【波止の上にも３年】あえて岸ジギ

連休最終日。

再び、連日のように激渋報告される沖堤に上陸した。

相変わらずキワには無数に溜まるマイクロベイトが、潮が動くタイミングでキラキラと光っている。

このベイトの正体はカタクチイワシの幼魚。

シーバスは結構これに着いているがなかなか口を使わない、というのが現状の沖堤ステータスだ。

どうせならこの状況を楽しまない手はない。

この日も岸ジギから開始するが、特に暗い時間帯は難しい。

すると突然、キャストする人が巻物系でポコンと１本。今日もモーニングあり（笑）

こういうのって意外とでかいのが飛び出すもんだ。

あくまで経験則だが、こういう釣れかたする時、魚はかなりいると考える。

しかし、キワのシーバスの存在には気が付いたが、日の出前の岸ジギで口を使わせるのは至難の技だ。

日の出時刻になり、薄明るくなってきた。

所謂、朝マズメ。

シーバスはこうした一瞬のタイミングに、フォールと、特定の巻きパターンにだけ反応を見せた。

すると、ボトムを切ってから５回ほど巻いたところでガツン。

ギュイーーーン！

固く締めたドラグを意とも簡単に出していく。

でかい！

しかし・・（汗）

ここは慎重に・・・と魚を寄せ始めたところでヌルンという感触と共にフックも、私のテンションも抜けた（汗）

これは痛い・・

フックに異常がないことを確認して再開。

潮と風が当たる面にて、同じパターンでガツン！

ベタ底の魚が中層まで追ってきた感じだった。

しかし大きさはたいしたことはなく、レギュラーサイズ。

これは手堅くキャッチした。

ATOLL「Gjタラッサ」30g：

土曜から激渋というのは変わらない。

が、同じ激渋でも前回とは釣れるパターンが異なり、それを紐解いていくゲームというか、悩んで、考えながら、気がつくと釣りに没頭しタバコやドリンクに手をつけることも忘れて夢中になれる。

魚の数とか、大きさとかそんなんじゃなく、釣りが最高に面白いと感じる瞬間だった。

その後一つばらし、時合いなどもないまま、手際よくキャストへ移行。

キャストは、潮のタイミングでムラはあるが、やはりブレイクには結構な数のシーバスが着いていた。

断続的ではあるが最後までバイトはあったなあ。

ただ、普通にやっても釣れない。

シーバスがヒットしてもフックが抜けるような手応えが２度ほど続き、うまく仕留められない。

色を換えてみよう。

チャートもよかったが、前回手応えを感じた赤金を投入。

澄み潮でも、こういう“目立ち過ぎる”カラーが、結果“釣れる”アウトプットを生むことがよくある。

これって生真面目なサラリーマンが、危険性を分かっていながらキャバクラ嬢に填まるのと同じことじゃなかろうか（笑）

幸いその狙いが当たり・・

と思ったが、ゲットしたのはデカアジ。

もう一度、ブレイクの隙間にATOLLブレードを流し込む。

すると、プルンッ！

スパッ！

のった。

夏の個体に匹敵するめちゃ元気な個体がようやく（汗）

ATOLLブレード30g（赤金）：

この日のブレーディングに共通していたことは、殆どブレードアタックだったこと。

その後、こんな感じの釣りが最後まで続くが、ちょっとしたトラブルがありひたすら格闘することに。

釣りというより、延長してまでの検証を余儀なくされた。

結果的に、まあ問題という問題でもなかったが、懸念も、気分的にもスッキリして帰宅することができた。

気になったことを次の日まで引きずらないというのも私流。

まあ渋いなりに有意義な日だった。

【 TACKLE DATA 】

[キャスト]
ロッド：DAIWA morethan AGS 85MLM

リール：DAIWA morethan BRANZINO 2508SH-LBD
ライン：YGKよつあみ G-soul X8 UPGRADE １号（22LB） 150m
リーダ：VARIVAS SEABASS SHOCK LEADER PREMIUM FLUORO CARBON 6号22LB
ルアー：ATOLLブレード 30g（赤金）

[岸ジギ]

ロッド：APIA Foojin‘R WALLMAGIC B70ML
リール：SHIMANO ALDEBARAN Mg
ライン：FAMELL FLUORO BLAST 150m 12LB
ルアー：ATOLL Gjタラッサ 30g（アワビ）
フック： Gjタラッサ標準フック