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岡林 弘樹(オカバ)

大阪府

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カリマンタン釣行記Vol2「道中」

僕達の乗った車はデコボコ道を軽快にぶっ飛ばす。


道にはありえないくらいデカい穴が突然空いていたりするので避けゲー気分である。



今回、一緒に奥地へ同行してくれるメンバーは3人。




まずはRYAN
今回の旅ではドライバーを受け持ってくれている。
話を聞くとかなりの釣り好きのようで、あれやこれやと最近行った釣りの話をしてくる。
喋るとお調子者感がにじみ出るのでなかなか面白いヤツでもある。



次にMARCEL
メンバーのリーダー的存在で、魚類学者でもある。
実際、後で出てくる魚類の知識には驚かされるものがあった。
今回の旅ではキーマンとなる男である。



最後にJAKARIA
彼は多分、着いて来ただけなのかもしれない。
釣りをする様子も無いし、魚に執着しているわけでもなさそうだ。
ただ、何かと小回りよく僕たちの身の回りの世話をしてくれた。
今回の旅で無事だったのは実は彼のお陰なのかもしれない。



この3人に加え、俺と高田で奥地を目指す。



目的の釣り場の近くにある村に世話になり、そこをベースキャンプとさせてもらうプランだ。
狙う魚は次回に説明するが、秘境感あるフィールドには間違いなさそうだ。






















道中。
ぶっ飛ばし走行をしていた車が、ありえない深さの穴にとうとう落下してしまった。

激しくバウンドした車。
その衝撃で俺は吊り手に激しく頭部を強打してしまった・・・。

人生で4番目くらいに激しい頭部打撃。
(ちなみに1番目は5歳の頃にエスカレーターから落ちた時の衝撃だ。)

1秒くらい頭が真っ白になり、気絶しようか迷ったけどなんとか復活。

いや、ほんとに一瞬向こう側見えたよね・・・。

まだ移動3日目でゲームオーバーしたくないんですけどwww


かなりの痛みでテンション下がり気味の道中にはなりつつも。


まぁそんな感じで。












カリマンタン釣行記Vol2「道中」











始まります。





















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その後、車は数時間走り続け、道中の飯屋に辿り着く。
いつもの食事スタイルで適当にご飯を頂く。


村に入る前だし、これが最後の「ちゃんとした飯」になるかも。
なんて思いながら。







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飯を食った後はまた移動。
穴だらけでも一応舗装されていた道路は、遂に舗装されていない道に変貌した。





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穴の開いた橋は木で補強されている。
こういう場所通る時って妙にテンション上がってしまうよね。







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まぁパンクしちゃったんだけどね・・・。
しかも目的地直前でwww






時刻は夕刻。
とりあえずRYANが修理に取り掛かる。


四苦八苦していると。
偶然通りかかったバイクに乗った坊主オヤジが一緒に手伝ってくれることになった。






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なんかいいオヤジきたなぁ。
オヤジのお陰もあり、30分くらいするとパンクも修理完了。
走行可能になった我々は再び目的地を目指す。




しかしこの坊主オヤジ。

俺らを着いてくる。

めっちゃ着いてくる。




え、もう帰っていいのに・・・。



なんて思っていると、とうとう目的地まで着いてきてしまった。




どうすんのこのオヤジ・・・。
困惑しているとおもむろに席に座るオヤジ。



そして


「さぁ今回のプランを話し合おうじゃないか」




え?



実はこのオヤジ、今回世話になるガイドさんだったのだ。



変に疑ってごめんなオヤジ。



まぁそんなこともありつつ。
無事に入村完了。
あとは村長の家や役所など、色んな所を回り滞在の許可を頂く。








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村長の家でドリアンを食べさせられる高田。
これも大事な人付き合いだ。
(俺は食わなかったけど)






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他には美味しそうな果実を頂いたり。
ライチっぽいけど正体は不明。
味も薄いライチっぽい感じではあるので割と食べやすかった。




