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岡林 弘樹(オカバ)
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▼ パプアニューギニア遠征④~斧があれば大体OK~
前回の更新から少し時間が空いてしまいました。
すみません。
パプア遠征の続きを始めます。
前回の記事→http://www.fimosw.com/u/ookb/vv3c7rzsnwjgjf
我々の乗った船は岸に引き返し始めた。
遂に戦士の登場だ。
岸に立っていたのは屈強な男性。
シャツと肌の色があんまり変わらない。
森の中での迷彩効果とか凄そうだ。
というか何処からやってきたんだろう?
手には斧を持っている。
戦士を乗せて、再度ヤツが掛かる網へと向かう。
斧を持つ手に殺気が宿る。
いよいよ、獲物を仕留める瞬間がやって来た。
※動画しかとっていない為、スクショ公開です。
村人がゆっくりと網を引き寄せる。
既に2発の槍を喰らったノコギリはかなり弱っていた。
年貢の納め時だぜ・・・。
戦士が振りかぶる。
ウワアアアアアア!!!!
ソイヤッ!!!
ウワアアアアア!!!
ここからの展開はというと。
もう一方的な殴打。
君がッ!死ぬまで!殴るのをやめないッ!
状態です。
ちなみに普通だったら引く場面ですが、完全にアッパーにキマッてしまった我々は「アハハハハ!!キル!キル!」と叫びながらハシャギ倒しています。
ゆえに恥ずかしいのであまり動画を公開したくないという・・・。
とうとう息絶えた獲物。
どうやら勝利したようだ。
改めて戦士の戦いっぷりを見てみると、単に斧を振り下ろしているだけのように見えて「あれ?俺でも出来るんじゃね?」という錯覚に陥りそうだ。
しかし、この考えは愚かだ。
多分、並の人間にはノコギリの装甲を貫く事すら出来なかったのだろう。
最悪、死んでいたかもしれない。
岸までエイを引っ張って行く。
横たわった獲物。
こう見るとむっちゃんこデッカいぞ!!
全長は3mほどだろうか。
他人の獲物で大盛り上がり。
村人よりハシャギ倒していたかもしれない。
子供達の「なんだこいつら・・・」的な視線が背中に突き刺さる。
自然界でこんな形が出来上がるなんて・・・神秘だ。
綺麗に等間隔で並んだ刃。
かっこよすぎる。
肌はザラザラで、いわゆるサメ肌?
とにかく胴回りがデカイ。
村人と記念撮影。
皆、嬉しそうである。
ひとしきりワイワイした後には、みんなで解体開始。
真っ二つ。
解体されて船に積まれました。
解体してる間、血の匂いに寄ってきた小魚。
ドクターフィッシュと呼ばれているらしい。
日本でいうコトヒキみたいなもんか。
水中に居ると、執拗にすね毛を抜いてくる。
厄介な魚だ。
獲れたエイの身をエサにして釣ってやった。
ついでに、コイツを餌にして泳がせ釣りしてみたが特に何も起きず。
バラマンディとかこないかなぁなんて思ってましたが、甘いですね。
ひとしきり解体し終えて、午後の釣りが始まるのかと思いきや。
「タイムアーーーップ!!」
終わっちゃったよ。
エイで半日終わっちゃったよ!
でもまあ、滅多に見れないモンも見れたし。
結構満足な一日だっだ。
解体したエイと寄り添いながら帰路につく。
帰りの海は朝とは違ってやや波気が出ていた。
途中、陸地に寄って休憩。
船の上にはエイの肉隗が詰められている。
これがまたひどい臭いだ。
アンモニア臭ってやつなんだろうか・・・。
エイの血も船底に溜まって地獄のようになっていた。
地獄に舞い降りた天使・・・・。
ココナッツを割るオッサン。
「こうやって割るんやで?」
というメッセージを感じる。
何回か撮り直させられた。
無事に村に到着。
釣具を片付けて、先に水浴びをして・・・。
遂に初パプアンバス料理とご対面!
うおおおおおお!
たんぱく質バンザイ!!
脱たんぱく質してからまだ40時間ほどしか経っていないのに何故か感動した。
パプアンバスのココナッツミルク煮。
美味い。
正確に言うと全然味なんか無いんだけど。
もう何でも美味い!
