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上宮則幸

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キャスティング時のグリップ

  • ジャンル:日記/一般
とりとめ無いから、日常生活において極力魚釣りの事は考えまいとしているのだが…
ついついあーでもないこーでもないと物思いに耽り始めてしまうと、時間が経つのが早い早い(笑)


キャスティング時の身体の効果的な使い方に今は興味があって、足の裏の重心の移動のさせ方から骨盤の安定のさせ方、肩の入れ方抜き方、肘での吸収、手首の固め方…云々。

キャスティングとは、ひとつひとつの動作を掘り下げるのではなく、その全てが連動するものなので、フィールドで確認しながら考えるのが理想なんだし自宅での思索なんか諦めればいいものを、幸か不幸か現代はスマホなんて余計な機械があるもんだから録画した自分のキャスティングはもちろん、プロアマ問わず沢山の釣り人のキャスティングも観れたりして、ついつい睡眠時間が削られてしまう。
今夜もFishmanロッドのグリップにリールを装着して、午前3時まで独り寝室でシャドーキャスティングをやってたわけだ(笑)

遠投するときのロッドのグリップの仕方をあれこれ試していて、やっぱ2フィンガーかなぁと。
以前は近距離戦の時だけ2フィンガーで、遠投は1フィンガーだったのだけど、最近は近距離戦と同じ2フィンガーに矯正した。

事の発端は最近弄り回してる青物タックルのキャス練中に、1フィンガーでフルスイングしたら思いっきりバックラッシュして、ルアーも110gのペンシルだったからガツン!とストップした衝撃で手からタックルが離れちゃって、堤防から海に放り投げちまったんだよね(笑)

スピニングはもちろん、ベイトシーバスタックルでも考えられないミスなんだろうけど、ロッドとリールで1100gもあるし、長い竿で重いルアーを振るもんだからバックラなんかしようもんならその衝撃たるや凄まじくて、まぁ漁港の堤防だったからすぐに回収出来たけど、水深のある荒磯だったらちょっとヤバイぞ!と(笑)
1フィンガーじゃ掛かりが甘いんじゃないか?
それで、トリガーをしっかり握るために2フィンガーを試し始めたんだよね。

それ以来、どんなに酷いバックラこいてもロッドごと投げちまう事は無くなったんだけど、思わぬ副産物もあった。
サミングの精度が上がったんだ。
その仕組みは…

トリガーの前に人差し指と中指の2本を掛けるのが2フィンガーだけど、人差し指は意外に力を抜いても大丈夫な事に気が着いた。
感覚的には小指から中指にかけて徐々に力が抜ける感じで、人差し指はほとんど力は必要ない。
人差し指が力まなくなる事によって、あら不思議、親指の動きが非常に楽にスムーズになったんだ。

その頃おれは、スプールの表面のラインを押さえるサミングの間違いに気付いた頃でスプールエッジを押さえるスタイルに切り替えた直後だった。
以前も書いたがラインを押さえるサミングは、スプール自体のオーバーランを実は効果的に制御する事にはならない。
シーバスタックルではあまり意識しないかもしれないが、PE8号を200m巻くようなリールを触ってみればすぐに理解できる。
ラインを押さえる事によって、スプールがラインの下で空転して、芯の方からどんどんラインが緩んでくるんだ。

そうすると、ブレーキやサミングなんかでは制御不能な位にキャストの度にラインがワラワラと湧き出すようにバックラッシュが繰り返され、たまたま魚が掛かっても、ラインがスプールの上で空転してしまう。
シーバスでベイトタックルを使っている人もこのファイト中のライン滑りは経験した事のある人は多いと思う。

そのラインの緩みをキャンセルするためには、ラインではなくダイレクトにスプールエッジを押さえるサミングが必要になるのだが、これが親指の力加減が意外にムズくてなかなか上達しなかった。
ところが、握りを2フィンガーに変えて練習開始したら、あっさり微妙なサミングコントロールが可能になった。

最近ではシーバスタックルでも2フィンガーだ。
暫く使ったラインを引き出してみても、スプールの芯までほとんど緩みなし。
不自然なバックラッシュもファイト中のライン滑りも皆無だ。


それにしても、人の身体って面白い。
元々自転車競技やアマチュアレスリングをやってたり、空手をかじったり、最近ではヨガや合気道に興味があるんだけど、それら全てにキャスティングにも通じるエッセンスがあって非常に勉強になる。
今回のグリップの握りなんかは、今考えればモトクロスのハンドルの握り方に通じるもがあるなぁ。
そんな感じで異分野の知識なんか取り入れて、スポーツキャスティングでも始めてみますかねぇ。

ますます魚釣り行かなくなるなこりゃ(笑)

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