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甦ろ、手取川水系

  • ジャンル:日記/一般
春に入り、手取川が濁り始め、その濁りが全く引く気配がありません。
最初は雪代の影響か?なんて思っていたのですが、いつになっても透んでこないばかりか、手取川の支流や関連用水も全滅していることから、こりゃ何だか様子がおかしい…。と、感じ始めたのでした。


以下、中日新聞抜粋



 石川県白山市などを流れる手取川が、上流部の支流で発生した土砂崩れの影響で、茶色く濁った状態が続いている。情報共有のため、白山市は十九日、庁内連絡会を開催した。市によると、濁りは今後しばらく続くと予想され、農業や漁業などへの影響も懸念される。(谷知佳、稲垣遥謹)

 国土交通省金沢河川国道事務所によると、川の濁りは今月上旬から激しくなった。十、十一両日にヘリで上空から調べたところ、昨年十月に小規模な斜面崩落を起こした尾添川支流の谷で、崩落の範囲が拡大していた。崩落の規模は高さ三百メートル、幅百五十メートルほどで、川になだれ込んだ相当量の土砂が下流へ運ばれているとみられる。

白山市が庁内連絡会

 庁内連絡会では、人体や農作物への直接的な被害は発生していないものの、市内の広域にわたり、水田の取水口に三~五センチほど泥が堆積していることが報告された。長期化すると、取水口から入った泥に稲が埋まるなどして、成長を阻害する恐れがある。堆積した泥の除去作業や処分などの問題も想定される。

 地元の手取川七ケ用水土地改良区は、現時点では用水路に堆積した土砂のしゅんせつなどは考えておらず「今は状況を見守るしかない」(事務局職員)としている。

 六月十六日にアユ漁の解禁を控える白山手取川漁業協同組合の登敏明組合長は「大打撃」と濁流の長期化を危ぶむ。泥が沈殿すると、川石に餌となるコケが生えずアユの成育が遅れたり、えらに泥が詰まり呼吸困難になったりするという。二十一、二十八日に予定していたアユの稚魚の放流は延期した。

 連絡会で山田憲昭市長は「濁っているだけと問題を小さく捉えてはいけない。長期化すればいろいろな分野に影響が出る」と警戒感をあらわにした。

 金沢河川国道事務所は二十一日、手取川流域の白山、野々市、小松、能美の四市と川北町が情報を共有するため、同事務所で連絡会を開く。

短期的には生態系に影響

 石川県立大環境科学科、高瀬恵次教授の話 短期的には河川の生態系に影響を及ぼすと考えられる。すでに濁りが原因でアユなどの魚や水中の藻にも影響があるのではないか。海に注ぐ河口付近の生態系にも影響するだろう。長期的には十分な地下水を蓄えられなくなることが危ぶまれる。土砂の粒子が川底にたまり、地下水の浸透を妨げる可能性がある。田に水を引く今の時期は良いが、用水が止まっている秋ごろが心配だ。

とのことです。


沿岸部もこの通りひどい濁りです。


手取川方面になると濁りが強くなっています。

白山から湧き出る清い水脈、手取川。
その水が死んでいます。
自然災害とは言え、美しいはずの手取川水系の無惨な姿は見るに耐えません。

生態系へのダメージや農作物への被害が大きくなる前に一刻も早い復旧対応を願っています。

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