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▼ 竿頭には届かず… 一年ぶりの健太朗とのシーバス船
甥っ子健太朗が大阪から東京に遊びに来た。大学卒業に必要な単位をとっくに取り終えていて、就職までの貴重な時間を貴重な遊びに使っている。東京に遊びに来たのはその一環だ。
健太朗が就職すると、一緒に遊びにくくなってしまう。そういう意味では、ボクにとっても「貴重な時間の貴重な遊び」なのだ。
健太朗が来ると、必ず船釣りに出かける。ボク1人だと、乗船することを妻に認めてもらいにくいのだが、健太朗が来ると、問答無用で船に乗れる。いわば免罪符のようなものだ。
深川吉野屋からシーバス船に乗った。
釣行安全。大漁祈願。
一年行かなかった間に、料金やサービスが大きく変わっていて、いささか戸惑ったが、それはさておき、いつも通り右舵大艫に陣取って出船を待った。
6時半過ぎに出船し、川崎沖から羽田沖のストラクチャー周りを転戦していった。
最初は健太朗の方が好調で、キープ4匹と決めていたリミットのうち3匹を健太朗が揃えた。ボクはバラシの連続。
反応が減ったところで別のストラクチャー周りに移動すると、型は小さいながらも、活性が一気に高まり、ジグを落とすたびにヒットする。フォールのアタリも取れて、楽しい時間帯が続いた。この時点で、ボクが健太朗を逆転した。
しばらく活性が落ち着いた後、風の塔の周りで再び高活性!隣でタダ巻きをしているおじ様を尻目にボクのワンピッチジャークにどんどん食ってきた。健太朗との差を大きく広げた。
大人気ないことこの上ない。
14時30分頃に沖上がり。帰りにいくつかポイントを打ったが、健太朗が1匹追加して納竿となった。
ボクが24匹。健太朗が13匹。圧勝。
大人気ないことこの上ない。
ボクのシーバスの船釣りの記録は25匹なので、なんとかそれを超えたかったが、そこは次のお楽しみにしようと自分を納得させた。
ちなみに、竿頭は32匹。やはり、上手い人はきちんと釣るのだ。
健太朗は、吉野屋のホームページに写真を載せてもらって御満悦だった。
http://www.team-yoshinoya.com/diarypro/archives/3630.html
釣果勝負に負けた健太朗は、ボクにいちごミルクを奢らされた。
そして、釣った魚は美味しくいただく。
刺身。
盛り付けを整える前に健太朗が写真を撮ってしまった。
白子ポン酢。
超絶美味。口の中で溶ける濃厚な味わい。
中落ちのユッケ。
中落ちの量が少なすぎて黄身の味に負けてしまった。
繰り返しになるが、健太朗が就職すると、一緒に釣りに行く機会が著しく減るのだ。
我が子のように可愛がってきた健太朗が社会に出ることは本当に喜ばしい。
でも、一緒に遊べなくなるのはつまらない。
きっと、ボクも大人にならなければいけないということなのだろう。
- 2018年2月13日
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