とあるフックシステムにモノ申す (笑)

※「不必要な部分がある」との指摘を受け見直した所、変更すべき点が見つかった為、内容は変わりませんが公開当初からは一部表記を変更しております。
 元から自己バイアスの修正の為にログを書いていますが、表現についても然り。そういう意味ではチェックの入るライターになって良かったと思います。己の誤りを認め、正す事は「人」としてとても大切な事なので。





期待していてくれた(イタい)方々、お待たせしました♪


新 年 早 々 毒 吐 ロ グ です♡


ホントはもっと遅くにアップする予定だったのですが、思いのほか筆(っつーか指)が進んでしまったので、早々に。

果たしてこれがfimoニュースに載るかどうかは判りませんが、まあ今までと変わらず書いていきます。


正月三が日、とあるフックシステムを発案された方のログをじっくりと読ませて頂きました。

そして現物を見た時、愕然としました。


製品が矛盾だらけな事に気づいてない


初めから断っておきますが、当初は物凄く感心しました。

そこに書かれてる事は立派な事であり、共感出来る事も多く、それを信じて直ぐに店に行った位でしたから。

ただでさえ、新しい物は先ず疑ってかかる私がですよ?

というのも、私のデイ用のベイスラッグは全て


こういうセッティングにしてあります。
(ホントは針の向きは前後になってるのですが、針サイズの違いが解り易いように揃えてます)

これはウェイトバランスを取る為の苦肉の策で、私の頭ではこれが限界でした。

因みにナイト用は通常のトリプルを使ってますが、それは単に現場での針交換の際、太いアシストラインを暗い中で通すのが


老眼にはキツ過ぎる(爆)


からです。

コイツなら、例えば1つのフックが死んだら取りあえず全交換し、後々単体交換すれば良い。

そういう発想が出来ない時点で、オッサンなんだよなぁ…(泣)

で、店に行き、先ずはソイツを探して現物を見て、冒頭の状態に至った訳です。


正直、何故こうなるかが判らず、家に帰ってからより詳しく調べてみました。

ええ、単に私の誤解というか、視野の狭さが間違いなのかも知れないので。

で、「いや、俺間違えてないわ」と。

では、何が矛盾しているのか?

それを書いていきましょう。


1:バーブ付という件

これが一番の点。

確か、話の流れはシングルバーブレスからだったかと。

一時「エセ」バーブレスシングルフッカーという事もあり、非常に共感出来ました。

私の場合、キャッチには全く拘りが無い代わりに、ヒットさせる事に執着します。

しかし「エセ」で終わってしまった理由に、ヒット率の低下がありました。

キャッチ率は上がるのにヒット率は下がる。

しかもセッティングが変わる為、これまでの知識が全て無駄になる。

そこで諦めてしまったのですが、それを打開出来るという話。

食いつかない訳ないじゃないですか。

んで、店で現物を見た瞬間、



愕然とする訳です。


「言ってる事とやってる事が違うじゃん!」


どうやら3社と契約したと書かれていたので、他の2社も探してみましたが、残念ながら店頭には無く。

HPを覗いてみたら、3社全てバーブ付。

これって、どういう事よ?

契約って事は、多分売れた分だけこの方にロイヤリティが入る仕組みなのでしょうが、であれば構造等全て指定出来るはず。

「バーブレスで契約したのにバーブ付で作られた」となれば、本来ならば全回収レベルの話。

契約違反されてる訳ですから、費用は全て販売者持ちで行えます。

それを放置してる上に必死に「買ってくれ。使ってくれ。」って事は、それまでの話は全部嘘?となってしまう訳です。

それより何より言いたいのは、「店に出向いた俺の時間を返せ!」「感心した俺の心はどうなる」です(爆)


2:魚へのダメージという件

次に着目したのはココです。

魚へのダメージが極端に少ないと。

私のログを見てくれてる方は判ると思いますが、ブツ持ちの写真は殆どありません。

あるのは、食べる魚だけです。

基本、記録として写真に残す魚以外は全て即リリースしており、大多数の魚はオートリリースです(爆)

