実釣六日目

予知夢とか予言とか霊視とかに非常に興味がある。
ただ、今はそう言ったスピリチュアルなものは、自分の脳内の記憶を基に合成したイメージであって、実際予知や予言や霊視なんかができるなどとはおれは全く考えてはいない。
おれも散々幽霊を見た。
それも40前から突然だ。

先日、友人達と飲む機会があって、幽霊談義に花が咲いた。
共通しているのは、幽霊を見た時ってのはグタグタに疲れ果てていた時だ。
心身の疲れが、何かしらネガティブな発想に繋がり、居ない筈の脅威を自分で作り出していると言う事で意見が一致した。
ただ、一点不可解なのは、初めて幽霊を見た日には同じ部屋に居合わせた赤の他人三人も同じものを見ていたらしく、大パニックになった。
集団催眠ってのでそれも説明が付くらしい。
いや、でも…
それが全て脳内で作った幻影だったとしても暗闇には魔物が潜んでいるには違いない。
疑心暗鬼とは良く言ったもんだ。

冷静であれ！
ナイトウエーディングを安全に楽しむための鉄則でもある。




風呂で嗅いだみかんの臭いはとうに忘れて現場に入った。
電話をしながら魚釣りの支度をする。
電話の相手は石川のFishmanテスター仲間の小嶋君だ。



カルコンとジリオンの両方のユーザーとして、比較するとどうだ？とか、多分皆さんが物凄く興味を持つような内容なんだけど、おれは今ここに内容を書くことは控えるが、多分小嶋君がそのうち書いてくれるんじゃないかと期待している。

小嶋ブログ↓
http://www.fimosw.com/u/pp4ir7ba96

まぁ、それは良しとして(笑)
通話中に突然またあの臭いが嗅覚を突く！
おや？と思った瞬間、駐車スペースの周りの立ち枯れたススキが一斉にザザザザザーーーーと揺れて音を立て始めた！
ヤバイヤバイと言いながら、電話だけ持ってクルマに避難。
小嶋君が「なんか動物やないすか？」と言うが、明らかに違う。
風？無風の筈だ！
暫くクルマの中で電話を続けるが、この小嶋って野郎は大変な意地悪だ！
「なんすか！？今叫び声が！！」とかフザケやがる。
おれはチンコが陥没しそうなくらいビビってるのにだ！
もう貴様とは話さん！と電話を切り、無理矢理奮い立って入水。


数日の間に地形の変化に注意する。
特に岸際の抉れに泥が堆積しているのが気になるが…
川の中程の砂州に目立った変化は無い。
水は昼間にチェック出来てはいないが、笹濁り程度か？
日が開いたがどうやら状況は安定しているようだ。

コモモを先発に反応を探るがイマイチ。
レンジを一気に下げて、ハニトラ95をボトムに送り込む。
底質もセンシングしたいから集中が求められるが、さっきの事でやたらと気が散る。
スピードを落とすためにスネコンを沈めてショートジャークでリフト＆フォール。
コン！
はうっ、バレた！
クン！
あぁ～、まただ！

カワヌベ狙いではあるが、せっかくの鱸のバイトなんで、ちょっと遊びたい。
ピースの小さいので釣ってやるか…そんな事を考えているとLINEが…






今度はタマまで縮み上がったが、怒りをバネに気を取り直してキャストした瞬間、風もないのに近くの水門の門扉がキー…ゴゴゴーン…とケタタマシイ音を立てる。

ひぇぇぇぇぇぇーーー

しかもババババババババーーーっクラッシュ！！！

チビりかけながら上がった。



だ、誰か、4月2日の北陸フィッシングショーでFishmanブースに居る小嶋君を見かけたら処刑よろしくお願いいたします(笑)





ぼきが釣れなかったのはあいつのせいです！！！








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