ひと通り回り終えた後、今回泊めさせてもらう家にお邪魔する。
ガイドの家に泊まるようで、コンクリで作られた立派な家に驚かされる。




テレビもあったし。






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ここでも出てきた謎の果実。
味は・・・薄くて良くわからない。
実が柔らかくて手で取ると崩れてしまう。








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その後は晩御飯だ。
米にインスタント麺とイワシの缶詰や目玉焼きをかけ、その上から甘辛いソースをかけて食べる。
これがなかなか美味しい。




この調子だと「食に対する不安」は抱かなくても済みそうだなと思いつつ。
美味しく完食。

















ご飯も食べ終わり、暇になったので近くの川へガサガサをしに行くことになった。





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流れが速く、ガサガサしにくい川ではあったもののチラホラと採れる魚達。
旅先での楽しみの一つでもある。



見慣れない魚も混じって楽しいひと時だった。














明日はいよいよ釣り場へ向かう日だ。
夜更かしも程々に今日は就寝。





















翌日。
釣り場に向かうまで少し暇が出来てしまった。
皆すでにソワソワしている。
このテンションを消化した我々は近所へ釣りをしに行くことになった。




「めっちゃ釣れるしな!!」とやたらテンションの高いRYAN。



まぁ、ここはカリマンタンだ。
ホントにめっちゃ釣れるかもしれない。



それに、これが今旅の初釣りにもなるわけだし。
なんか良いこと起きればいいなぁ、とふんわり思いつつ。










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田舎道をゴトゴト走ること数十分。







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野池かと勝手に思っていたが、到着したのは狭い用水路。
というか、田んぼである。



もっと言えば、
ひとんちの田んぼである。



え?ここで釣るの?
という気分を隠せない。


しかしRYANは一番に用意を終え、しかも容赦なく田んぼに向かってフロッグを投げ込んでいる。



綺麗に植えられた稲をフロッグがガサガサと荒らしまくる。



なんとも痛ましい光景だ。
俺が持ち主なら怒ってる。




とりあえず俺らも釣り開始。
比較的釣れそうな雰囲気のある用水路をフロッグでチョンチョンしてみると。




ピチョン、とバイト




速攻でぶっ飛んでくる魚。





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www
小さいwww


まぁ、用水路だし仕方ないか。



カリマンタンに来て一匹目の魚がプラーチョンとは。
なんとも縁深い魚だな・・・。




ちなみに僕はこの一匹しか釣れなかった。

















その後、帰る雰囲気になってもRYANが一向に帰ってこない。
もう帰りたいんだが・・・。
ダラダラとした時間が過ぎる。




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そんな気分も小鳥を見れば落ち着いてしまうのだ。

俗に言う「ギャンかわ」である。

なぜ小鳥をこの人が持っていたかは謎だけど。



















RYANもようやく、ゼェゼェ言いながら帰ってきた。
みんな揃ったので村まで帰る。



帰りついて暫く休憩していると、バイクに乗った集団が家の前に到着。


どうやら今回雇われたポーター(タクシーみたいなもん)のようで、バイクに二人乗りで奥地へ連れて行ってくれるらしい。








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僕の相棒はこのオヤジになった。
陽気だし、ぱっと見では良いヤツっぽいぞ。


それに、
エヴァみたいなカラーのバイクがイケてる。


なので以降はこのオヤジを
「エヴァ」と呼ぶことにする。



しかしだ。
ポーター全員荷物が多すぎる。
てか、釣り具も道具も何もかも持ってきてて「むしろアナタたちも釣りする気満々ですか?」な状態である。


それに、ひとりひとりが荷物を持ちすぎているので、俺らの荷物を載せこむスペースが無い。


仕方ないので、自分の荷物を両手に抱える。(バズーカーだけ村人に持ってもらった)


自由に動かせるのは片手の指二本だ。
その二本の指で必死にエヴァの服を掴み、いよいよ二人乗り開始。



この時点で謎の違和感を感じつつ。
まぁ釣り場に着いたら楽園でしょ!と楽観でそんな気持ちを払拭していた。







そう、今日この日から。
忘れられない・・・思い出深~い数日になるとは思いもせずにね。


























カリマンタン釣行記Vol2「道中」~終~
次回へ続く・・・。

 

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