「壁」なんてよく使われる言葉だけど、やっぱり簡単に超えることができないから壁なんだよな〜


目を覚ますと6時３５分！　完全に寝坊した。
あたふたと準備を整え、一路目指すは彼処。
先週、友人が良型を釣り上げたものの、自分はダメだった。
何度も波紋が広がり、魚体を翻して反応していたにも関わらず、口を使わせきれなかった。その借りを返したい。



今日もいい感じに時化。
こんな日は、ベイトが溜まりやすく、魚の警戒心も薄れる。
身に危険が迫らないならばチャンスだ。


まずはミノーで磯際のサラシを攻める。
活性が高い魚は、サラシに揉まれるベイトを狙って磯際によっていることも多い。

ヒラスズキも釣れるかもね？なんて思いながら、まさかの一発ヒット！

磯際でヒラスを掛けると、実は結構大変だったりする。
何しろ、全然疲れていない状態で下に下にとエンジン全開で突っ込むもんだから、こちらの体勢が厳しくなる。
竿尻を当ててる下っ腹はソートー痛い。

それでも何度か辛抱していると、突っ込みが弱くなって来てようやく浮いて来た。


なかなか良い魚。90ちょいの6kg弱ってとこか。

右腕が乳酸溜まってる感じでプルプルしてる。
リーダーもズタボロになってたんで、休憩も兼ねてラインシステムを作り直し。



さて、再開したものの、なんだか海況が変わってる？
さっきまで三角の波が派手に立ってたのに、ちょっと凪いだ感じだ。
時折、忘れた頃にモワッと波紋が出るけど、後が続かない。

ちょっと気分を変えてジグを結んでみた。
狙いはアカジョ、ネリゴってところか。

底を取ってからハイテンポのワンピッチを繰り返していると、中層でガツンと来た。
引きの感じからしておそらくネリゴ。
持って帰るかどうか悩みながらやり取りしてると、姿見ずでバレちった…

欲かいて失敗した感じ。次は無欲でいこう（笑）


群れで居るからまだ釣れるだろうと思い、同じところに投げて巻き巻き…ゴン。
今度は丁寧にやり取りしてネリゴとようやくご対面。


気が付くとなんだか鳥が増えて来た？
なんかチャンスかも？

取りあえずそのままジグを投げて底を取る。
シャクリ、シャクリ、ゴン！

またネリゴだろうと思い、ゴリゴリ寄せる。

10mぐらい巻いたところから、急激に締め込みが襲って来た。
足場が悪いところでこれはキツイ。
思わずその場に座り込んで堪える。
コレハモシカシテヒラス？

ここからソートー大変だった。
何しろジグで掛けたもんだから、底に近い。
ワンピッチのショートポンピングで少しずつ巻き取るものの、気を抜くと伸されそうになる。

それでも少しずつ楽になるのがわかる。
頃合いを見計らってドラグを増し締めし、一気に勝負に出ると、魚がフッと浮き始めた。
既に腕はパンパンだけど、最後の一踏ん張り。
磯際でタイミングよく波が這い上がったので、そのままズリ上げた。



行ったか？


思わずそう思った。
さっきの魚よりかなり長く感じる。


しかし、残念ながら98cm。寸足らず。
目標のメーターオーバーには届かなかった。

壁は相変わらず高い。
でも、今年はどうやら魚が多いらしい。あと何回チャンスがあるかわからんけど、可能な限り狙うぞ！


タックルデータ
ロッド：TMRSS-100/13
リール：ソルティガ6000GT
ライン：PE#6＋ナイロン100lb
ルアー：ZBLシステムミノー15HD-F、ハンドメイドジグ100g