの用意しました






箱が用意できたらリップ有りの方をセットしてリップの上辺が水平になる角度を見つけておきます



僕はiPhoneのカメラのグリッドラインを使って水平を探しました


ちょうどいい位置が決まったら印をつけましょう






ここまで用意してからエポキシを練っていきます

今回使うエポキシはダイソーの2液タイプで硬化時間は10分です


2つの液をなるべく同じ量になるように出して手早くしっかり混ぜます







綺麗に混ざったらヘラで掬って型の中に流し込みます

量は形成したいリップの体積より少し多め!

※多いのは削れば済みますけど少ないとどうしようもありません!






とりあえず自己責任の目分量で入れたら先に作ってた固定台にセットします



この時にリップを水平にするのと同時にルアー自体も真っ直ぐになるように調整します


これをしっかりしていないとリップが左右非対称になって真っ直ぐ泳ぎません!





ここまでできたら後は触らずに10分以上放置します

硬化時間は10分ですがリップは接着剤として使用するより厚みがありますので長めに放置してください。





今回は晩ごはんの後に作業してお風呂入ったり歯磨きして2時間ほど放置してから型を外しました








うーん…盛りすぎましたね。
はい、絶望です






目詰まりしまくる安物のダイソーヤスリしか無いけど代わりを買うのも面倒くさいので水で詰まりを解消させながら削っていきます




タバコ吸いながらちょろっと削ったのがこんな感じ





更に音楽一曲聴きながら5分程度削ったのがこんな感じ





まだちょっと厚いし細かい部分は気になるけど悪くない!!!




リップとボディの境目ぐらいに薄くエポキシが乗ってしまった場合はカッターを押し当てるとパキッと外れます


コツは細いカッターではなくて太いカッターを使って引いて使うんではなくて「押し当てる」




ファミコンとテレビのアンテナを繋ぐ時にアンテナケーブルの被膜剥いたでしょ?

車のホーンを社外品に変える時に被膜剥いたでしょ?

あの感覚です!




力加減は様子見ながら押し当てつつちょっと動かすと「パキッ」と取れます




女子供には伝わらない表現ですが、こういう時に見てる人の男女比が男100%なブログは便利ですよ(TT)






都市伝説とか釣り具メーカーの販売戦略と言われようが僕は釣りガールの存在を信じてます


どこかにいるであろう釣りガールへ…届け俺のクソブログ!!!







男しか見てないと思ったら急にヤル気なくなったwww




まぁ納得いくまで削ってバリとってスイムテストして調整して終わりって感じです!

今晩スイムテストしてきます

ではでは

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