ロッドホルダーの必要性

私は、99.9%自転車移動による釣行です。

その移動中、最も邪魔(というか運びにくい)なのはロッド。

当初はフレームに平行に括りつけていたのだが、走る際にリールのハンドルが邪魔だった。
(要はガニ股で走らなきゃならなかった)

暫くはそれでやっていたのだが、転機は岸ジギで1ピースロッドを使い始めた事。

自転車には積載制限という物が存在し、例えば東京都の条例では、はみ出して良いのは前後左右+30cm、高さは2m以内と制定されている。

フレームに括りつける部分は、それなりの強度が必要なのでリール付近になり、そうなると制限内に収まらない。

そこで、ワイヤータイプのドリンクホルダーを貫通させ、フレームにベルトで括りつけてズレ止めにして移動していた。

これならば積載制限内に収められ、竿先も視界に入るのでより安全。

一番のメリットは、竿を直ぐに出せる事。ベルト1ヶ外せば、直ぐにセット出来る。

という事で、このスタイルでやっていたのだが、唯一にして最大の欠点があった。


折る


ベルト1ヶで留めている為、段差の衝撃やベルト切れ/外れでロッドがズレた時。

そのタイミングでハンドルを切ってたり丁度脚がその場所に当たると、高確率で竿が折れる。

これまで、何本折ってきたことか…(泣)

ただ、利便性が高かった事と、元からそれ程高い竿を使ってなかった為、トレードオフでそのままにしていた。


ところが


やっちまったよ…



ブルジョアロッド、破損(泣)


今年で3年目になる為、油断があったのは間違いないと思う。

昨年までは、この竿の時だけは走ってる最中も時々ベルトの緩みをチェックする程神経質に運んでた。

取り出す時も、(ドリンクホルダーに)引掛けないよう丁寧に。

が、先日、ポイント到着して無意識に取り出した際、「パキン」と。

特に何の抵抗もなく、私の心と共に金属音を残して逝ってくれました…

保証期間もとうに過ぎている為、交換=新品定価のほぼ半額=36000円。


もう無理っっ


これまで、これで折って交換したり、部品が無くて新調した金額は優に10万円を超える。

ここにきて、一気にその損失が膨れ上がった為、いよいよ専用品の導入を決意。

そこで先ず目についたのが、「自転車専用」の4200円の代物。

頭に血が上ってる為、迷わず購入しようと手に取ったら、ふと冷静になった。

その構造・素材を見ると、どうにもボ○タ○リ…出せても2500円だよな、と。

しかも2ピースのティップ側は筒の外のゴム紐で留めるだけ。

これ、自作で簡単に作れるが、移動時・取出し時のリスク考えて却下した構造だよな…と。
(しかも試算したら1500円以下で作れるw)

そもそも、「自転車にロッドを持たせる」事自体が破損リスクを各段に上げてる訳だから、それをやめようと。

そして導き出したのが



アブガルシア・2wayホルダー

何故この製品を選んだか。

ホルスター形状のホルダーは結構あるが、(特に樹脂成型品は)空間が固定されている為に竿の暴れは防げない。

その為のロッドベルトではあるが、何度も切れたり外れたりしてるので信用してないw

万が一飛んだ際、入りが甘いと抜け落ちるリスクもある。

ところが、これならば背面転倒以外に破損する事は無いし、ロッドも暴れないから傷も入り難い。

バッグにはベルクロ3ヶ所で止まっているので、コイツ自体の脱落はほぼ無いと思って良い。

何よりホールド調整出来るので、竿を変えても都度位置合わせをすれば良い。

1ピースロッドでは(条例違反で)使えないが、それは今までのやり方にすれば良い。

出費は僅か1500円…初めからこうしておけば、150000円以上の出費は無くて済んだのに…後悔先に立たず。


これで竿折名人返上だぜ!(爆)


実際に運用してみると、家の出入で扉を通過する際に気を遣う以外は、何のデメリットも無い。

元からタックルが軽いのもあるが、特に負担にもならず。

何より竿を自転車に固定する手間が無くなったので、移動が格段に楽になった。


(まあ居ないとは思いますが(爆))、同じ様な悩みを抱えてる方の参考になれば幸いです。

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