前回の記事でメタニウムMGLがDCブレーキのような音を発する件について報告しましたが、今回はその続きです。

前回はスペアスプールの購入で問題は解決したのですが、結果として音の原因はスプールのベアリングだとほぼ確定。

そこでこのベアリングを交換することで、従来のスプールもスペアスプールとして活用していきたいと思います。

が、このベアリングの交換、手持ちの工具ではうまくできそうもない装着のされ方をしています。

この突起をなんとかしないとベアリング抜けない・・。

で調べたらこんな製品がありました。

ヘッジホッグスタジオ　

スプールベアリングリムーバー タイプR

https://amzn.to/2EDd6LS

この突起、これはスプールシャフトピンというのですが、そのシャフトピンをを抜くための工具です

こんな風にシャフトを穴に通してスプールにかぶせるようにして、十字レンチっぽいのをクルクル回すことでシャフトピンを押し出します。

ちなみにシャフトピンは両端で太さが違うので、外す時は細い方から。戻す時は太い方から押し出します。

ちゃんと抜いたピンが落ちないように受け部があります。

無事に外れました(^^)

これでベアリング抜けるかな、と思いきや次なる難関が。

Eリングです。

写真を撮りそこなったのでさっきの写真でいうと、ここにあります。

これを外すのが今回の作業で最大の難関です。

たいしたことないですけど(^^)

押し出すだけなんですけど、いかに傷つけずに、

リングを曲げずに外すことができるか。

いかに外したリングを飛ばして紛失しないようにするか。

ヘッジホッグさんのサイトで紹介されていたとおり、こんな風に飛散防止として囲いを作って、爪楊枝を二本使って押し出しました。

この写真は外した後で撮ったのでリングないです^^;

ふう。

確かに鉄の工具でやると色々傷つけそうです。

あとはもう外して交換するだけ。

ベアリングのすぐ下に薄い柔そうなワッシャーが一つあるので紛失要注意です。だいたいベアリングにくっついてます。

外すとスプリングがあります。

スプリングは交換しないのでそのままですが、もしスプリング外す時はそのスプリングの下にもワッシャーがあるので気をつけてください。

今回はラジコンショップの通販でミネベアのベアリングを購入しました。

1150ということで、外形11mm 内径5mm、厚さ4mmのものです。

ワッシャーを忘れずに通してからベアリングを装着。

そしてまたEリングの装着。ここも難関ポイント。

シャフトに溝があるのでここに指やらピンセットやら使って軽くはめ込み、爪楊枝でうまく押し込みます。

押し込む時に誤って飛散させないよう要注意です。

これができたらもうあとは簡単。

ベアリングリムーバーを使ってシャフトピンを戻します。

指やらピンセットやらで細い方から軽く押し込み、

ベアリングリムーバーで太い方から押し込んで、両側が均等になるまでゆっくりと十字レンチっぽいのを回して押し込みます。

これで完成。

あとは装着して回転を確かめると、

おお、無音。

昨日の交換したスプールと遜色ありません(^^)

作業時間的には1時間もかからない単純な作業ですが、リングの紛失にはくれぐれもご注意ください。

あ、今回入手したベアリング、本来なら使う前に脱脂とか注油とかする方がいいらしいんですけど、自分だと失敗しそうなのでそのまま使いました。

ちなみに。

交換した古いベアリングに、パーツクリーナー吹き付けたらこんなに汚れと金属粉？が。

これがいわゆる脱脂というやつですが、これでこのベアリングも再利用できないかな、と期待したんだけど、乾かして装着してみたら余計にガリガリいってますのでダメそう(TT)