先ずパワーゲームルアーリーダーをインプレする前に、私がリーダーに求める条件を書いておきます。

・しなやかさ(伸びも含む)
・耐久性
・比重
・コスパ(爆)

本来ならば、ナイロンリーダーの方が自分には合っている。

が、耐久性と比重という点で、現在はフロロリーダーにしている。

メインライン程ではないが、それでも10種類以上のフロロを試し、現在最も信用性して使っているのが


シーガー グランドマックス
(ホントはもっといいのがあるんだけど、コスパがね…)

正直な話、釣行毎、少なくとも数釣行毎に交換するのであれば、格安フロロでも充分。

事実、バチ時期は岸ジギで使っているメインラインの半端な残りを使用してる。

が、秋の釣りは別。

仕事が忙しくなり、時合のタイミング上交換を忘れたまま出てしまう事も多い。

そんな時は、やはり信用性のあるリーダーを使う必要がある。

また、秋の釣りはトップかストラクチャーゴリゴリの釣りしかしない。

そのくせ交換しないんだから、どれだけリーダー含むラインシステムに負担かけてんだよ、と。


んで今回、初めてのリーダーが届いた訳だ。

フロロの原料（？）はポリフッ化ビニリデンであり、シーガー(クレハ)はそのメーカー。

東レはそれを作ってない(はず)だから、外注品となる(はず)。

それだと、確実にコストは上がる。

って事は、どこで差別化を図るのかと。

説明文には「東レラインテスターによる云々～」と書かれてる。


こりゃ、期待薄だな、と。


誤解無きよう書いておくが、テスターが糞とか言ってるんじゃない。

テスターが求める物と自分が求める物が違うだけ。

「自分のオキニは他人の地雷」というように、特定少数の人間が作った方向性は、経験上ほぼ自分には合わない。

ただ、間違いなく自分の方がマイノリティなのだから、正しい方向に作ってあるんだろうとは思う。

という事で、変な偏見抜きで製品を見ていこうと思う。


という事で先ずは開封する。



写真を見て貰えば判るが、小型スプールに巻かれている。

ラインブレイクする事もあるのだから、持ち運びがしやすいに越した事はない。

そういう意味では、このサイズのスプールは非常に有難い(つか、このサイズじゃなきゃダメだろと)。

この辺りは、やはり実際に現場に出てるテスターの意見が反映されてるんだろうな、と。

そして何より感動したのが、この輪留めゴム。



シュシュみたいのが付属してるのは結構あるが、時折リーダーの端が中に入ってしまう事がある。

そうすると、それを外すのに一苦労するが、コイツは摘み部がちゃんと出てる。

これなら、万が一入ってしまっても、簡単に取り出す事が出来る。

流石、判ってるわ！

と外してみたら



たった今、褒めたばかりだろうがっっ(怒)

これ、ハトメじゃなくて縫い込みで良かったんじゃね？

まあ、サービス品に文句言っても仕方ないが、この辺りはちゃんとテストしたのかねぇ…


次にラインを見てみる。

気になったのは2点。

グランドマックスとの比較になるが

・白濁してる
・元から撚れてる

写真で見れば判るが、明らかに白い。



ただこれは、ステルス性を持たせた「マット仕様」の可能性もあるので、後日検証します。

問題は、もう一つの「撚れ」。

小口径スプールなので、糸癖は仕方ない。

が、



写真を見れば判るように、明らかに拠れて(糸が波打って)いる。

取り出す際も、何かに引っかかってるような感じで出ていく。

それが原因で撚れるのか、元から拠って巻いてあるのか。

良い方向に取れば、リーダーを出す際に「ボフッ」といかないように敢えて絡めて巻いてある。

が、それならゴムは要らんよね？と。

あ、あのゴムが速攻切れるのを見越しての事かw

それなら、やっぱり元から要らんよね？と。


糸自体は、グランドマックスより明らかに硬い。

自分的には、明らかにマイナス。

硬くて丈夫なフロロならば、安ライン(別名：船ハ○スw)でもあるからねぇ…

よく言えば張りがあるが、多少なりともルアーの操作性に影響が出るだろうと。

あ、因みに言うとメインラインに使われるフロロはm単価が安い変わりに、リーダー用に比べるとしなやかだが耐摩耗性が低いのが多い。

理由は知らんw

まあ、ライン全体をコンクリに引きずるような釣りはしないだろうからだとは思うのだが、これで摩耗性が良ければリーダーにしたい位。


最後に、最も重要な「コスパ」

当然、安フロロと比較するつもりはなく、グランドマックスとの比較。


…うん、高い。以上！


てな感じで、ホントは「すげー良いライン」とか「やっぱりテスターは間違いないや」とか書けば景品の確率がぐっと上がるんだろうけど、性格上無理(爆)

正直な話、外見から判断出来る中では携帯性以外の優位は全く見られませんでした。

ホントは色んな実験もしたかったんですが、手の状態がね…



という事で、ラインの宅内テストは次回以降に書かせて貰います。