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藤沢 周郷

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【初心者講習】3時限目 スナップとリング



先日、ある方のブログで、色々質問とお叱り?があったようで、
モニター達・・いや、正臣に、「そのへんどーなんすか?」
的な感じで、言われましてですね・・・

ん?主語が無い?


そうですね、ERDA86の新色について、少しお問い合わせと言うか、
意見があったとの事での話です。

あとは、スナップとリング。そういう話ですね。


一つ一つ、お話ししていきます。

まず最初に、スナップリングのお話から行きましょうか。


ソルトアングラー?がなのか、初心者の方だからなのか?
少しわかりませんが、
巷でスナップとリングの装着理由が分かっていない方が
非常に多いという所。


そもそもの話から、お話し致します。

「ルアーと言うのは、どこを支点にして動くのか?」


そうです、「ラインアイ」一番前の糸を結ぶアイの、
糸があたる接点を中心に動こうとしますね。








ここに、直接糸を結んでしまうと、動きに自由度が無くなってしまい、
「基本」ミノーなどーは、動きを止めてしまい、暴れまくって、動かないものが多くなります。


では、写真のように「リング」付きで売っているものは、どうしたらいいのか?


ここが非常によく言われる部分です。


かなり昔から、日本のルアーには「スプリットリング」が装着されています。

Bassルアーでは当たり前の事。
そういったレベルの話です。

なぜそうなったのか?
昔は、PEラインなんて使用する事がほぼ無かったからと言う事です

基本は、ナイロンライン・フロロラインの直巻きが多い時代。


今現在も、Bassではそのスタイルが多いはずで、
ベイトリールなどは、現在でもPEよりもトラブルの少ない、
ナイロンとフロロを使用する人のが多いはずです。

その、直巻きの人の為に「日本人の親切心」でリングを装着したわけでしょう。



釣り行く前に、「ルアーを買ったはいいが、直で繋げたら、動かない!」



こんな人が多かったんですよ。



そういう流れで、リング装着されている訳です。



ここから問題です。

「リング付いてる上から、スナップ付けて良いのか???」



そうなんですよね。。。

ここは、Bassルアーでは、ほぼあり得ない論争なんですよ・・・

なぜかというと、ルアー製作の上で、リングと言う、ルアーとは関係の無い部品を中心とした動きを作るというのは
今までに考えてなかったという部分。


今までの基本は、やはり、スナップを使うのであれば
リング装着ルアーは、「リングをはずす」これが基本です。


かの、村田基さんも、20年以上も前から口を酸っぱくして
叫んでおられる事です。


Bassアングラーであれば、きっとこれは当たり前の事だと、
分かっている事なんですよね。。。


しかし、日本のソルト業界では、また別の道を作ろうとしている傾向があります。

うちの「スーサン」などは代表的な、「リングとスナップ」装着しないと
ベストな状態ではないというタイプ。


自分としては、同じメーカーですし、実際、困惑する事例です・・・
思いもしなかった事でしたから、当時「これで良いのか本当に?」と
工場に問い合わせる場面もあったぐらいです。


しかし、ルアー発案者の意向と言う事であれば、
僕の口出す部分ではない。
そういう事で、「スーサン」が世に出て行きました。


では、リングとスナップ同時使用では、どのような事が起こるのかを
説明しましょう。



ルアーの関節は基本一つとして考えます。

■接点が直結の場合

ルアー本来の、ロールやウォブリングなどを起こす前に、
接点が直結にした為、ロックされ自由が無くなり、暴れたおし
ミノーとしては全く役に立たないものとなる事が多くなる。

*例外として、TOPプラグやシンペン(YoreYore)などは、
無理にロックさせ、頭の振り幅を抑えて、
わざと水押し水流を起こしアピールさせるという場合もある。


■接点が一つ(ルアーのアイとスナップの接点)

コレであれば、ルアー本来の持つポテンシャルを、十分に発揮できる
フリーな状態になるという事です。
ほぼ、世界中にあるルアーはこのパターンが主流。

*ベイトキャストリールやナイロン直巻きスピニングなどは
ラインの劣化や、キズを軽減させるために、随時ラインを切り直し
結び換えれるように、「スプリットリング」をルアーに装着させ、
手返しの速さとライン傷でのラインブレイク対策として、リングへの直結を推奨したのかと。


■接点が二つ~以上(リングにスナップ装着など)

ルアー本来の動きである、ロールや特にウォブリングやS字蛇行などが、
関節が増える事により、接点はなめらかになり、動かなくなる場合が多いです。
理由は、ラインによるルアーへの強引な誘導が無くなり、
より水圧への対応が、抑え込まれる事になります。
私で言う所の「水避け」が多くなる。

とくに、微妙なルアーバランス(水押しなど)を出したものは、この事で「死」となります。
たとえば「ERDA86」はスプリットリング備え付けではありますが、
スナップを使用する場合、必ず「リングは外してください」



では、リングにスナップを付けた場合のメリットとデメリットは?


