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上宮則幸

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下り坂

上流域から打ち始めた。
魚が付くと思われるピンは二カ所あるが、何せこのエリアは広大な面積のヒラキになっていて、群れが溜まることの多いプールのような場所。
ベイト次第で鱸が爆釣することもまれにあるエリアなので丁寧に探りながら釣り下るも、ベイトの反応が薄い。
おまけに流れが緩い。
タイドグラフ上では潮位差が大きい時間を選んだつもりだが、既にひいた後みたい。
しかし、昼間の下見で先攻者がランカー2バラシの上、アカメまで目撃されたと聞いたエリア。
見切りが難しい。
本命のピンの一カ所でしれっとに水柱が上がる!
が、手前に寄せて抜き揚げ時にすっぽ抜け。
若造なので惜しくはないが、その一本で見切りがついた。

このエリアの状況が変わったのか、そもそもこのエリアが昼間のポイントなのかのどちらかだ。
一応バイトがあったピンをにソーッと近寄り光をあててみた。

目の前に広がっていたのは一面巨ボラの絨毯!
驚いたボラが沖に一斉に逃げる突然の爆音と水しぶきに、こちらも腰が抜けるほど驚いた。

鱸もアカメも不在。

次は昨日のチャンネルのエリアへ。
あえて昨日の方法ではなく、普通の方法で攻めてみる。
昨日のベイト群が不在。
下流域のソル友さんからのメールによると、そちらのエリアはベイトが大量にいるとの事。
少し上のこのエリアには全くいない。

その後もいくつもの筋を丁寧に流して、定番ストラクチャーまで釣り下るも、完全ノーバイト!
ここで潮止まりを迎えてソル友さんと合流。
1バイトのみで終了したらしい。

潮に合わせて下る状況を適時読み解いてエリアを絞り込む大切さと、見切りの適切さはまだまだ自分には足りないらしい。

翌日の夜は敢えてキャンセルして昼間の下見に力を入れようと思った。

あっ、あの定番ベイトが接岸の情報もある。
期待したい!

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