それは単に、魚で遊ばせて貰ってる身なので、少しでも良好な資源を多く残そうと。
  
…ゴメン、少し嘘ついた。

何せ狭い範囲でしか釣りしてない自分。

勿論回遊してくるのでしょうが、なるべく居着きを残しておきたいな、という助平心。

で、このシステム。シングルフック収縮チューブで閉じている。

この両方に疑問が出てくる。

このシステム自体は、魚が暴れた際に針の貫通穴を拡げない(からバラさない)のを売りにしている。

もし過剰な負荷が掛かった場合、チューブが切れるようになっていると。

が、魚の下顎の膜と収縮チューブの引裂強度、どちらが強いでしょうか?

見た所、只のPE系収縮チューブだったので、間違いなくミシン目が入ってるかと思ったが、何もなし。

最低でもカットポイント1つあれば、そこから切れていくがそれも無し。

私の見違いで、実は非常に脆いチューブだったと仮定して、次に気になったのはアイ。

金属アイだと、どうしても可動域に制限が掛かる。

通常使用の場合では問題無いと思うが、魚が暴れた場合はどうなのだろうか?

良くあるのがネットに入れて、フックアップしてない針がネットに掛かった状態で魚が暴れるパターン。

ネットの中で魚がぐるぐる回りますよね?

その際に、金属アイだと可動域は制限されます。

これがもしアシストフックだった場合、(回転数の制限はあるにせよ)より可動域は広くなります。

作ってくれるメーカーがアシストフックを作って無ければ別ですが、普通に販売されてます。

何故アシストフックを使わなかったのでしょうか?

それではこの構造が作れない?

いやいや、余裕で作れるでしょ。

ただ、確かにアシストフックって、ボッタクリ シングルよりも高いですよね。

って事は、魚へのダメージよりもコストを優先したって事ですかね?

まあ、それはそれとしてもう一つ。

ビニール袋を例えにしてましたが、もしかして必ず2つのフックが魚に掛かるとでも思っているのでしょうか?

可動式であれば、トリプルよりも角度が広がる事もあるでしょう。

その状態で魚が掛かった場合、1本でしか掛からない事が多いはず。

そうじゃないとしても、斜め下から魚が食ってきた場合、1本掛かりする事もあるでしょう。

にも拘わらず、「必ず2本掛かる」事を前提に出来る理由が書かれてない。

もしかしたら、書いている方は超凄腕で、フックアップ位置までコントロール出来るのかも…

そうしたら、素直に謝りますw


3:キャッチ率の件

これはコメント欄でのやり取りも含めての話なのですが…

先ず、言いたい事は非常に良く解ります。

確かに「ヒット率」は下がりますが「キャッチ率」はトリプルと変わらず…いや、むしろ上がりました。

あ、上がりましたというのはこのシステムを使ってもいないのに矛盾しますね(笑)

私も一時ダブルフックを使用していた事があり、バレにくさは痛感してましたから。

トリプルで釣った魚で、針1本掛かりだった場合にどの針に一番多く掛かってるかをカウントすれば一目瞭然。

カウント出来る=キャッチしているという事ですから。

たかが数千匹しか釣ってない私が断言するのも気が引けますが、圧倒的にセンター側の針であり、その側に針が2本あるんだからそりゃキャッチ率は上がりますわな。

逆にヒット率で考えると、バレた時点で確認出来ないので何とも言えません。

まあ、これは私の拙い経験からなんで、釣り方の違いでは違う結果が出るかも知れません。

もしかしたら、超エキスパートな方はフックの摩耗も計算して、3本の針に均等に(同回数)針掛かりさせる様な神業が出来るのかもw

となれば、針先の数=キャッチ率という形が出来上がりますね。

そういう部分を見ずして、針数でのキャッチ率云々は言うべきではないかと。

本文では「キャッチ率」に対してしか書かれてないので、私的に、これは正しいかと。

ただ、ダブルフックに関しては魚が暴れると針だけ抜けるとか、針がねじ曲がって使い物にならなくなる事が多発して早々に止めました。

ええ、私の釣りはコスパ最重視ですから!

