【広島シーバス釣行記 by fimo】ダヴィンチ鱸　『乱舞流尻尾』

この日はたつや神と春のコノシロPを目指して少し遠征。
梅雨頃になると川に入りだすコノシロが今ぐらいの時期になってくると、タイミングによっては岸から狙えるほどの距離まで接岸します。
そこを見逃さない大型シーバス達がコノシロを捕食する貴重な春コノシロP（正確に言うと沖のコノシロの群れに付いてシーバスも接岸してきてるのですが）
そんなシーバス達を見逃さないように僕たちも調査しなければいけません。

前回までの釣行でコノシロが入ってきているのは確認できていたので、ルアーBOXの中を今一度吟味…。
あまり今時期使わない大きめのルアーを幾つか忍ばせて。
あとは半ばギャグ要素でランブルフィッシュテール着用のエレメンツのダヴィンチも尻尾がはみ出していますがBOXに突っ込んで…

今宵起るであろうコノシロボイルを期待します…

ポイントに到着すると運良く先行者無し。
かと思いきや、水面を覗き込んで魚に突っ込もうとしている鷺を確認。

いつもならここまで近づくと僕らに気づいて逃げそうなものの、この日はよっぽどいいベイトが入っているのか狩に夢中になっていたのか、近づいた僕達に気づいてびっくりして慌てて飛び立ちます。

これはベイトも期待できそう。

シーバスが付いているか、海の中をそ〜っと覗いてみると付いてる付いてる。
エグいサイズのシーバスも数本。
ただ、見えてるシーバスは中々釣るのは難しいのが港湾の釣り…

そうこう準備していると、急にワサワサしだす水面。さっそく期待していたコノシロの群れが回遊してきたみたいです。
常夜灯まわりにコノシロの捕食するベイトがいるのかわからないですが、常夜灯まわりを中心に群れが水面付近に集まってきます。
このタイミングを待ってましたと言わんばかりにシーバスにも捕食スイッチが入ってあちらこちらでライズします。

急に始まったので、まずはセットしていたエヴォルーツを投入しましたが、恐らく群れに埋まってシーバスからは見えてないのか見向きもされません…笑

ボイルは10秒も経たないうちに終了。
次に回ってくるタイミングを待つ間にすぐさまルアーチェンジ。

あのボイルの中でも負けないアクションとサイズ感…
群れの少し下を引いてこれるルアーわぁ〜…

ルアーBOXを取り出すとはみ出しているランブルフィッシュテール…こ…これだ…
今投げずしていつ投げる笑

数分後また徐々に水面が波立ってコノシロが集まってきたかなと思ったらすぐにボイル祭り。

ダヴィンチ釣ってこい〜！笑

コノシロの群れに埋もれないよう少しレンジを入れるように意識して…
ブリンブリンブリンブリン♪とアクションが手元に伝わるリトリーブスピード。

ゴンゴンと当たるコノシロ層から下に入ったのか、あまりゴンゴン当たらなくなったかな〜と思った次の瞬間、ゴンッとシーバスからのバイト！

次の瞬間下にゴンゴン突っ込んでそう緩くないドラグもジリジリ出ていきます。

なんとか浮かせてネットを入れる前に魚を少し落ち着かせます。
めちゃくちゃ元気なので中々大人しくなりませんが、動きが鈍くなった絶妙なタイミングでたつや神にネットインしていただいて…

なんとかキャッチ〜。

いきなりヨイサイズだヨイ。

頭からがっぷりダヴィンチ〜。
魚だと思って何の違和感も持ってねぇぜ。

写真を撮っている間にも再びボイル発生。
今度はたつや神のワールドシャウラ2832が美しい弧を描いています。
ネットインするとこれまたグッとくるコンディション。

ルアーは伝家の宝刀ブルージュ190F。
ちなみにこの魚を釣った時にテールをロストしてしまったらしく、その後戦闘不能の模様…笑

すぐさままたボイル発生。
満潮が近づくにつれてボイルの発生頻度と発生している時間が長くなっていきます。

今回はまた激しく水面が湧きます。
絶対釣れるヤツ〜…
さっきと同じで群れの中を引いてくると〜……

アタラナーイ。笑

と諦めてルアー回収をしようとぐりぐり巻いてくるとピックアップ直前に足元でドーン！
と同時に激しく突っ込んだり右往左往。
MSLS-912-TRをしっかりと曲げ込んでくれます。

これまた落ち着かせるのに時間がかかりましたが、バレないようにファイトを楽しんだあとランディング〜。

サイズの割にえらい重たいなぁ〜と思ったら腹がぱんぱんでおかしな事になってました。

コノシロが新鮮過ぎて腹の中でぐりぐり動いてる…

再び再びたつや神にもヒットしましたが、ブルージュは戦闘不能中ハズ…
ランディングすると。

これまたhifumi creatingのブレス100SS。
その手があったか。
さすがはヒフミ中毒神。
やはり群れの中でも埋もれなくて存在感を少しでも出せるルアーが強いみたいです。

接岸のピークは過ぎたのか気づくとコノシロの群れが徐々に少なくなってきました。
なんとか終わるまでにもう何本か釣っておきたい…

息を切らしながら次のキャストをしますがゴンゴンと乗らないバイトが半分以上でまぁ乗らない。

4バイトで一本取れたらいいなぁという感じでしょうが、中々乗らないのはシーバスが捕食下手なのとルアー、フックの形状の影響でしょうか。

ボイル祭りの終了間際に苦し紛れに掛けた一本。
良く引いてくれた魚が今日1サイズでした。

ダヴィンチ…ギャグ要素とか言って本当に申し訳ありませんでした。ボコボコ釣れます。しかもいい魚ばかり。

中々河川だと大人しめなアクション好きとしては、アピールし過ぎ感があったり、レンジが入り過ぎてしまったりして僕自身使いこなせて無かったのですが、今回みたいなシチュエーションならこのルアーのポテンシャルを素人でも発揮させる事ができたのかなぁと思います。

しかしながら後で、確認したところランブルフィッシュテールの装着時はスナップを口元のツイストロールアクションの方のアイにセットするみたいで…
どうりで早巻きした時にルアーが真っ直ぐ帰って来ないわけですね。笑
だけど、しっかり釣れてるんだから…
いいじゃぁないか！
というか、フロントアイにつけたらもっと釣れちゃうの？恐ろしや恐ろしや…

その後満潮を迎えて下げに入るとぱたっとコノシロ達も姿を消してしまいました。

こんな終わった状況でも絞り出してくれたのがエヴォルーツです。
沖にできる常夜灯の明暗の影の縁をなぞるように引いてくると魚からの反応が連発。

他のミノー、ルアーでバイトをとれない状況でも最後数本残ってる魚を引き出してくれました。
エヴォルーツには不思議なパワーがあるみたいです。

流石にエヴォルーツにも反応が無くなったので、そろそろ竿納です。

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