○メリットは
動き過ぎるルアーに対し、抑制力を持ちます。
たとえば、激しいウォブリングのルアーを抑えたい場合や、
ロールピッチを早くしたい場合などには効果的な手段だと言えます。

×デメリットは
関節を増やす事で、先にあげた事項と、本来アクション相殺、
それに伴う、キャスト時やトゥイッチ&ジャークに起こるエビなどのトラブル増加など。



ユーザーの皆さんには、非常に困惑させてしまう部分で
非常に申し訳ないとは思うのですが、
やはり、基本は関節一つが「世界基準」だと思いますので、
先ずそこから、使用して頂く事をお勧めしたいです。

しかし、YoreYoreや、スーサンなど、
「オススメ」といった、部分の調整方法としては、
あくまでも、チューニングとして認識して頂いた方が、
ユーザー様のアングラーレベル向上として、
良いのではないかと思っています。


ちなみに自分は、スーサンのリング、基本すべて外して使用しています。
例外として、流れのあるエリアや、波立つ場所など・・・
そういうエリアの時「まさっちチューン」を使用していますよ。

なぜかは、書きません。

ここは聞くより見て頂くと良いかもですね。


長くなりましたが、次にこの事を踏まえて、
スナップ形状の賛否両論について。

コレに関しては、個人の好みレベルと言える部分です。

ただし!

「使いやすいから」だけで処理して良いものか?

そうです、先にあげた「水押し」「水避け」の部分ですね。

スナップの種類で・・・ハッキリ言います


全然変わってきます。


どうだろうか・・・8割以上の方が知らないのではないかと。。
先日、冷音のテスト中の事で。。。モニター達の意見を聞き
そこで、気が付き、事態ににゾッとしました。。


ちなみにですが、自分はバレーヒルのお世話になる前から、
ミノータイプのルアーは「クロスロックタイプ」「Vの字」を使用しています。

ジグなどは、以前手抜きしていた時は「ワイドタイプ」と言うのかな?
すこし「Uの字」の物ですね。


TOPプラグも、超早いドックウォークは直結で、

少しスロー気味にスライド幅を出したいときや、
ダイブを起こしたいときは
スプリットリングかUの字スナップ。


まちがっても・・・「使いやすいから」というだけだと・・・
下手すりゃ・・釣果にかかわってくることだってあるのです。


持論でよく言う「水押し」がこの部分で大きくかかわるんですよ。


接点が狭ければ、ルアーの動きを封じる事が出来る。
=水押しが多くなる、クイックなアクション伝達が可能

接点が広ければ(大きければ)ルアーの動く幅が大きくなる
=水押しが減る事と共に、ヒラウチやワンテンポ遅らせるアクションが可能
(自分のテンポが合わない日などはこれを使ってアワセル事もある)



形によって、善し悪しが必ずあるという事をお忘れなく。


上記の理由で、自分のメインスナップは
「クロスロック」となっています。

だって、「水押し理論」推奨してる人間ですからネw



というわけで、スナップとリングのお話しはこれにておしまいです。




最後に、カラーについてお書きします。

ERDAの新色でお叱り頂いてるようなのでwww
そりゃね、何も考えずに、出す馬鹿いませんて^^;

ほんとうは、個人で「なるほど!!」「これか??」的な事を
見出してくれると嬉しいなと言うか、藤沢IZMを見つけたぜ!
的な楽しみって言うのかな。・。。。。

そういう遊びで、SWアングラーの上達向上になったらなって思うんですけどね。。

教えて貰っちゃうと、そこまでなんですよ。。。


「みつけた!」と「教えて貰った」とでは・・・・


魚で言う、「釣った」と「釣れた」の差ぐらいあるんじゃないかなって・・・


だから、絶対的な自信のある「動きと」「カラー」をだし、
あとは、カラーによる、使い方やマル秘を探して頂ければ、

「釣った!」という感動と実績がユーザー様の
本当のLvUPになるのかなって。


FFやDQなんかも、攻略本読んでやったやつと、
ダンジョンの片方の壁一個一個触りながら、
地図書いて攻略したやつとでは、
やっぱり内容違ってくるでしょ・・・


ルアーは・・というか、釣りって、そういうもんじゃないんカナぁ。。。


釣りって、永遠のロールプレイングゲームだと。。

その中での僕らの役割は「街の武器商人やヒント与えるおっさん」であると・・

べつに、だんまり込んでるわけじゃないですよ。。


「へんじがないどうやら・・ただのしかばねのようだ・・・」

そんなことするつもりは無いです。



ただ、もし本気で邪道ルアーを愛してくれるのであれば、
色々、使用して観察して頂き、それでも「だめだあああああ」


いきぬつ おかいか もこここ
ねつのき こでわわ あわひえ




と、一度死んでいただいて・・・・復活の呪文で立ち上がった後に

会いに来て下さい((*´Д`)ノ.:。:*



そのルアーの・・・「ロトの剣」に近づくヒントはお出しします。




今回のERDA新色で例を上げれば

ばっちばち

それっぽい色だけ?違います。。。
バチの動き???違います。。。

「バチの浮遊と上昇、そしてシルエットと誤認」

ERDAにしか出来ない、リトリーブでのバイト方法でカラーを塗りました。

ただ、イワシなど、基本カラーに関しては
普通ですよ。みんな好きでしょw


おかしなものに関しては、それなりに考えて作った物です。


・・・・・・・


おかしなものいうなあああ!!!




何度も言ってますが、カラーは動きの次でしかない。
カラー依存は「釣果減少」になる可能性もある。


考え過ぎず、ナチュラルに。。。。

フィーリングが一番大事で、そこから考えてみましょ。



以上です。

長文お付き合いありがとうございました。




最後に・・・
あくまでも!持論ですからね!!ww

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