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岡林 弘樹(オカバ)

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カリマンタン釣行記Vol6「帰還」

カリマンタン釣行記Vol6「帰還」




朝五時。
セットしたアラームが鳴り、予定通りに起床。
身体は相変わらず重いが、随分とマシになった。


準備が出来たら出発だ。


皆も順々に起きてきた。
高田の体調も良くなっているようだし。
準備も早々に完了し、家の主にお別れを言った後、僕達は暗闇の道を走り始める。




「もう多分来ることは無いだろうな・・・。」



そう思うと、ちょっとだけ寂しい気もする。
しかし、昨日までの日々を思い返すと、もう二度と来ないかなぁ・・・と思ってしまった。



しかし、最高の思い出をありがとうだぜ。



暗闇を爆走する車。
もちろん、運転はRYANだ。
目隠ししながら走っているのか?ってくらいに圧倒的暗闇だ。



しかし。
還れるということは、僕達のテンションをブチ上げている。


はやく街で美味しい物が食べたい。


テンションが上がり、意味の分からない会話をしている間に、気が付けば夜は明け。



あっという間に街へ到着。



還ってきたぜポンティアナク。
都会だなぁ。



文明のある風景はやはり安心するね。



ご飯を食べ、その後色々とRYANに連れまわされたあと。



日本から来るチームメイトをもう一人、空港へと迎えに行く。




今回、ここから先の後半戦はCHILLのツアー範疇となる。
僕もそれに参加する形となる。
更にもう一名、日本からやってくるUさんが加わりパーティとなるのだ。





Uさんの乗った飛行機は定刻やや遅れで到着。
荷物もそのままに、僕達はポンティアナクの観光地を回ることにした。







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訪れたのは赤道記念碑。
ポンティアナクは赤道直下の街だ。



ポンティアナクに来たからには、一度訪れてみたいと思っていた。





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程よい規模のモニュメントが姿を現す。
なんか天体観測できるとこみたいだな。





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んんん。赤道直下。
地球のパワーを感じる気がする。
マイティソーばりのパワーが欲しい。




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赤道直下といえば「タマゴ立て体験」である。
もちろん、僕達も体験してみたよ。
写真は、女児にガン見されながらも必死にタマゴを立てるUさん。





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あっしも挑戦しやした。
意外と難しいけど、無事に直立。
すげぇ。地球すげぇ。
これ細工されてるワケじゃないよね??




館内をブラブラ見回り、外も散歩することに。















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完全に、何人か手にかけている表情である。
多分、コイツは躊躇しないタイプなのだろう。
ココが観光地でよかった。
路地裏で出会ったならば、僕の命は無かったかもしれない。






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コイツは、言う事も聞かずに特攻して周りから止められるタイプと見た。
「もうその辺にしとけよ。」と言われても、手を止めないみたいな。
でもこういうヤツが一番にやられるんだよね。
汚い手使っても最後やられるみたいな。
















あ、上のヤツ全部、子供向けの乗り物です。
こういうアジア的センスほんと好きです。




















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少し歩けばカプアス川が見えてくる。
現地民が釣りをしたり、非常に穏やかな風景だ。



目の前に広がる広大な川。
土色と黒が混ざって赤黒い水色になっている。



もっと上流に行けば、感動するほど黒くなっていくのだという。



早く見たい。



明日は奥地へフライトだ。
ようやく、カリマンタンの楽園を見ることができるのか。























翌朝。
感動するほどのブラックウォーターを目指し、僕達は飛行機に乗り込んだ。






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下に見える入り組んだ川。
土色の川にブラックウォーターが交わるのが見える。



果たして。
どんな物語が待ち構えているのだろう。




ドスンと衝撃が走り、着陸後の減速を始めた飛行機の中で湧き上がる高揚を抑えきれないでいたのだった・・・。




























カリマンタン釣行記Vol6「帰還」~終~
次回へ続く・・・。


 

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