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2★テスターに求められるもの、のコツ その2

  • ジャンル:日記/一般
  • (生活)
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前回の続きです。
一般の方は関係ない話題で申し訳ございません。

全五回です。
<h3> テスターに求められるもの、のコツ1</h3>

誌面露出等はメーカーから用意されることは
まずないと思わなければなりません。
この不況では絶滅危惧。ない、です。

釣り雑誌というのは、そもそも本来
投稿
から成り立ちます。

雑誌や新聞等出版物の誌面というのはWEBと違い、
嘘八百書いていい場所ではありません。
そこに出る、ということは社会的にある程度の価値『信用』が生まれます。
対人関係ではどうでもいい価値ですが、
メーカー側には大きな価値です。
また、テレビの出演等の基準にはこの紙媒体や執筆内容だけで社会的価値が大きく作用することがあります。


さて、投稿は個人がライターであり、カメラマンでもあります。

ところが、そこに発生するギャラはとても低く
消耗品をメーカーにもらいでもしなければ
もしくは遊びの延長、と割り切らなければ、
ギャンブル要素が強いレジャーゆえ、
費用的には本来展開できないレベルです。

そんな中、何かの道具ひとつでもテスターやモニターであれば、
ある程度の負荷を軽減できます。
つまり、web以前の時代感覚かもしれませんが
誌面に出てこそ、その価値がある、と言えるわけです。
※ブログの話は明後日。

そもそも取材バンバンに見える、今の雑誌がおかしいのです。
これは不景気も影響した広告絡みの流れ、というのもあります。

しかし、もっと遡って考えると、
じつは投稿があって、はじめてその釣り人の実力は発揮され
編集者と仲よくなり得るきっかけが生まれます。
フィッシングショーやブログで会ったからといって
取材に来るところまで発展するのは稀です。

あたりまえの話ですし、熱意のある投稿が出来る人を編集者は求めています。
編集者は締め切りが全てなので
自動的にそういう熱意の見られる人に誌面が割かれるようになります。

なので、たとえimaのような有名メーカーがスポンサーについても、
その方向から取材が来ることはないと思った方がよいでしょう。
今をときめくファンキー山岡氏の誌面なんて、彼が電話して
ちゃんと自身でとってきた仕事です。
何も恥ずかしいことではなく、ずうずうしくもなく、
『責任』と『やりたかったこと』を両立させている結果です。

例として挙げさせていただきましたが、
ファンキーさんはモノ作りの側では(今は)ないので、
ここまではやるべきだからやった、というだけの話なのです。

ここから先は、スポンサーの力関係がページ構成に混じってきます。
もちろん、口出しできませんしボツになっても我慢も要ります。

<span style="color: rgb(178, 34, 34);">その編集側との人間関係のはじまりは、もちろん投稿記事です。
ある程度有名な釣り人で中身のしっかりした人は皆、投稿をキチンとして成り立っています。
レッド中村氏であろうが、邪道藤澤氏であろうが、
スタートは無名。自分で道具を買って揃えて
投稿を繰り返し、ボツもくらって、でもあきらめずに
反省し、研究した結果、その信用の上でこそ
今の立場に居続けられるのです。

それは締め切りを守ることなども含め、人間関係も端的に示す結果にもなり得ます。
そして続けることで、関係を継続できているという
最低限の人間性も明らかにできるのです。

一人で続けられるようなブログと
誌面掲載のアングラーはここに信用度の大きな違いがあるのです。


また、こうした熱意ある動きをアングラーからしなければ
メーカーからモノをもらっている意味も価値もありません。
例え世界記録が釣れようが
その意味がわかっていない場合、
編集者が取材に来ることはないのです。

投稿が恥ずかしい、というテスターさんの話を以前
耳に挟んだことがありますが、
こんなことを思われる方は、物をもらう資格どころか
釣具を給料やおこづかいで商品を買われている一般の皆様に対しても
失礼極まりない態度に相当すると思います。
釣りを辞めていいレベルどころか
社会にすら失礼な、身勝手な話ではないでしょうか。

<span style="color: rgb(255, 0, 0);">投稿は大前提に考えて下さい。
<span style="color: rgb(178, 34, 34);">臆せず、どんな雑誌にも、誰だって本当はチャレンジできます。
それが釣りのいいところであり、まあ、よくない部分でもありますが&hellip;(笑)

明日へ続く

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