リールにラインを巻くときに皆さんはいかがされていらっしゃいますか。

今月号のLure magazine Salt 3月号にスピニングリール、ベイトリールの

基本的な使い方、選び方をご紹介しました。




よろしければ参考にしていただければうれしい限りです。

さて、今回ご紹介したいのが

スタジオオーシャンマーク×UOYA/糸巻き工場 IK50です。




ちなみに、私が今オフショアのレコードフィッシュを狙う上で、

最も信頼を寄せているPEラインは、ヨツアミＹＧＫの

ウルトラキャストマンフルドラッグです。

従来のものと比較してPE6号で強度表示がMAX86lbが90lbに

上がっただけででなく、耐摩耗性では2倍以上の

強度を達成しています。

実際に使用してみてもその耐久性は実感として感じています。

さて、ここでラインの強度について言及しましたが、そのラインが

持っている能力を実際に発揮できているかというと、実は釣りに

出かける前にすでに決定してしまっているのです。

ご存知のようにPEラインにしろ、ナイロンライン、フロロカーボン

にしろ、原料は石油からできているので、熱には非常に弱いのです。

高負荷ファイトを強いられるPEラインをリールに巻き上げる際には

、高いテンションでキッチリと巻かないと、ファイト中にラインが

食い込んで高切れしたり、キャストの際にスプールから出ていく

ラインに緩く巻かれたラインが引きづり出されて、エアーノットの

原因となったりします。だからと言って雑巾でラインにテンションを

与えながら巻いたりすると、巻き上げる端から痛めている

ようなものです。たとえ濡れた雑巾を使ってもに若干ましなだけで、

ラインへのダメージは否めません。

市販のライン・リサイクラーを使用した場合でも、ラインテンションを

与える際に、ラインが巻かれているボビン自体に負荷をあたえる

ことによって、糸と糸が食い込みながら放出されていく為に、ここでも

ダメージを受けています。

私自身がPEラインを巻き替える際は、スタジオ・オーシャンマークの

会社にまで出向いて行って、専用の機械を借りてラインを巻いて

いました。

これは、ヨツアミYGKの代理店、関西の釣り具問屋、「魚矢」

の依頼でスタジオ・オーシャンマークが設計したラインテンショナーで

す。この機械ははヨツアミYGKが唯一、ラインを巻く際に推奨している

ものです。この機械の仕組みは、ボビンにから出されたラインを、

独立したプーリーに巻き、このプーリーに負荷をかけることによって

ラインは熱を帯びることなくリールに巻かれていくというものです。

沖釣り専門店などではすでに採用されていましたが、

機械が大型の為、残念ながら私の店舗に置くスペースがなく

断念していました。



しかし性能に差がない、写真の簡易型がこの度売り出されました。

お店では今回導入し、リールをご購入いただいたお客様の

ラインを巻く際には使用するつもりです。

少し高額ですがヘビーユーザーやクラブでの購入、友人同士での

購入では価格以上に価値のあるものであることは明白です。

明日のレコードフィッシュを釣り上げる為の投資としては

ぜひお勧めします。