パイプのレストア

100%への道は、残されたのがフィールドテストの繰り返しのみ。

だが、この寒さに加え、ちょいと風邪気味という事もあり、暫し休憩。

で、家に居ると暇なんで、また良からぬ事をw


パイプ始めた時に、客からもらったパイプが2本ある。

で、最近ちょこちょこ買い増ししてたりしてると、気になる事が出てきた。

それが




ボウルトップの焼け焦げ。

勿論、「もう使わないから」という理由で戴いた物なので、そういったのは承知の上。

ただやはり、綺麗なパイプを使い始めると、(特に外で吸う場合)敬遠してしまう。

ところが、このパイプ、A/Rメソッドで綺麗にしてからは、結構喫味がよろしい。



勿体無いじゃん



という事で、こいつをレストア(別名・実験w)してみる事に。

先ずは礼儀として、先方にお断りしてからじゃないと。

「改造していいっすか~?」と聞いたところ、「もうあげた物だから、好きにしていいよ」と。
(スイマセン、既にA/Rメソッドの実験台にしましたがw)

という事なので、先ずは焦げてる部分を全部削り落とす。

先ずは鑢で大きく削り、そこから#800以上のサンドペーパーで円を描くように削ると、綺麗に仕上がる。

大量の削りカスが出るので、一旦水洗いし乾燥。




2週間程乾燥させ、先ずは塗装。

外側にはみ出さないようにマスキングテープを貼ろうとしたら、逆テーパーなので綺麗に巻けず。




なので、絶縁テープで代用w

先ず、木目を出す為に、濃い色の染料で目出しをする。




(写りが悪いですが、一応木目が出てます)

次に、ベースとなる色を入れていく。




色が入れ終わったら、仕上げにコーティング。

で、ここからが問題。

先だって水洗いした時に気づいたのだが、ブライヤーという素材は物凄く水を吸う。

で、喫煙中の水分を吸収してくれるから喫味が良くなるらしい。

となると、ここを塞いでしまっては、元も子も無いのではないか、と。

まあ、吸い終わったらボウルの内面から揮発していくのかも知れないが、吸っていく内にカーボンやらタールやらが付着する。

そうすると、揮発しにくくならんのか?と。

ならば、吸収した水分がボウルトップから飛んでくれれば、これほど良いことはない。

そこで、コーティングに何を使うか考えた結果、出た答えが



柿渋



この柿渋という素材、元から自然の物なので、木との相性は抜群。

これを木材に塗り重ねると、木は撥水性となり、強度も上がり、しかも呼吸出来るので腐らずと、最強の塗料。

ただし、乾けば消えるのだが、臭いが強烈なのが欠点w
(なので、こいつの塗装は屋外推奨)

って事で、丁度パッケージングトラブルでメーカーに返品する予定だった柿渋を重ね塗りして・・・




適度な光沢が出たら乾燥させて、帆布で磨き上げれば・・・





完成♪


我ながら、初めてにしては上々の出来。

これなら、見た目を気にせず吸えるから、もう一個もやっちゃおう♪


これまでは、焦がさないように注意しながら火をつけていた。

特に風の強い時はやっちゃいがち。

なので、釣りの時には、ダメにしても良い安物を専用にしていた。

レストアが自分で出来るようになったから、気兼ねなしに使える。



これで、気を遣いながら火をつける必要がなくなるぜ(爆)

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