ロッドのパーツ交換は「賭け」

先日、私の心を 折ってしまった、ブルジョアロッド。

パーツ代だけでミドルクラスの竿1本買える価格なので、「更新」か「パーツ交換」か悩んだ。

更新するとしても、私のバチロッドへの要求を満たしてくれる竿は、そう無い。

まあ、前回の購入から2年経っている事もあり、新製品を探せばあるかも知れない。

ただ、今のご時世、(客はほぼ居ないけど)店で長時間竿を探すのは…

求めている物がマニア過ぎる為、現物も触らずにインプレだけを頼りにネット購入なんて、もっての外。

という事で、「パーツ交換」を選んだ。





実はこれにも問題がある。

2年前のログを読んで頂ければ判るが、私の求めている物が「買ったロッド」にはあっただけ。

ロッドにも個体差がある為、実はそれがイレギュラー品で、たまたま自分に合っただけという可能性もある。

ただ、何せ生まれて初めてのブルジョアロッド。

「ハイエンドなんだから、誤差なんてある訳無いだろ~♪」という気持ちが、背中を押したのは間違いない。


頼んで2日後には到着した為、早速セットして調子を見ると



!?



明らかに違う。

感覚で語るとグズグズ言うのが居るので、解り易いよう1/100gまで同じ重量(31.24g) にしたルアーを先端に引掛け、同じ場所で固定した写真がこれ。





曲がりが違うでしょ?
(片手でロッド押さえながら写してるんで2枚目は角度がズレてますが、水平で撮ってますので大体のイメージが判るかと)

ついでに言うと、ガイドの取付位置も僅かだが違う。

手前(シーライド)が折れた方・奥(オーシャンドミネーターキーズ)が取り寄せた方。

端的に言おう


当たりである


と。

数百匹の魚を掛けてるのだから、折れた方が多少ヘタレてて当然かと。
(ハイエンドは、それ位じゃヘタレもしない!という反論はあるかも知れませんが…(汗))

しかしながら、それよりもしなやかな曲がりをしてくれている。

調子を見た一発目、ティップを天井に当てて手首を曲げた瞬間の感覚に間違いは無かった。
(だから数字に拘るのはチェリーだけで、普通は感覚で充分なのよw)

「これで実釣に差が出る訳ないだろ」と仰る方も居るでしょうし、それもごもっとも。

拘る部分は人それぞれなので、否定する気は毛頭ありません。

しかしながら、私がバチ用ロッドに求める80%がこの部分なので。


賭けに勝った!


が、冷静に考えると、ハイエンドと言われるロッドですら、この体たらく。

ミドルクラスともなれば、その差はより大きいだろうと。

となれば、竿調子に拘りのある方は、下手にパーツ交換するよりも更新した方が良いのではないだろうか。

何せパーツ交換=取り寄せ=選べない。

今回は当たりだったから良かったものの、その逆の可能性だってあった訳で。

となれば、36600円+消費税という大金を払って、さらに心を折られる事になったと。


ハイエンドだからと妄信的にならず、冷静な目で見る必要性があるなと感じた出来事でした。

 

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