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川端浩二

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守破離での釣りを考える











ポイント開拓、ルアー選択、流し方、アクション等、あらゆるファクターを現場に合わせ自分なりのパターンとして作り上げました。

何千時間と釣れない時間を経験し、それなりのパターンを確立でき、少しは釣れるようになってきた。
それでも現状の自分より一匹でも多く釣りたいし、もっと面白い釣りをしたいし、良い釣りをしたい。もっと釣りが上手くなりたい。


一歩成長するための考え方として、「守破離」という言葉があります。

「守」は師や各流派の教えを守り精進して身に着ける。
 
「破」は今まで学んで身に着けた教えから一歩進めて他流の教え、技を取り入れ師から教えられたものに拘らずに発展させる。

「離」とは破からさらに修行して守にとらわれず、破も意識せず、独自のモノを生みより高い次元に成長、発展することです。
 
僕の場合は独学だったので師を持った事がありません。 
ある意味で、過去の自分が師になります。 





守破離は茶道、武道、芸術等の教えですが、それ以外でも仕事、趣味、全てに当てはまります。

守破離を釣りに置き換えます。
ある一つのパターンを例にすると、この時間(時期)、この場所は、このルアーで、ココを流すと釣れる。
これが今まで教えてもらった、あるいは学んだパターンだとします。

そこで一つの疑問を投げかけます。

本当にそのパターンだけなのか? 

ほかにいい釣り方、方法はないのか? 

”疑問を持つ"この概念が一歩成長する上で極めて重要だと思います。
教えから学んだ事を守り、熟知した上で基礎から応用し発展させる。 
自分の釣りを、もっと楽しく、もっと満足できる方法を独自に作っていく。
 

ジョイクロと言ったビックベイトを使用した釣りは、マッチザベイトとは決して言えない。( 落鮎やコノシロは別として)
5~10cmの稚鮎だけど140~230mmのジョイクロで釣れた。 

これらは今までのマッチザベイトを理想とする基本を破った釣りで”面白い”と感じると思います。
(ジョイクロは釣ることより操作する喜びだったり、意外なバイトの出方で楽しさを感じたりするかもしれませんが) 




僕は視界に入るシャロー帯に集まる稚鮎のサイズが5〜10cmだったので、これまで清流鱸はマッチザベイトを基本概念として7~9cmの小型ミノーを多用してきました。
 
それを一つのパターンとして構築し、釣れました。 
だけど疑問に感じていたことがあった。 

fimoを見ると同じホーム、似た清流域で12cm以上の大型ミノー、ビックベイトを使用して釣っている人がいます。
しかもいいサイズを。
義ましい。。。(ヌ○イさん、○キミヤさん達)

ここに破の概念がありました。

だったらこれまで作り上げた「守」から「破」に進め、成長、発展させようと。 (もちろん、これまで作り上げたパターンは引き出しの一つです)

これまで得た流し方、トレースコースを基本に大型ミノーに変更し結果的に何本か釣れました。


ルアー:Blooowin!140S

めちゃくちゃ嬉しい〜。
引出が増えたことが最高に嬉しい。 

大型ミノーでしか演出できないことの引き出しが増え可能性が広げられます。 

さらに確信を持って投げれる出来事がありました。 
ナイトゲームではシャローにベイトが集まりやすく、そこに見える稚鮎は5〜10cm。 
鱸はこれを喰っているはずだからルアーも小型を選択する。 
これも正解ですが、事実は少し違いました。

きっかけは偶然。 
流芯に近い水深のある瀬でルアーが引っ掛かり、安全に注意した上でルアーを取りに行った。
大きな沈み石にフックが掛かっているなぁと見ると、岩の影に15〜20cmの鮎が身を隠してました。
何匹も。 これが盲点でした。 

目に付きやすいシャローに居る稚鮎は5〜10㎝。 
だけど水深のある瀬の中には体力のある15〜20cmの大きな鮎が居る。 
これが本当の真実でした。

シャローに居るべイトだけで全体のべイトはコレだっ!って決めつけていたのです。

シャローエリアに居るべイト、ディープエリアに居るべイトを明確に区別して総合的に判断しなければいけませんでした。

その事実から推測すると大型のべイトを強く意識した鱸が居てもおかしくない。

ミノーを百回投げても喰わずに、バイブを投げたら一発だった。
よくある出来事です。 

何故なら鱸は捕食ターゲットを選んでいるのでレンジ、波動、サイズ等によって反応が全く異なります。

この事実を知っていたら、この引き出しがあれば、もっと釣れていたかもしれません。

ああ、あの時に戻りたい。。

少し逸れましたが、これまでの清流鱸の型から守破離を意識して釣りを変化させました。

ミノーイングを基本とした釣りからビックミノー、シンキングペンシル等、これまで自分の過去には無かったスタイルです。 



新しいパターンで釣る一本は、めちやくちや嬉しい。
何より楽しいです。 

「守破離」

独自のスタイルを作り上げると満足度も高く、今までと違った目線で物事が掴め、もっと楽しくなるかもしれません。

ポイント開拓、ルアー選択。タックル選択、仕事、教育、Hな事、あんな事やこんな事、全てにおいて応用が可能です。

もう一歩成長したい、違う楽しみを見つけたいと感じた場合、守破離の考え方は成長の鍵となる一つの思想だと思います。
 



 

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