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▼ シーバスの季節到来!ルアーのカラー今昔vol.2 【Maria ザ・ファースト カラー Limite’90 限定色】
- ジャンル:日記/一般
- (企画・開発情報)
皆さんこんにちは、シニアマイスターNです。
秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか?
自分は春・夏・秋・冬、同じように寝てばかりです(笑)。
さて、今回はMariaルアーのカラーのお話の続き、ザ・ファーストLimit
ed ’90についてお話しましょう。
ザ・ファーストLimited’90はその名の通り、ザ・ファーストの発売1周
年記念の限定色企画でした。
覚えておられる方もいらっしゃらないかと思いますが・・・、
MI(マイワシ)・MC(マッカレル:サバ)・AY(アユ)・KS(キス)・CT
(チャートリュース:蛍光イエロー)の5色です。
発売当初の5色は、単色系ばかりでしたので、「Limited’90」では、
「ナチュラル系を・・・。」が至上命令でした。
前回も触れましたが、当時は今のようなホログラムの転写や、ボディ
表面のうろこ模様などもなく、せいぜいプラスティックボディにメッキを
施すくらいのものでした。
そんな中、「Limited’90」を企画する上で、チャレンジしたのが、現在
や他業界ではあたりまえの「マスキング塗装」でした。
ナチュラル系のパターンには欠かせない、ベイトフィッシュの特徴を現
す「模様」を、その模様を切り抜いた「マスク」をかぶせてスプレイ塗装
する事で、表現する塗装方法です。
まずはMC(マイワシ)カラー、
マイワシは「七つ星」と言われるように、体側にある一列の黒い斑点
(実際には7つより多い)が特徴。
ただし、ブルー系のカラーにこの黒点をあしらっただけの「イワシ」カ
ラーは既に他にもありましたので、あえて「それ以上」に仕上げたくて、
背中の色にもこだわりました。
(お手本は、図鑑のマイワシでしたが・・・(笑)。)
側面にはブルー系、背中はダークグリーン系、イエローの頬紅も付け
て・・・さらには、「うろこ目」を表現したつもりの背中の黒い小点の
列・・・etc、自分的には結構お気に入りの「マイワシ」に仕上がったつも
りでしたが・・・。
「色数が多くてスプレイするのが大変!?」
「こんなめんどくさいマスク、誰が作るんだ?」
等々、社内製造部門からの苦情が絶えず・・・、以後、ニューモデルに
MIカラーが採用される際には、1手抜き、2手抜き・・・とだんだんにそ
の面影を無くしていきました。
しかしながら、この「MI(マイワシ)」カラー、大変評判になり、翌年のカ
ラー再編の際には、次回お話しする「MC(マッカレル:サバ)」カラーと
ともに定番化され、その後の「ポップクイーン」や「プリンセスM」・「ラ・
フェスタ」などにも受け継がれていきます。
それでは、続きはまた次回。
さようなら。
byシニアマイスターN
秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか?
自分は春・夏・秋・冬、同じように寝てばかりです(笑)。
さて、今回はMariaルアーのカラーのお話の続き、ザ・ファーストLimit
ed ’90についてお話しましょう。
ザ・ファーストLimited’90はその名の通り、ザ・ファーストの発売1周
年記念の限定色企画でした。
覚えておられる方もいらっしゃらないかと思いますが・・・、
MI(マイワシ)・MC(マッカレル:サバ)・AY(アユ)・KS(キス)・CT
(チャートリュース:蛍光イエロー)の5色です。
発売当初の5色は、単色系ばかりでしたので、「Limited’90」では、
「ナチュラル系を・・・。」が至上命令でした。
前回も触れましたが、当時は今のようなホログラムの転写や、ボディ
表面のうろこ模様などもなく、せいぜいプラスティックボディにメッキを
施すくらいのものでした。
そんな中、「Limited’90」を企画する上で、チャレンジしたのが、現在
や他業界ではあたりまえの「マスキング塗装」でした。
ナチュラル系のパターンには欠かせない、ベイトフィッシュの特徴を現
す「模様」を、その模様を切り抜いた「マスク」をかぶせてスプレイ塗装
する事で、表現する塗装方法です。
まずはMC(マイワシ)カラー、
マイワシは「七つ星」と言われるように、体側にある一列の黒い斑点
(実際には7つより多い)が特徴。
ただし、ブルー系のカラーにこの黒点をあしらっただけの「イワシ」カ
ラーは既に他にもありましたので、あえて「それ以上」に仕上げたくて、
背中の色にもこだわりました。
(お手本は、図鑑のマイワシでしたが・・・(笑)。)
側面にはブルー系、背中はダークグリーン系、イエローの頬紅も付け
て・・・さらには、「うろこ目」を表現したつもりの背中の黒い小点の
列・・・etc、自分的には結構お気に入りの「マイワシ」に仕上がったつも
りでしたが・・・。
「色数が多くてスプレイするのが大変!?」
「こんなめんどくさいマスク、誰が作るんだ?」
等々、社内製造部門からの苦情が絶えず・・・、以後、ニューモデルに
MIカラーが採用される際には、1手抜き、2手抜き・・・とだんだんにそ
の面影を無くしていきました。
しかしながら、この「MI(マイワシ)」カラー、大変評判になり、翌年のカ
ラー再編の際には、次回お話しする「MC(マッカレル:サバ)」カラーと
ともに定番化され、その後の「ポップクイーン」や「プリンセスM」・「ラ・
フェスタ」などにも受け継がれていきます。
それでは、続きはまた次回。
さようなら。
byシニアマイスターN
- 2015年10月29日
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