大先生と呼ばれる若者

僕はとある若者に『大先生』というあだ名を付けたんですが、たまにナゼ大先生なのかと聞かれる事があります



それは彼と釣りをした事がある人ならわかると思うんですが、言葉にするには難しい…



なので今日は彼との釣りをなるべくリアルに文字にしてみました



弱冠21歳の彼がなぜ大先生と呼ばれるようになったのか…
















2017/7/20
今日は若者2人に声をかけていただいて普段とは全く違うエリアに釣りに行きました



ターゲットはドラゴンと呼ばれるサイズの大型太刀魚なんですが、行く予定のポイントの太刀魚情報は全く無し



とりあえずベイトは確認してくれてるようなので最悪何かは釣れるだろって事で調査のつもりで行きましょうとのこと



調査なのでとりあえず1番可能性の高いテンヤで攻めてみよって話になったんですが約束の日の前日に四宮はるゆき大先生からLINEが…




大先生『ワカメさん、テンヤってこれでいいんですか?(テンヤの画像)』

ワカメ『ちがうよ、こっちのやつ(テンヤの画像)』

大先生『あ、それ僕が買ったやつですね(^^)』



だったら最初の画像は何だったんだい?( ´_ゝ`)






大先生『あ、エサってどうするんですか?』

ワカメ『エサは冷凍庫に常備しとるよ』

大先生『さすがです(笑)また他の時に買っていきますね(^^)』

ワカメ『ん?エサ買ってないってこと?』

大先生『はい(^^)そしてもう店出てます』


とてもナチュラルな強制ですね( ´_ゝ`)






そんなこんなで予定の時間が近づいてきたので下っ端の僕は大先生のお迎えに向かいながら電話を



ワカメ『ちょっと早いけど今から行くわー』

大先生『来る時にパン買ってきてもらっていいですか?』


(あれ?大先生の家から待ち合わせ場所までにコンビニいっぱいあるような…)


ワカメ『何がいい?』

大先生『おすすめで(笑)』

ワカメ『甘い系と辛い系どっち?』

大先生『両方で(^^)』


とてもナチュラルにパシらされましたが偏光レンズをパシらされた方に比べればお安い御用で…





大先生と自分のパンを買って待ち合わせ場所に到着して大先生の車を横に止めても大先生はトランクを開けたり運転席に乗ったりバタバタしてました



数十分放置されたので何かあったのかと思い大先生の車のドアを勢いよく開けて



ワカメ『おはよう、まだ行かん?何かあった?』と聞くと


大先生『あ、そっちの車で行きますか?』

ワカメ『いや、俺はどっちでもいいけどこっちの車で行く?』

大先生『僕もどっちでもいいですけど荷物運びますね』

ワカメ『あ、はい…』




教訓その壱: 大先生と待ち合わせした時はジッと待たずに挨拶に伺うこと







予定の場所に到着して駐車場から離れたポイントに向かう道中でタバコを忘れたのに気付いて

ワカメ『うわ…タバコ忘れた(T_T)取りに戻る…には遠いな(T_T)』

僕がそういうと慌ただしくゴソゴソしだす大先生



少し歩いたところでそれはそれは美味しそうにアイコスを楽しむ大先生がニヤニヤとこちらを見つめていました( ´_ゝ`)



アイコスを強奪しようかとも考えましたが運良くもう1人の若者(アリ義くん)が寝坊してくれてたのでアリ義くんに電話して



『申し訳ないんやけど来る時にタバコを買ってきてください』と丁寧にお願いしました



もう少し待てばタバコが届く!と安心したところで足を止めました



釣り場であまりライトを使うのが好きじゃないんで少し手前で用意をする事に


テンヤって固くてなかなか通らないケミホタルを通したりエサを巻いたりと地味に時間がかかるんですよね




大先生の横に座って用意を始めようとすると…

大先生『え、トリプルフックなんて付けるんですか?聞いてないですよー』

ワカメ『昨日必要な物をまとめて画像送りましたよね?』




大先生『トリプルフック持ってないですか?(^^)』

ワカメ『ルアーのを外したらあるけど…ルアー持ってきてない?』

大先生『しゃーないルアーのを外すか…あ、ケミホタルください』


コノヤロウ…( ´_ゝ`)





ケミホタルをあげて12匹持ってきたキビナゴの半分を渡してやっと釣り開始です♪





僕が前を歩いていると後ろから

大先生『僕のライト暗いんで1番足場のいいところください(^^)』

ワカメ『…ちなみにどこがいいん?』


流れの効いた側の先端の角を指差しながら

『あそこ(^^)』




ふふふ






それから得体の知れないナニカがたまに当たるもののフッキングには至らずベイトに針が掛かってるのかなー?ぐらいに思っていると大先生にヒット!


