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小野ヒロシ

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流れの中で釣るという事


日曜日は朝から菜園の草刈りに精をだし、日にあたり過ぎたようで体が夕方になっても暑い。
こんな時は、大河に浸かるのが一番ということで、夕食を済ませると沐浴に行ってきました。

瀬の上の流芯にキャストすると、1投目からヒット!

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やはり、ヒゲの呪縛からは抜けてません。


前回のヒットルアーのフラペンs85がテールフックにヒットしていたので、シャロー対策とスレ掛防止でフロントフックをダブルフックに変えてみました。リアフックはガマに交換してサイズアップ済み。

上流部にキャストして、瀬を超えたところでヒット。
今度はシーバスです。最初は引かなかったが流芯に入るとドラグが鳴る。
流芯を渡りきって寄せに入ると嬉しい重さが伝わってきます。

魚との距離も15m程になり、岸際の浅瀬まで寄せてきたので、本流に戻られないように自分も岸に寄ろうとした時、シーバスが飛んだ。
セイゴのテールウォークは見たことあったが、街の薄明かりのバックにシルエットになったシーバスの魚体が尾びれ近くまで水面から飛び出した。

「き・れ・い・だ」

その大きさと美しさに正直、見惚れた。

次の瞬間、パッンという音で我に返った。ベールローラーのところからラインが切れてる。

下流で2回、エラ洗いの音が聞こえた。

茫然として動けない。

なんで、ロッドを倒さなかったのか、もう一度ヒットした瞬間からやり直したい。

自分の腕の未熟さに不甲斐ない。
魚にも申し訳ない。

まだ、チャンスはあると、ラインシステムを作り直して、キャストをはじめるが、まだ動揺が残っている。今夜眠れないかもしれない。




後ろに人の気配がして、振り返ると、アングラーが入ってきた。

この時間、こんなところまではいってくるアングラーは少ない。

「こんばんは、関根さんですか?」

「もしかしないでも、小野さんですか」

先ほどの顛末を話すと、ロッド倒さないとあのクラスだと新品のラインでも瞬間的な力にはPEは弱いから簡単に切れますよとのこと。

「私もいっぱい悔しい思いをしてきてますから、だから釣りは面白いですよ」

たしかに、そうですね。

いつも関根さんと話すと、”目からうろこ"な話が満載です。

並んで釣り始めると、変なロッド操作を始める関根さん。

驚いて見てると「なにをしてるかわかりますか?」と問いかけられる。

心の中で思った答えは「ふざけてます?」でしたが、答えはルアーを自然にターンさせ喰いの間を作る操作で、ドリフト時に1キャストで1回のターンを複数回ターンさせることができるとのこと。

どのようにするかは、自分が体得できたらまた書きたいと思う。

いい機会なので、関根さんの釣りをじっくり観察することにした。

キャストするポイントは自分の狙う地点と同じ、上流から狙うポイントに流し込んでます。ロッドの操作はあまりしてないように感じる。

ラインのテンションが張り、根掛かなと思った時、関根さんが静かに「来ましたよ」と言った。

しかし、ロッドはそのままでアワセを入れた様子は無い。

ドラグにジジィという短い音はするものの、ロッドは水平でまっすぐのまま。

さらに、リールも一切巻いてない。たぶん、操作といえばリールから伸びるラインを一直線になるよう魚の方向に穂先を向けるだけ。
立ち位置も変えてない。

流れのキツイところ抜けたところで、
「ここから取込みにはいります」
といいリールを巻き始める。

でもロッドは曲がらない、羅針盤の針のようにロッドは常に魚の方向を向いている。

そう、ロッドのしなりを全く利用していない。エラ洗いの時だけロッドの高さが下がるだけだ。

決して魚が小さい訳では無い。魚は関根さんを中心とした円弧を行き来している。

この静かなファイトの空気は前に感じたことがある。
そうだ、snifさんのやりとりを思い出した。

関根さんは私にいろいろ説明をしながら、「そこにあげますね」とすこし窪んだ岸を指差した。

立ち位置を変えることなく、ロッドを初めて起こして魚を岸に乗せた。乗せたという感じなのです。

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75cmはあると思われる有明鱸です。

静かなファイトで体力を奪われてるのか派手には暴れません。

いくつもの質問をぶつけましたが、すべて納得できる答えが返ってきました。
納得したというより納得ぜざるおえない事実という感じですかね。


一番酷い質問は「それじゃ楽しくなくないですか」とまで言ってしまいました。(^^;;

「これが、サクラマスを釣り続けてだした答えです。釣れなきゃもっと面白くないでしょ(笑)」

ダイナミックにロッドを曲げ、オーバーアクションにロッドを操作する姿に憧れていた私には受け入れがたい光景でした。

いかに自分が釣りメディアに騙されていたか(笑)

関根さんの清流鱸の釣り方は、きっと「和」なんです。

ヘラ師、鮎師のように無駄のない流れるような動作のなかで釣りあげる清流鱸師なんですね。

ラインブレークの悔しさは消え、次、早くこの場所へ帰って来たい。そんな気持ちで帰路につきました。


関根さん、たくさんの質問に答えて頂きありがとうございました。

「竿はルアーを投げるためと魚を抜くためだけの道具です。魚がかかればリールとラインだけでいい」

「流れの中ではアワセ無くても魚はかかります、いろいろしない方がいい」

「慌てなくても、鱸は止まります。今までライン全部出された事無いでしよ、私は1度、有りますけど(笑)」

これからも関根語録を集めさて頂きます。

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