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上宮則幸

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黒い大鱸

前日、旧い友人から電話が入る。

他愛も無い雑談。
その最中に彼がここ最近末吉方面に仕事で通っていると言う。
ふと、高隈ダムの話になった。
と言うか、気になって話しを聞き出したと言うのが正確か。

彼が毎日通る国道504はそのダムの湖畔をかすめるように延びる。
ガキの頃、単車を飛ばし湖畔のワインディングで膝を擦って遊んだ話しになりかけたが、おれがしたかったのはそんな話じゃなくて、ダムの放水の話だった。

釣りをしない彼でも、当然おれの釣り好きは昔から良く知っている。
ブラックバスか?
いや、鱸、シーバスとだけ答えたが彼にはピンと来ない話なのは無理も無い。
鱸は海の魚で、おれが聞いているのは川の源流に程近い山の上のダムの話だからだ。

「馬のしょんべんのごっゴーゴー放水しちょっど」
あ~、そうだよな。
昨日の下流の様子を下見していたから予想は出来てたんだが…

残念ながら高隈ダムのライブビューカメラは一般に公開されてはいないようだ。
放水の開閉は知る事はできるし、ダムの水嵩もネットで把握できる。
ただ、今現在の放水の勢い、放水量ってのはおれ達にはわかんねーんだ、見に行かない限り。

その彼から今朝早くにまた電話。
「知ろごあろで、いっかすっが。ちった減っせぇ爺さんのしょんべんのひこばっかいやったど」(知りたいだろうから教えてやるが、ちょっと減って、爺さんの小便ぐらいだったぞ)
ダムの放水の話だ。
相変わらず品のねー喩えだが、親切な野郎だと、礼を言って布団を慌てて脱け出した。
偶然だが今日は休みを入れていた。

おれはダムの放水の落ち着くタイミングを待っていた。
居る確信なんかなかったし、むしろあの増水と水質じゃあ捌けちまったかもな。
ただ、居られるヤツがもし居るならばだ、そいつはデカイに決まってる。
遊泳力のあるヤツしかあの流れに留まれるはずが無いから。
数日前の雨による増水はその位、川を荒らし切っていた。




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まぁいいさ、釣れようが釣れまいが。
魚釣りはおれの生活の一部だから。
特に期待に胸が高鳴るわけでも無く、だが、水にその水勢に変化が生じたならばだ、なるべく早めにフィールドに立つべきだとは思った。



上流だ。

愛竿Beams RIPROUT 78ML を握り、ルアーケースにはBlueBlue SNECON 130Sを詰め込んだ。

何時もと違うのはリーダー。
山豊テグス、フロロショックリーダーだが、いつもの7号1ヒロではなく、12号を3ヒロカルコンに巻き込んだ。
随分太いし、随分長いリーダー。
これが明暗を分けたと言うのは、単なる結果論ではない。
経験則だ。
その時その場所で当然のように、捕るためのちょっとした思い付き。

ちった寒みやいねー…(ちょっと寒いな)
スーパーカブを支流の上流域に向けてトコトコ走らせた。






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