【まもなく龍宮城！】モアザンPE　SVを買いに

財布を膨らませて、ショーケースの前に。

なるほど。これですか。

機能は満載ですが、ちょっと玩具ぽい。

タトゥーラいじった方が面白そう。

で、早々に退散。

そうだ、ちょっと、アウトドア用の敷物を見てみよう～♪

で、友達のペルシア人のお店へ。

「かくかくしかじか。良いのあるｗ？」

「これどうですか？人気です」
「幼稚園柄じゃん！呉れるといっても要らないねっ！」

「じゃあ、これは？」
「色が全然駄目！ここは日本、美の国」

「では、とっておき。これは？」
「でか過ぎる。それにオールドだろ。俺から儲けようとするなよ」

「じゃあ、残念ながらお望みのモノは今のところないです」と、きっぱり。

「これ、なんだぁ？」下から引っ張り出しました。

「いや、それはaaaaa.......」

「隠してんじゃないよっ！良いやつ」

「それは、８年前にテヘランで探しに探して手に入れたので。。。。。」

「だから、なに？」

「お金持ちのお客様は眼が高いので、ちゃんとした商品が必要です。だから、見せるためだけに置いてる商品です」

「お客さんと俺と、どっちが眼が高い？」

「もちろん、貴方」

「だろっ！じゃあインボイス見せてぇ～」

「ねっ！とても高いです。８年前でこの値段。運賃も保険も税金も入ってなくて、この値段。今はマーケットに出ないし、出たら、この値段じゃあ買えません」

「あのね。きれいな若い奥さんが居るの。そして、旦那さんは大金持ち。だから家の中で威張ってるの。この奥さん幸せかなぁ～？」

「あまり幸せじゃあないでしょうね」

「うん。その奥さんが、学生に恋するのねっ。そして、その学生と駆け落ちして、
貧乏するけど、幸せに暮らすの。解るぅ～？」

「イランでそれやったら、穴に埋められて石ぶつけられます。それ良くない」

「じゃあ設定かえるね。お金持ちで、わがままな中年と、貧乏だけどやさしい若い男が居る。貴方がその女性だったらどっちを選ぶぅ～？」

「やさしく大切にしてくれる若い男の人。将来頑張ってお金持ちになるかもしれないし」

「だよね。して、この絨毯なんだけど、お金あるけど大切にしない人とお金ないけどとっても大事にする人が居たら、どちらに使って欲しいと思う？」

「大切にしてくれる人です。でも私はお金のある人に売りたいです！」

「そうそう。それは良く解る。だから貴方の立場で考えると、最高の解決法が一つあるんだ。解るぅ～？」

「解りませ～ん」

「貧乏だけど値打ちが解る人に安く分けてあげるの。そして、値打ちの解らないお金持ちにその分をONして売ればいいんだよ」

「何か貴方にだまされているような気がします」

「そんなことないよ。ジェフリー・アーチャーが短編で同じようなことを書いてたよ。確かトルコのヘレケ絨毯の話だったね。。。。」

つー値切り交渉を延々と続け、ベイトリールを新調する予算で、これをゲット！

ペルシア絨毯のカテゴリーの中でキリムというウールの平織りがあります。

これは、シラーズ地方で織られたザロニムサイズ（１００×１５０）の最高級のキリムです。

普通にデパートで買うと、モアザンLBD＋モアザンAGS以上の予算が必要。

有名なペルシア語の一節

カーリエ　モムターズ　ハルチェ　パー
ベーホラッド　ベフタール　ミーシャバッド

訳せば

『良い絨毯は踏めば踏むほど良くなる』

良い一日でした。