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山田直樹

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2015年・告白します

  • ジャンル:日記/一般
2015年が終りを告げようとしています。
みなさまにとって、今年はどのような年でしたか?

良い年だった方は来年も良い年となるように、そしてあまり良い年ではなかった方は、次こそ良い年となるように。
ささやかながら、僕はそのように願わせて頂きますね。

さて、僕の2015年は、『無事に生きることが出来た!』と、安堵の年となりました。
と、言うのも2014年は原因不明の病に悩み、入院すること3回を数えました。

それが12月に入り、やっと原因が判明。
ある臓器の細胞を採取し、病理検査でガンと分かりました。
宣告を受けたときの衝撃は、とてつもなく大きいもので、しばらく何も考えることが出来ませんでした。
精密検査の結果、他臓器への転移こそ発見されませんでしたが、ガンの進行は体を開いてみないと分からないと言うことです。
命に直結する病ですから、それはもう不安で仕方ありませんでした。

今年、2015年1月26日に金沢大学病院に入院することが決まり、同月30日にガンの摘出手術を受けることになりました。

入院するまでの間、時間の許す限り、天気の良い限り、フィールドに通いました。
これからの人生はどうなるか分からない。
シーズンが終わるまで釣りを満喫しなければ。と、ひどく焦っていました。

迎えた入院日。
病院では眠れぬ夜を過ごしました。
そして、色々なことを考えました。
今までの人生をたっぷりと振り返りました。
やりたいこと、やらずに後悔したこと、やって後悔したこと、たくさんの思いが溢れてきました。
今までの人生はどちらかと言えば後悔の方が大きいことに気が付き、もう1度やり直したいと強く思ったほどです。
だから、これからの人生は後悔のないように生きていかなければ…と、考えています。

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1月30日。
オペが終わり、麻酔が醒めた直後の写真です。
目視で分かる範囲のガンを除去し、付近のリンパ節も切除したとのこと。

ガンは細胞レベルで飛び火するので、医学的に最低5年は経過を見る必要があります。
つまり、大袈裟な表現をすると5年間は生死が分からないと言うことです。
僕はまさにその5年のシーソーに乗っているのです。

退院後、しばらくの自宅療養を終えて職場復帰。
釣りも何食わぬ顔で…と、思っていたのですが、そんな甘い訳にはいかず、臓器が無くなった影響が出てしまい、無理が利かなくなってしまいました。
大好きだった外洋の釣り、特に磯では、長時間の磯歩きなんて、とんでもない。

釣りよりも我が身が大切。

と、言う訳で仕方なく楽チンな釣り場で釣りを楽しむスタイルに変更し、今シーズンを無事に過ごすことが出来たのです。

おかげで、釣行日数や釣果はガタ落ちでしたが、そんなものはどうでもよくって、僕は釣りの出来る喜びを噛み締めて1釣行1尾を常に目標としました。
たぶん、多くの方とポイントも被っていると思います。
だから爆発した記憶はありません。
コツコツと釣るしか方法はありませんでした。

そんな中での活動でしたが、許すことの出来ないことが度々ありました。
それは、ブログが小休止する度に心無い一部の方から『山田はガンで死んだ。』と、笑われていたと聞いたことにあります。

世の中にはガンで苦しんでいる方が大勢います。
また最愛の方をガンで亡くした方も大勢います。
ガンの精神的、肉体的な苦しみは、患った本人でないと分からないでしょうし、その苦しみを見守ることしか出来なかったお身内の方もご本人の苦しみをよく見て分かっていると思います。
これ、言葉では表現出来ぬ苦しみです。
それを知ってか知らずしてか分かりませんが、病で苦しむ人間を笑い話にする輩には大きな憤りを覚えます。
非常識はなはだしく、クソヤロウの領域に入っていますね。
山田だけの話なら笑って過ごすことは出来たのですが、この病は山田だけの病ではないので強い怒りが沸き上がりました。
だけど、どうしようもないのが事実です。
ホント残念な事実です。
少なくとも僕は人の心の痛みや辛さを理解出来る人間になろうと思います。

2016年も体をいたわりながらの釣りを展開します。
逆に秘境に行かずとも魚は安定して釣れるところをお見せしようと思っています。
もはや健康体とは言えないのかもしれませんが、末永く健康で生きられるよう、体には気を付けます。

みなさまもお身体を大切にして、素晴らしい人生を歩き続けて下さい。
決してご無理だけはなさらぬようお願いします。
2016年、皆さま方にとって、たくさんの幸がありますように。



今年1年応援して頂いた方々やコメントを頂いた方々やフィールドでお会いした方々には深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
僕はこれからも生き続けます。
2016年も厚いご支援をどうぞよろしくお願い致します。



Jacksonフィールドテスター
山豊テグスフィールドスタッフ
DRESSフィールドモニター

山田直樹

(病とMariaフィールドスタッフの退任とは一切関係はありません)

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