ライトの暗い大先生の照明係をする為に自分のテンヤを急いで回収して沈みテトラの無いランディングコースをガイドします



そのまま照明係をしてると

大先生『ネットお願いします』

ワカメ『抜け』

大先生『僕16lbですよー』

ワカメ『男なら抜きなさい』

大先生『えー、切れません?切れます?』


ちょっと仕返しして足場の悪い場所をグルッと回って照明係からタモ入れ係になりまして、上がってきたのは





サイズは小さいけど僕の憧れのハンマーヘッドさん





暴れるハンマーヘッドさんに近づいたり逃げたりキャーキャーと女子みたいな反応をする大先生


大先生『これフィッシュグリップ掛かります?無理ですよね?どうしよどうしよ』

ワカメ『手で掴んだ方が早いよ』

大先生『じゃあ掴んでください』

ワカメ『…はい』

尻尾を掴んで渡そうとするとブルンブルン暴れるのを見てまだ怖いようなので首のところを持って渡そうとするとソッとフィッシュグリップを掛けて写真撮影を要求してきました



タモ入れ係の次はカメラマン







なにか臭いなーと思ってハンマーさんを掴んだ手を嗅ぐと臭い…



とりあえず魚をキャッチした事でテンションが上がった所でアリ義くんとタバコの到着




タバコうめー( ´_ゝ`)




ウットリしてるとようやく僕のテンヤにも魚がヒット!


グイグイとトルクのある引きからズシッと重たくなったと思ったらめちゃくちゃ軽くなったので太刀魚キター!と思ったら上がってきたのはハンマーヘッドさん



人生初ハンマーヘッド!憧れのやつ♪


さっきのタモ係のお返しに大先生がサポートに来てくれました



綺麗にネットには入ってませんがテンヤがネットに掛かってるのを確認して、スプールをフリーにしてライジャケにロッドを刺してフィッシュグリップを取り出そうとしつつネットを見ると魚は居ませんでした


ふふふ






これはタモに入れる段階でフックが掛かってしまったので大先生が悪いわけじゃないんですが、流れ的にヤッパリか!って雰囲気になってめちゃくちゃ楽しかったです(笑)



基本リリース派なので魚は寄せて浮かせた時点で満足なんです(^^)






多分ショートバイトは全部コイツだろうなって話になってテンヤは終了してルアーに





何が掛かるかわからないので何でも釣れるルアーをキャスト


普通に投げて普通にアクションつけて普通にバイトして普通にランディングして次は自分でランディングして(笑)






近くで釣りしてたおじさんにプレゼントしたんでサイズはわかりませんけど70ちょいでした







そこからは日も明るくなってミニツバスが湧いてたので早掛け勝負に


大先生『あの船が通りすぎたら開始ですよ!あーリーダー変えたいなー、そのルアーはズルい!』




横でワーワー騒いでますが大先生のぶら下げてるジグは過去に僕から借りパクした盗品ですよね?


その話をすると楽しそうにニヤニヤするワルユキ大先生



お互い1投目でヒットするもののそんな悪者が勝てるはずもなく僕の勝利



そして人が勝つと何事も無かったかのように釣りを続行して、少し時間が経つと
『早掛け勝負しましょう!』
とさっきの勝負は無かったかのように勝負を持ちかけてくる大先生


2度目の勝負は時間がかかりましたけど2連勝いただきました


当然の如く特にコメントのない大先生



ふふふ









その後は釣り人保護の為にエイを釣ってトゲを抜いてリリースする事に


僕とアリ義くんはササっと仕事を済ませて






ここからが長かった…


思い出しただけで疲れてきたんで今日はこのぐらいにしときます(笑)






アカエイの毒棘






軽く当てるとプスッと穴が…






大先生の指示でトゲを撮影する事になって、このトゲを触った手でタバコを吸ったんですけど唇の下を火で焼かれよるみたいな激痛が1時間ぐらい続いて気がついたらパンパンに膨らんで水ぶくれになってました(T_T)




大先生のフリは恐ろしく悪い方向に進みます
ご注意ください








これ全く知らない人が読むと大先生が悪い奴で僕が大先生を大嫌いみたいに感じると思いますが、大先生は悪い奴ですが僕はそんな大先生が大好きです



大先生曰く『ネタを提供してあげてるだけです』





ブログを書くネタに困ってる方は是非四宮わるゆき大先生まで!

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