そもそも、私の釣りのスタイル(ヒットしたら、とにかく鰓洗いさせる。だって楽しいんだもん♪)が元凶なのですが(爆)

という事で、私のメインの針はガマのトレブル19という、非センターフックとなっております♪

…ゴメン、コイツも少し嘘ついた。単に18本パックが安いからです(爆)

ただね、バーブレスとバーブ付、キャッチ率ってそれ程変わらんのですよ…

まあ、私の様なシーバス限定で、トータルでたかが1万匹強しか魚を掛けてない(獲ってるとは言ってないw)ド素人が見ているログで、とあるコメントをした方に対して「経験とスキルが云々」と仰ってたって事は、最低でも2~3万匹は掛けての答えかと。

って事は、スキルが上がれば上がるほど、バーブレスだとバラし易いのか…?

己の経験からすると、魚を掛けていくほどバーブの差が無くなってきたので、その先の「ゾーン」があるのかも知れませんねw


4:蘇生率の件

これはもう、そのままですね。

声高に「必ず蘇生率が高い事です」と謳ってます。

メーカー(では無いですが)がそこまで断言するって事は、どこまでデータを取ってるのでしょうか?

タグ打って、その再捕獲率?

生け簀に飼って、その生存率?

単にデッドリリースになったかどうかの違いだけ?

それをはっきりして頂かない事には、「誇大広告」とJAROに通報されてもおかしく無いレベルです。

まさか「元気に帰っていったから蘇生率100%」とか言わないですよね?

それで言ったら、私がバーブ付のトリプルで釣った魚の蘇生率も100%ですわw

何せ、弱らせる事なく一気に寄せてキャッチして、十数秒でリリースしてますから。

100%より高い確率って、ありましたっけ?(笑)

まさか業界に関わっている方が「ツインフックは即リリース。トリプルは針外しても必ず5分待ってリリース。ほらツインの方が蘇生率高い」とかは無いですよねw


5:説明の件

とまあ、細かく書くと幾らでも出てくる矛盾点なのですが、主だったのはこの4点。

で、違う視点ではありますが、コメントで幾つか質問というか疑問点を出されていた。

それに対して「説明します」と書かれていたので、その後を楽しみに読んだのですが…


「ポエム書いてどうするの?」


いや、確かに開発過程を説明するのは非常に大切。

その製品のコンセプトが理解出来るからね。

ただ、どんなに素晴らしい秘話を書かれていても、先ず疑問点が払拭されないと入っていかないというか…

手に取って欲しければ、先ずは説明からじゃないかな?と。

確かに「春までには説明します」と書かれているので、それは待つしかないでしょうが、商機を逃すのではと。

ほら、鉄は熱いうちに打てと言うじゃないですか。

それ以外にも一つ不安な点があって、「春には契約終了でfimo撤退するかも」とも書かれている。

って事は「説明したかったけど、契約切れて書けませんでしたw」となる事も否定できないな、と。

もし間に合ったとしても、その後のアフター等も必要でしょ?

ここは是非とも契約延長をして、ユーザーが納得する回答をして頂けると信じてます。(本部、俺、ちゃんと営業してるぜw)




余りに長くなると嫌になるでしょうから(もう嫌になってるって?(爆))、簡単ですがこれにて終了(笑)

ただ、これがきちんとした形になってれば、確かに素晴らしいシステムではないかと思う。

と言う事で、今、私が考えられる中では最高の形を作ってみました。

ええ、


パクリ屋工房、2020年スタートです!


コンセプト等も併せて、次回乞うご期待(嘘)

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