そしてコレ。
タピオカという芋。
量が多すぎる。
苦しい。
芋にここまで攻められたのは人生で初めてだ。
芋の量が多すぎて苦しかったけど完食。
せっかく出してくれた料理だ。
お残しは許されない。
食後には村の子供たちが沢山集まってきた。
気が付いたら床下にもいた。
カエル探しをしてみる。
俺はすぐに辞めちゃったけどマコちゃんは頑張っていっぱい獲ってた。
カエル、でかい。
そして簡単に捕まえられるくらいにノロい。
ひとしきり遊んだ後。
最後に皆で記念撮影。
これにて本日は就寝・・・。
迎えた二日目の朝。
昨日と同じ様に綺麗に澄んだ空だ。
モーニング豚だね。
しかし、あんまり水を飲まなかったせいかドンヨリと身体が重い。
水分が無いと人間はこうも容易く弱ってしまうのかとエモい気持ちになる。
[2] エモいとは感情・感動といった意味の英語“emotion(エモーション)”を略したものに形容詞化する接尾語『い』をつけたもので、なんとなく寂しい気持ちや悲しい気持ちを表すコギャル語である。by日本語俗語辞書
とりあえず、出船の準備だ。
その前に、大の便が唸り始めたのでレストタイム。
トイレといってもきちんとした施設は無い。
水浴びをする小川の下流で執行する。
小川といっても川幅は1mほど、水深なんかは20cmほどだ。
かなりオープンなトイレだ。
壁なんか無い。
大自然だ。
いわゆるNOGUSOスタイル。
プカプカと流れていくソレを見届けて、なんだか感慨深い気持ちになった。
そう。
とりあえず、出船の準備なのだ。
船のある場所に行くと早くも船が浮かんでいた。
すごい。
段取りが良すぎる。
そして船を囲む村人が増えている。
本日の操縦は、船のオーナーであるおじいさんと助手の青年。
あと何故か村人が3人乗ってきた。
キャストスペースが昨日より2人分縮まり、いよいよ厳しくなってはきたが、船が浮かんだだけマシだ。
結果から先に言うと、この日はパプアンをキャッチ出来なかった。
おじいさんガイドの下、昨日の河川を撃っていくが、反応が無い。
一応、マコちゃんと俺にワンヒットずつあったのだが、共にバラしてしまった。
少ないチャンスをモノにしたかったが、こういう日もある。
しかし、ハタ等は程よく釣れたし楽しい一日だった。
むしろ、この日があったからこそ後々のエリア選別が可能になったと言っても過言ではないので、有意義な一日だ。
帰りは昨日より波気があり、少々怖い。
ここで転覆したらサメとかにバイトされるんだろうなぁ・・・とか。
まぁそんなことは起きずに無事に村に到着。
途端に次なるアクションを起こさなければならないとも知らずに・・・・。
次回、釣行三日目ログです。
よろしくお願いします!!
その⑤へ続く。
すみません。
パプア遠征の続きを始めます。
前回の記事→http://www.fimosw.com/u/ookb/vv3c7rzsnwjgjf
我々の乗った船は岸に引き返し始めた。
遂に戦士の登場だ。
岸に立っていたのは屈強な男性。
シャツと肌の色があんまり変わらない。
森の中での迷彩効果とか凄そうだ。
というか何処からやってきたんだろう?
手には斧を持っている。
戦士を乗せて、再度ヤツが掛かる網へと向かう。
斧を持つ手に殺気が宿る。
いよいよ、獲物を仕留める瞬間がやって来た。
※動画しかとっていない為、スクショ公開です。
村人がゆっくりと網を引き寄せる。
既に2発の槍を喰らったノコギリはかなり弱っていた。
年貢の納め時だぜ・・・。
戦士が振りかぶる。
ウワアアアアアア!!!!
ソイヤッ!!!
ウワアアアアア!!!
ここからの展開はというと。
もう一方的な殴打。
君がッ!死ぬまで!殴るのをやめないッ!
状態です。
ちなみに普通だったら引く場面ですが、完全にアッパーにキマッてしまった我々は「アハハハハ!!キル!キル!」と叫びながらハシャギ倒しています。
ゆえに恥ずかしいのであまり動画を公開したくないという・・・。
とうとう息絶えた獲物。
どうやら勝利したようだ。
改めて戦士の戦いっぷりを見てみると、単に斧を振り下ろしているだけのように見えて「あれ?俺でも出来るんじゃね?」という錯覚に陥りそうだ。
しかし、この考えは愚かだ。
多分、並の人間にはノコギリの装甲を貫く事すら出来なかったのだろう。
最悪、死んでいたかもしれない。
岸までエイを引っ張って行く。
横たわった獲物。
こう見るとむっちゃんこデッカいぞ!!
全長は3mほどだろうか。
他人の獲物で大盛り上がり。
村人よりハシャギ倒していたかもしれない。
子供達の「なんだこいつら・・・」的な視線が背中に突き刺さる。
自然界でこんな形が出来上がるなんて・・・神秘だ。
綺麗に等間隔で並んだ刃。
かっこよすぎる。
肌はザラザラで、いわゆるサメ肌?
