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今度こそ本命

なんと気持ちの良い青年だろう。



金曜日は朝からソワソワして仕方がなかった。土曜日の朝マズメは、大潮の下げ始めが絡む時間帯。今年2回目の陸っぱりシーバスに出かけて、何本か獲ってやろうと気持ちがはやっていたからだ。



当日、4時に家を出て、隅田川が少し絡む海に面した公園へ。

海の状況をのんびり眺めていると、一番奥で釣りをしているアングラーが1本獲っていた。潮目が手前に寄っているし、ヨレも出来ている。ボクが観察した限りでは、そこが一番良いポイントに思えた。

投げ釣り師がたくさんの釣竿を並べていたので、ポイント選択に贅沢は言えない。入れるところに入った。



まずは、定石だろうと鉄板系の表層早巻きから始めて、ボトムまで丁寧に攻めてみたが、コツリとも言わない。

そうこうしていたら、沖に移動していた潮目の向こう側で、ライズが出た。70mくらい先だろうか。シーバスであることは容易に分かった。

急いでシーライド40gに付け替えてライズリングを通そうとしたが、上手くいかない。飛距離は十分なのだが、ボクのコントロールではライズリングの中心を通せないのだ。3回目のキャストでそれらしいコースを通せたが、時すでに遅かった。



そうこうしていると、一番奥のアングラーが、また1本獲っていた。何が違うのだろうかと、彼の釣りを眺めてみた。

使っているルアーは見えない。それほど遠投しているわけではない。よく飛んでもブレイクの上くらいまでだろう。特徴的だったのは、オフショアジギングのようなショートピッチジャークを入れていたことだ。

真似をしてみた。

ルアーが何かは分からないから、軽めのバイブレーションを使ってショートピッチジャークを入れてみた。

コツリとも言わない。ポイントの差だけなのだろうか。全く分からない。



そうこうしていると、そのアングラーが手前の方に移動してきた。一番奥の場所が空いた。大人気ないと思いつつも、彼に挨拶をして入らせてもらった。

彼はワームを使っていた。

ボクはワームの釣りの必然性を全く分かっていなかった。

ワームで釣れるなら、別にプラグでも釣れるんじゃないか?バチの時くらいしか使わないんだろ?程度の誤った認識しかなかった。

これほどの差が出るのは何故なのか、彼に聞いてみたかったが、とりあえずは自分の釣りをすることにした。

ボクが奥に移動した時にも、潮目もヨレも残っていた。ボクはワームを持っていない。とりあえずはバイブレーションの釣りを続けてみた。ただし、ショートピッチジャークを入れるのだけは忘れないようにした。



突然、ひときわ大きなライズが出た。間違いなくシーバスだった。

ルアーのチョイスに迷ったが、ビーフリーズS(江戸前コノシロ)を選択し、ロッドを立てて表層を引くことにした。

ルアーを落とす位置はバッチリ決まった。しかし、ライズリングの中心にルアーを通しても何も起きない。がっくりしながらも、小さくジャークを入れてやると…

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今年2回目の陸っぱりシーバスで、ようやく本命を釣ることができた。

ワームの彼に一本獲らせてもらったことのお礼を伝えた。



しかし、その後が全く続かない。ライズが出るなら表層を意識しているだろうと、マリブを早巻きしてみたり、もう一度ビーフリーズに戻してトゥイッチを入れてみたり。これでダメなら今日のボクの釣りは終わりだろうと思って、ベイスラッグをチョイスして縦と横の動きを混ぜてみたが、やっぱりダメだった。

ここで完全に集中力が切れてストップフィッシング。その間に、ワームの彼は何本もかけていた。



帰り道、迷惑にならないようにワームの彼に声をかけてみた。なぜワームなのかと。

彼曰く、こういうことだった。

①水の透明度が高い時にはプラグだとシルエットがハッキリ出すぎて見切られやすい。
②小さなベイト(おそらくハク)が入っていたので、プラグだとシルエットが大きすぎる。
③ジャークを入れないとデイゲームでは見切られやすいので、ショートバイトでも出ない限りはジャークを止めないし、ボトムを取り直すこともしない。

ワームの釣りをしないボクにとっては、とても新鮮な話だった。



なんと気持ちの良い青年だろう。

自分の持つ考えを初対面のボクに惜しげもなく話してくれたのだ。

彼に丁重にお礼を言って、ボクは釣り場を後にした。早いうちにワームの彼が話してくれたことを検証しに行かねばならない。




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