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出ないんじゃない、出すんだ!

先日ボクの意識を釘付けにした外道部会長殿の一言。

「ライズは出ないんじゃない、出すんだ!」

久しぶりにトップ縛りで釣りを展開した時に会長殿から発せられた言葉だ。

以前ボクは「変化のあるところに魚は着く」と偉そうに言い放ち、ライズという変化を見つけようとしていたが、そんなボクにはとても刺激的な言葉だった。しかも、会長殿は大型河川の強い流れの中で何本も釣りまくって結果を出している。

鳥肌が立つほどしびれた。

そこで、ボクも「ライズを出してやろうじゃないか」と意気込んで釣りに出かけた。

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大型河川の変化に乏しいゴロタ場が続くポイント。この日も、河口に向かって1時間の往路、上流に向かって1時間の復路というランガンの釣りだ。

釣り場に着くとほとんど風はなく、水面は静かだった。それでも目を凝らして水面を眺めていると、魚種は分からないが、時折ベイトフィッシュが波紋を作り、稀に何者かに追われている様子が見て取れた。なるほど、ライズの出し甲斐があるというものだ。この時点では、根拠もなく自信満々だった。なぜか釣れる気しかしなかった。

とりあえずは流れの状況を把握したくてミノーを投げてみると、カケアガリから手前までかなり強い下げが効いていた。ベイトフィッシュもかなり手前まで入っていることが分かった。

満を持してトップウォータープラグ(レッドペッパー)を選択し、カケアガリの少し向こう側に打ち込み、迷走アクションを付けながら手前のベイトフィッシュの群れの中にルアーが通るように試みた。しかし反応は得られない。ルアーが通るラインがイメージと一致しない。当然反応は得られない。

仕方がないので、反応がなければ、次のベイトフィッシュの群れを探して移動して、レッドペッパーを投じて迷走アクションを付けていき、反応がなければまた動くということを繰り返していった。

そうこうするうちに2〜3回、足元から3メートルくらいの至近距離でセイゴらしきライズがあり、なんとかそこを通そうとしたが、会長殿のように流れを計算した上でライズリングを正確に通すことができないのだ。どうやらボクには、まだ「ライズを出す」技術はないことが明々白々となったのだ。

結果が出ないと疲れを意識しやすくなり集中力が著しく落ちてくるため、釣りを変える必要がある。トップは諦めて復路はボトムの釣りにスイッチ。前回同じポイントで会話を交わした釣り人からハゼに着いている個体がいることを聞いていたし、実際にヒットまでは持ち込めていたからだ。

ここで久保田さんのブログで書かれていたことを思い出した。

釣りが出来る範囲で、魚を驚かせないように極力水際から離れること。

いま自分が立っている場所は、至近距離にまで魚が入ってきている。ならば、魚を散らさないように極力音をさせずに慎重に水際に近づく必要がある。ゴロタ岩に足を取られて余計な音を立てようものなら、魚に警戒心を与えてしまうからだ。

次にルアーの選択。おそらくまだハゼが大きくないはずなので、小さめのバイブレーションをセットした。しかしながら、流れが強くルアーが軽いため底を取ることができない。そこで、ローリングベイト88を選択して底をしっかり取ることを優先しつつ、カラーをレッドヘッドにしてシルエットを小さく抑える作戦に切り替えた。

するとどうだろう。足元から3メートルくらいの至近距離でバイトが出たのだ。コンコンと。しかし、どうしても乗せ切れない。魚が小さいのか、ルアーやフックが大きいのか。おそらくその両方だろうと思う。そこでローリングベイトの77のレッドヘッドに切り替えてみると、やはりルアーが軽すぎて底を取れない。

仕方なく88に戻したが、やはりバイトだけでヒットまで持ち込めない。どのような釣りに切り替えていいか迷っていたところにガツンと根掛かり。大切なローリングベイト88をロストしたところで完全に集中力が切れてしまい、納竿とした。

水面にいたベイトフィッシュの存在やその動きという「変化」を目の当たりにしながらも対応することが出来ず、また、ボトムに着いている魚を食わせ切れず、なかなかのストレスが溜まる釣りだった。

「ライズを出してやろうじゃないか」なんておこがましかった。しかし、こういう経験を積んで思考を重ねていけば、もっと多くの魚に出会えるようになるかもしれないと信じて釣り場を後にした。







全然関係ないけど、大好きな堀田茜ちゃん(左側)の今日のオフショット。Twitterから拝借しました。

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