【波止の上にも３年】海の日に海へ

ATOLL「JJシャクラ」（３０ｇ）マットチャート：

今回はそれ以来、かなり久しぶりの釣行になる。

多忙過ぎたせいかご無沙汰していたことすら実感がわかなかった訳だが、Ｔ田さんに「あ！いたーー！」風のリアクションをされたことで、久しぶりな釣行だったことにようやく気付くありさまだった。

渡船の移動中は、人から聞いた情報を元に作戦なんぞを考えていたらあっという間に沖堤に到着した。

結局、どうすればよいか分からず、考えていても釣れるはずがないので序盤は潮が当たる面でひたすら魚を待つことにした。

無駄にランガンしてあがくより、ここと決めた場所で待ち伏せするゆとり作戦だ。（後付けだけど）

しかしシーバスはおろか魚の気配すら感じない状況は続き、キンキンに冷えたアクエリアスを飲みながら一服する時間が目立った。

AM7:00の満潮から小一時間が経つと、ようやく潮が動き始めた。

激流に押された潮目が次々に堤防にぶつかってくる如何にも熱そうな場面。

キャストではとても届かない距離に小さく見えていた鳥が何となく接近して来る気がした。

気付けば、いつの間にか辺りはクラゲだらけに。

この時はチャンスがあるようにも思えたが、なぜか不発に終わった・・・。

まあ釣りだから、期待を裏切られることはしばしばあることだが、如何せんあの時に何もなかったのはおかしい。後でそんな風にも思えた。

こうしたことを重ねながら異変として実感していくのかもしれない。

不意に時計を見ると既にAM10:00を過ぎており、思わず時計を二度見してしまった。

ノーバイトのままラスト１時間を迎えるとは（汗）

子供の頃に見ていたドリフの“全員集合”はストーリーの一部始終が分かっていても実に面白かったが、意外性のない釣りというのはつまらないものだ。

回りを注意深く観察すると、所々にクラゲの塊が白いシャローを作り出していた。

なんとなく、クラゲをジャークで切ったりフックで引っ掛けてアピールしてみたりブレード流クラゲパターンを考案中。

突然、何かがクラゲごと押さえ込んだ気がしたが、不意を突かれた（笑）

次のキャストにもまた？！・・・

しかし２度目は通じない。ズバリ叩き込んでやった。

ATOLL「JJシャクラ」（３０ｇ）ブルピン：

最後の最後に、レギュラーサイズでもドラグを威勢よく出す夏らしい個体にありつけた。

クラゲは何度も探っていたので、まさか魚が付いているとは思ってもいなかった。

もしかしたらクラゲパターンも普通にやってもダメだったのかも。

全体的に状況は変わらなかったらしく、時合いがあった場所も最多は２本とのこと。

今回もキッチリ仕事をしてくれたシャクラはやはりジャーキングが強いし、それが一度填まるとタダ巻き系では物足りなくなってしまうほど楽しい。

普通に使えばブレードの魚が釣れるが、渋いときにジャーキングで魚を捻り出す快感がまたたまらない。

ブレードでありながらクラゲカットが楽なので、今のここには合うかもしれない。

近頃は「ブレードに換えたら１発だった」、そんな話をチラホラ耳にするのでブレードが必要な場面では釣果に貢献してくれるはずだ。

今年は鉄板が填まりにくい状況と思えるので、ブレード嫌いな方は今一度確かめてみる丁度よい機会かも。

ここだけの話、私も大のブレード嫌いだったので（笑）

そんなこともあってシャクラはブレードの“嫌な癖”を潰してある。

【 TACKLE DATA 】

ロッド：DAIWA morethan AGS 85MLM

リール：SHIMANO EXSENCE LB SS C3000HGM
ライン：YGKよつあみ G-soul X8 UPGRADE １号（22LB） 150m
リーダ：VARIVAS SEABASS SHOCK LEADER PREMIUM FLUORO CARBON 6号22LB
ルアー：ATOLL「JJシャクラ」 30g（ブルピン）
　　　　　ATOLL「JJシャクラ」 30g（マットチャート）