とにかく胴回りがデカイ。
村人と記念撮影。
皆、嬉しそうである。
ひとしきりワイワイした後には、みんなで解体開始。
真っ二つ。
解体されて船に積まれました。
解体してる間、血の匂いに寄ってきた小魚。
ドクターフィッシュと呼ばれているらしい。
日本でいうコトヒキみたいなもんか。
水中に居ると、執拗にすね毛を抜いてくる。
厄介な魚だ。
獲れたエイの身をエサにして釣ってやった。
ついでに、コイツを餌にして泳がせ釣りしてみたが特に何も起きず。
バラマンディとかこないかなぁなんて思ってましたが、甘いですね。
ひとしきり解体し終えて、午後の釣りが始まるのかと思いきや。
「タイムアーーーップ!!」
終わっちゃったよ。
エイで半日終わっちゃったよ!
でもまあ、滅多に見れないモンも見れたし。
結構満足な一日だっだ。
解体したエイと寄り添いながら帰路につく。
帰りの海は朝とは違ってやや波気が出ていた。
途中、陸地に寄って休憩。
船の上にはエイの肉隗が詰められている。
これがまたひどい臭いだ。
アンモニア臭ってやつなんだろうか・・・。
エイの血も船底に溜まって地獄のようになっていた。
地獄に舞い降りた天使・・・・。
ココナッツを割るオッサン。
「こうやって割るんやで?」
というメッセージを感じる。
何回か撮り直させられた。
無事に村に到着。
釣具を片付けて、先に水浴びをして・・・。
遂に初パプアンバス料理とご対面!
うおおおおおお!
たんぱく質バンザイ!!
脱たんぱく質してからまだ40時間ほどしか経っていないのに何故か感動した。
パプアンバスのココナッツミルク煮。
美味い。
正確に言うと全然味なんか無いんだけど。
もう何でも美味い!
そしてコレ。
タピオカという芋。
量が多すぎる。
苦しい。
芋にここまで攻められたのは人生で初めてだ。
芋の量が多すぎて苦しかったけど完食。
せっかく出してくれた料理だ。
お残しは許されない。
食後には村の子供たちが沢山集まってきた。
気が付いたら床下にもいた。
カエル探しをしてみる。
俺はすぐに辞めちゃったけどマコちゃんは頑張っていっぱい獲ってた。
カエル、でかい。
そして簡単に捕まえられるくらいにノロい。
ひとしきり遊んだ後。
最後に皆で記念撮影。
これにて本日は就寝・・・。
迎えた二日目の朝。
昨日と同じ様に綺麗に澄んだ空だ。
モーニング豚だね。
しかし、あんまり水を飲まなかったせいかドンヨリと身体が重い。
水分が無いと人間はこうも容易く弱ってしまうのかとエモい気持ちになる。
[2] エモいとは感情・感動といった意味の英語“emotion(エモーション)”を略したものに形容詞化する接尾語『い』をつけたもので、なんとなく寂しい気持ちや悲しい気持ちを表すコギャル語である。by日本語俗語辞書
とりあえず、出船の準備だ。
その前に、大の便が唸り始めたのでレストタイム。
トイレといってもきちんとした施設は無い。
水浴びをする小川の下流で執行する。
小川といっても川幅は1mほど、水深なんかは20cmほどだ。
かなりオープンなトイレだ。
壁なんか無い。
大自然だ。
いわゆるNOGUSOスタイル。
プカプカと流れていくソレを見届けて、なんだか感慨深い気持ちになった。
そう。
とりあえず、出船の準備なのだ。
船のある場所に行くと早くも船が浮かんでいた。
すごい。
段取りが良すぎる。
そして船を囲む村人が増えている。
本日の操縦は、船のオーナーであるおじいさんと助手の青年。
あと何故か村人が3人乗ってきた。
キャストスペースが昨日より2人分縮まり、いよいよ厳しくなってはきたが、船が浮かんだだけマシだ。
結果から先に言うと、この日はパプアンをキャッチ出来なかった。
おじいさんガイドの下、昨日の河川を撃っていくが、反応が無い。
一応、マコちゃんと俺にワンヒットずつあったのだが、共にバラしてしまった。
少ないチャンスをモノにしたかったが、こういう日もある。
しかし、ハタ等は程よく釣れたし楽しい一日だった。
むしろ、この日があったからこそ後々のエリア選別が可能になったと言っても過言ではないので、有意義な一日だ。
帰りは昨日より波気があり、少々怖い。
ここで転覆したらサメとかにバイトされるんだろうなぁ・・・とか。
まぁそんなことは起きずに無事に村に到着。
途端に次なるアクションを起こさなければならないとも知らずに・・・・。
次回、釣行三日目ログです。
よろしくお願いします!!
その⑤へ続く。
- 2015年12月27日
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