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ビギナーに釣らせる攻略(冬6)


●ロッドアクションを封印する(デイシーバス/ディープ/スピンテール)
 
ロッドアクションは大きく分けてトゥイッチとジャークですが、リトリーブとの組み合わせで実に様々なタイプが存在します。
 
ビギナーの方にありがちなのはロッドアクションを入れた方が釣れると思ってしまうことです。
 
実はそれは大きな勘違いです。
 
何故ならシーバスには、激スレや低水温の状況など“タダ巻きじゃないと絶対に釣れない”時が多々あるからです。
 
上級者が一見激しく入れているように見えるロッドアクションは、それは効果的なベイトの演出であり魚の習性を知り尽くしているがゆえにできるのであって、これは釣果実績が十分でない場合、知識の修得だけでは到底真似できない技です。
 
不用意なロッドアクションは、釣れることもあるかも知れませんが逆に魚を散らすことの方が多いと思います。
 
釣るために大切なことはリトリーブスピードとトレースコース、この2点です。
 
先ずリトリーブスピードですが、
 
シーバスは自分と同じ速度で泳ぐベイトを追わない習性があるようです。
 
シーバスがハンティング中に泳ぐ平均速度は丁度ミディアムリトリーブと同等と言われてます。
 
従って、オープンエリアでのキャスティングの釣りのリトリーブ速度はファースト(1秒2回転)以上、スロー(2秒1回転)以下が基本です。
 
次にトレースコースですが、これは常に魚の向き、要するに“シーバスの目線”を常に意識するようにします。
 
シーバスだけでなく、野生の動物も背後から勢いよく追われると逃げますからこれをやらないようにすればよいわけです。
 
繰り返しますが、シーバスがいる場所を直撃するのではなくルアーを通すのはシーバスの目線の先です。
 
一番簡単な例はベイトがいるときの表層です。
 
この場合はシーバスの目線は表層に向き、活性も上がっていることが多いですからファーストリトリーブで対応します。
 
次にボトムやブレイク付近ですが、表層でベイトが見当たらないときは、シーバスはブレイク付近に身を潜めてベイト待ち伏せしたり、下を向いてボトムにいる魚介類を食べていることが多いようです。
 
冬の低水温の時が多いですが、この場合はボトムスレスレを意識してスローリトリーブ以下で対応します。
 
次にバイブレーションなどを使った護岸や防波堤の際打ちです。
 
際はスレスレを引けとよく言います。際から10cm以内とかなんとか・・。
 
これは確かにそうなのかもしれませんが、流れのある場所ではロッドの位置を調整しても壁に引っかけるリスクが高く、一度引っかけてしまったら確実に魚を散らしてしまいます。
 
ではどうするか。
 
際から30cmの位置に着水したとすると、魚は際に頭を向けて付いてますからそのままルアーを沈めると丁度魚の真上からルアーが落ちてくることになります。
 
魚の居場所は中層以下とすると、魚とルアーとの距離を少しあけて上層を通すようにすればよいわけです。
 
際というのはシーバスのやる気スイッチが入っている特殊な場所ですから、もしシーバスが際についていたらこれで確実にバイトしてきます。
 
この方法だと際から50cm程度離れていてもバイトしてくることが多々あります。
 
また、際打ちのリトリーブスピードはミディアム以下が基本で、状況によってトゥイッチあるなしを使い分けます。(活性が低いときはタダ巻きスローで)
 
 
大切なことはロッドアクションの上達や際スレスレに落とすことではなく、魚を釣ることです。
 
釣れない釣りをいくら続けても上達しないので、まずはタダ巻きを主体に春夏秋冬“通年釣り続ける”ということが肝です。

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