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時合いの読み方

  • ジャンル:釣行記
始発の電車に揺られ目につく乗客は、早起きの学生に、目蓋と両肩が重そうなサラリーマン。
社会が7分開きのアンチャンに、止め忘れたアラームを慌てて止める客。
やたら綺麗な肌。それを掻き立てる髪と服を着飾ったチャンネーからはアルコールの美醜(微臭)がする。笑
あの芸術的なRの先には身を潜めるには丁度良い熟れた海草と、絶妙な突起物がきっとあって、その下に身を潜めるのは鱸と''魔物''であろう。
っと頭の中は鱸でいっぱいである。笑

回り動めく世間と自分の釣り、周囲の状況を照らし合わせながらの通勤も良いものだ。笑
こーやって毎日見てる景色の中を、いつもと違う色。
角度を変えると、変わる色。
その日の気分で景色が違って見えちゃうんだから、人間は面白い。


■地合いは足元が濡れる頃■

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''白浜と見高の御山の間に三角が見えたら瀬がある''

''銀水の光が消えたら○○時、釣れる頃''

''丸石と鳥居を結んだ線の下から砂地に変わる''

故、親戚が残した名言。
超がつく釣り師の言葉である。
当時、Googleマップもなければ今みたいに携帯でタイドグラフを見れる時代ではない頃。
どのように地形を把握し、流れを網羅し、海を知ったか!のヒントはここに隠されている。
徹底的に通い込み、歌のように仕上げられた東伊豆・稲取の地形ノートは、Googleマップよりも詳しい。
釣り人目線だからよりわかりやすいし、こういう本、欲しい。笑

僕の釣りはこんなアナログなやり方で時合いを読む事がほとんど。
潮位何センチ?っと聞かれてもだいたいでしか覚えていない。笑
携帯のタイドグラフはあくまで目安。
釣りは現場主義。
もし携帯の充電切れたら、あなたならどう潮を読みますか?
新月の真っ暗闇河川では、なにを目印に目的の立ち位置に立つのか?
暗闇に慣れた目を殺さないよう、俺はほとんど携帯を見ない。
石や瀬のヨレ具合で流れの馬力を予想し、回りの景色をよく観察する。
潮が下がると音が出る流れなどを目印に、立ち位置や前後の位置を日中と細かく揃えたり、夜の感覚が良かった立ち位置や流し方など、回りの景色と照らし合わせて記憶しておく。

今通うシャロー河川は、ウェーディングの必要が無い2級河川。
下げ潮で足元の岩が見え隠れする頃、良いタイミングである。
流れのメリハリがはっきりした性格のこの川の今は、岩が見え隠れして、その流れがスーッと落ち着いた時、鱸が飛び上がっているようである。
ほぼ海だけど立つ岩に蛎殻は少ない。
流れは出るが、ボトムは泥底。
浅いけど、細かいチャンネルが走り、小さな凹みに鱸が付く。
潮位が高ければヒラスズキが反応し、潮が引けば引くほどマルスズキが反応する傾向にあり、派手に水柱を上げるのはマルスズキの方が多いように思う。

■川ヒラスズキ■

地元の仲間が、此方へ越してきた。
そんな彼と10数年ぶりに振った。
新婚で夜は忙しいだろうけど、今夜は俺からの甘い誘い乗せられて、釣り竿を振ってもらった。笑

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※ヒラスズキは仲間の初キャッチ物。おめでとう

ここ2日、鱸から音信不通だったが、彼を歓迎するかのようにピカピカのヒラスズキが顔を出してくれた。
湾内の河川なのに、ヒラスズキが混じる海。
その体高は素晴らしい美しさ。
大隅半島の少ないネオンがキラキラ見え、手の感覚が無くなり空気が乾燥してきた夜、この釣りは面白くなってくるような気がする。
外洋の河川では当たり前だった川ヒラスズキだが、湾内でも追いかければまだ見えてくる世界がありそうな事を物語る改心の一撃。
日ムラはあるが、ベイトが多い。
だから次の1投を期待できる。
このヒラスズキがマルスズキに変わる時、どんな変化と景色を見せてくれるかな?

あの花が香る頃、この釣り。
ススキの瀬が伸びた頃、この釣り。
蝉が鳴く頃、この釣り。
など自然と釣りを照らし合わせながら釣りをする事は面白い。
毎年花が咲くタイミングも少しずつ変わってくるし、こんな思考で海を見れる釣り師はその年の状況がよく見えてる方だと思う。


''今日はマルスズキの匂いがする''

''今日はボラが多い臭い''

''今日は淡水の匂いが強い''

そんな風になったら、いよいよ友達がいなくなりそうである。笑

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